石膏ボードに穴が開いた場合の対処法|直し方や費用目安を紹介

石膏ボードに穴が開いた場合の対処法|直し方や費用目安を紹介

室内の壁に穴を開けてしまったことはありますか?一般的に、室内の壁は石膏ボードという素材でできていることが多く、石膏ボードは横からの衝撃に弱いので、意外とあっさり穴が開いてしまうことがあるのです。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・自宅の壁が何でできているかを調べる方法は、「ノックしてみる」「ピンや針を刺してみる」「コンセントカバーを外してみる」の3つ
・石膏ボードの壁の穴の直し方は、「DIYで壁の穴を直す」「業者に依頼する」のいずれか
・業者に石膏ボードの修理を依頼した場合にかかる費用は、2.1万円~3.8万円

自宅の壁は何でできている?

見た目に、木材であるとか、砂壁や漆喰である場合はすぐにわかると思いますが、壁紙クロスを張っていたりすると、パッと見は何でできているかが分からないことがあります。

1. ノックしてみる

ご自宅の壁が何でできているかを簡単に調べる方法は、まずは、コンコンとノックしてみることです。「コンコン」と軽く乾いたような音がする時は、ほぼ石膏ボードでできていると思って良いでしょう。「ゴンゴン」と重く鈍い音がする場合は、コンクリートの可能性が高いと言えます。

この方法で、下地の場所を探すことも可能です。壁に重いものを取り付けたい場合は、下地部分に固定することで、安全に取り付けが可能になります。

2. ピンや針を刺してみる

ピンや針を刺してみるという方法も、簡単に調べることができます。壁に細いピンや針を刺して、刺さった場合、抜いた後にピンや針の先端に白い粉がついていれば、高確率で石膏ボードであると言えます。コンクリート壁の場合は、ピンが刺さりませんし、ベニア板などの木材であれば白い粉はつきません。

3. コンセントカバーを外してみる

壁材を調べたい壁にコンセントが設置してあれば、コンセントカバーを外して、壁の中を確認する方法もあります。

念のためブレーカーを落としてから、コンセントカバーのネジを外し、そっとコンセントカバーを外して中を見ます。壁の断面を触ってみて白い粉がつけば、石膏ボードであると判断できます。

壁に穴が開きやすい壁材は?

壁に穴が開きやすいということは、それだけ衝撃に弱いということですが、例えば、コンクリートや木材に何かボールなどをぶつけても、そう簡単に穴が開いたりしません。壁に穴が開きやすい壁材として、「石膏ボード」と呼ばれる住宅建材が挙げられます。

石膏ボードとは?

石膏ボードは、安価で作ることができ、取扱いも簡単なので、最も一般的に住宅建材として使われることの多い素材です。

厚みは10mm~12mm程度で軽量、断熱性、耐火性、遮音性にも優れていますが、点の力に弱い点がデメリットと言えます。例えば、ネジやビスを打とうと思っても石膏がくずれて、しっかり固定することができなかったり、グーパンチをした場合や、素振りをしたバットが当たってしまった場合などに穴が開きやすい素材でもあるのです。(壁でストレス発散したり、室内で素振りはやめておきましょう…)

とはいえ、石膏ボードは一般的な壁材として多く使われている素材でもあるので、最近では、石膏ボード用のウォールシェルフやアンカーなどが販売されており、これらを使うことにより、石膏ボードにも棚やポスターフレームなどを取り付けられるようになりました。

石膏ボードの壁の穴の直し方

では、事故または過失によって、石膏ボードの壁に穴が開いてしまった場合はどうすればよいのでしょうか?壁の穴の直し方を見てみましょう。

1. DIYで壁の穴を直す!

小さな壁の穴であれば、パテで下地を埋めて、その部分のみ壁紙クロスを張り直すという方法が一般的です。ホームセンターなどで、壁の穴を修理するキットが販売されていますので、DIYで簡単に修理することも可能です。

壁紙クロスは、同じ種類でも、ロットの違いによって、また、時間と共に変色してくるため、色が合わないことが多々あります。部分的に色が合っていないと意外と目立つため、その場合は、天井から幅木までの壁紙クロスを張り替えることになります。

壁の穴の直し方手順

1. 壁穴修理キットや道具を用意する
2. 壁穴周りの壁紙クロスに、壁穴より10cm程度大き目にカッターで切り込みを入れ、はがす
3. 壁穴部分をパテで埋める
4. パテが乾いたら、壁紙クロスを張って完成

2. 業者に依頼する

大きな壁の穴であったり、複数穴が開いてしまった場合は、DIYで直せないこともありませんが、作業の難易度が上がります。部分的な修理では対応できず、石膏ボード自体の張替えが必要になったり、対象となる壁全体の壁紙クロスを張り替える作業が出てくる可能性があるからです。

壁紙クロスは、なかなか同じ商品を見つけることが難しく、また、同じ壁紙クロスが見つかったとしても、日焼けや劣化などで現状のものと色が異なる場合があります。多くの場合、現状と張り直した部分の色や質感が違ってしまいます。壁の穴を直したものの、逆に直した跡が目立ってしまう、ということも少なくありません。

壁の穴を業者さんに直してもらった場合、気になる費用ですが、壁の穴の大きさ、部分修理か全体修理かなど現状によって変わります。家仲間コムでの最多価格帯は2.1万円~3.8万円となっていますが、数社から見積もりをとり、費用の相談をしましょう。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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