ベランダ防水工事・補修|価格相場と使用すべき防水材を徹底調査

ベランダ防水工事・補修の価格相場と使用すべき防水材について

マンション・一軒家問わずに、ベランダが設置されているお宅は多いかと思います。そんな普段は何となく出ているベランダも、実は放っておくと浸水などのトラブルに見舞われやすい場所でもあります。ベランダはほぼ平らに作られていますので、水がたまりやすく、住み始めて数年でひび割れができてしまった、ということも珍しくはありません。そのようなベランダは、防水工事や補修が必要になるのです。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・「塗布されていた防水コートが剥がれた」「表面に亀裂が入っている」などの症状がある場合には、すぐにベランダ防水工事をするのがおすすめ
・ベランダ防水工事の工法は、主に「FRP防水」「ウレタン塗膜防水工法」「シート防水」「アスファルト防水」の4つ
・ベランダ防水工事・補修にかかる費用の価格相場は、5,000~8,000円

ベランダ防水工事が必要になる時期と目安について

お住いのご自宅にベランダがついていても普段から注意深くその様子をチェックしているという方はあまり多くはないかと思います。しかし何年もベランダのメンテナンスをすることなく放っておくと、階下の部屋に浸水する恐れもあるのです。

特にベランダは、先述した通りほぼ平らに作られているため、多少の勾配で水が流れるにしても雨水などがたまってしまうことはよくあります。そうして水たまりができてしまうと、階下への雨漏りの原因にもなります。

また、家の中のほかの場所と同じように、ベランダも月日が経つことでどうしても劣化していきます。具体的にあげると、塗布されていた防水コートがはがれてしまったり、表面に亀裂が入ってしまうなどの症状があります。

さらに、ベランダは新築から数年経っただけでも場合によっては劣化がみられます。上記のような症状がみられた場合は速やかにベランダの防水工事・補修を行う必要があるほか、定期的にベランダの塗装のメンテナンスなどは行う必要があるのです。

ベランダ防水工事の主な工法をご紹介

ベランダ防水工事は専用の防水シートを設置するほか、防水材を塗布するという方法もあります。その場合の工事方法を防水工法と呼び、専門の業者でしか使用できない防水材も多く使用されます。続いては、その防水工法の種類・特徴についてご紹介しましょう。

高硬度を誇るFRP防水

まず繊維強化プラスチック(FRP)を原材料としている防水材である、FRP防水についてご紹介しましょう。こちらは、かなり硬度も高く、丈夫な作りとなります。FRPの特徴として、丈夫なことはもちろん様々な着色が可能なことや、いろいろな形に形成できることがあります。したがって、使い勝手もよく、用途のアレンジも可能な防水材でもあるのです。

また、どんな下地材でもピッタリと付着することができるため、継ぎ目のない防水層を形成することができます。作られる防水層も丈夫で、長時間維持もされます。また、衝撃や摩擦にも強いため、自動車のボディパーツやバスタブなどにも使用されている素材でもあります。

FRP防水を施工したベランダの場合、5~7年を目安にトップコートを塗り替える必要があります。しかしどうしても、ひび割れであったり塗膜がめくれたりしてしまった場合は、トップコートの塗り替えではなくしっかりとベランダの下地工事が必要となります。

どんな場所でも施工可能なウレタン塗膜防水工法(ウレタン防水)

ウレタン塗膜防水工法(ウレタン防水)とは、液状のウレタン樹脂を塗りつけることで防水加工を施す工法のことをいいます。塗布されたウレタン樹脂はその後硬化することで、丈夫な防水層を作り上げることができるのです。

ウレタン防水の大きな特徴としては、施工場所を選ばずに防水加工が可能な点にあります。例えば複雑な形状のベランダでも施工は可能ですし、その場合も継ぎ目のないきれいで丈夫な防水層の形成が可能となります。

ウレタン防水の場合は、5年を目安にトップコートの塗り替えを行う必要があります。そうすることで、最長15年ほど防水層がもつこともあります。しかしこちらも状況によっては、15年ほどたったら下地工事を行う必要も出てきますので、その場合は業者の方に依頼してみてください。

また、ウレタン防水はコンクリート床にも対応可能です。その場合、コンクリート床にウレタン塗料をフィットさせるために通期緩衝材を貼りつけ、下地からの膨れなどを防ぐことが必要となります。こうすることで、防水層の保持が可能です。

耐候性に優れているシート防水

シート防水とは、シート状になっている防水材を使用して、ベランダを覆う工法のことをいいます。防水材は塩化ビニールであったり、ゴム材であったりしますが、この場合、どうしても継ぎ目が出てしまうこともあります。

しかし、シート自体は伸縮性があるものなので、ベランダの収縮にフィットした防水加工が可能となります。防水シートは防水材の中でも耐候性に優れているほか、施工性も優れているので、工事自体も簡単です。

シート防水は、きちんと定期的にメンテナンスを行うことで最長15年ほどもつこともあります。しかし途中で防水シートの劣化がひどい場合などは、新しく防水シートの貼り替えが必要となります。

耐久性に優れているアスファルト防水

現在は、マンションなどの広いベランダでの防水加工で多く使用されているのがアスファルト防水工法です。こちらはアスファルトを溶接させることで、速やかに防水層を作りだすことができるほか、防水層自体が耐久性に優れていることが特徴としてあげられます。

しかしアスファルト防水加工の場合、下地の具合によって施工日数や費用がかさむこともありますので、あらかじめ業者の方に下地の補修を依頼しておくことをおすすめします。

ベランダ防水工事・補修にかかる費用の価格相場をご紹介

それでは実際に、ベランダ防水工事・補修にかかる費用についてご紹介していきましょう。一般的な価格相場としては、5,000~8,000円となっていますが、もちろん施工方法によって費用は変動します。

例えばアスファルト防水であれば、他の工法と比べて高額になりやすいですし、施工日数も増えることもあります。

まとめ

いかがでしたか?ベランダの防水工事をしておかないと、家自体の寿命を狭める原因にもなります。長く我が家を住みやすくするためにも、ぜひベランダの防水工事・補修を検討してみてください。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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