浴室・お風呂塗装のメリットと注意点|リフォーム費用の価格相場とは
編集者:大永 和弘
最終更新日:2022年10月16日
浴室・お風呂のリフォームと言われると、ひび割れの補修や修理、ユニットバスの交換、浴槽の交換などが思い浮かぶと思いますが、「浴室の塗装」というのはあまり知られていないかもしれません。浴室・お風呂の塗装はリフォームを行うことでまるで新品の浴室のような輝きを再現することができます。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。
POINT この記事のポイント
・浴室・お風呂を塗装することのメリットは、「新品を導入したかのような美しさを再現できる」「浴室を入れ替えるよりも安価で済む」「工事日数が少ない」の3点
・浴室・お風呂を塗装することのデメリットは、「浴槽がステンレス製の場合は塗料が付着しにくい」「塗装の範疇にないことはできない」の2点
・浴室・お風呂塗装にかかる費用の価格相場は、およそ3~9万円程度
目次 [ 表示 ]
浴室・お風呂を塗装することの3つのメリット
現在、浴室塗装を行っている業者は比較的少ないと言われています。これには、浴室塗装は技術習得に時間がかかるほか、浴室の塗装の需要が少ないことも影響しているのかもしれません。しかし浴室を塗装することで、いろいろなメリットを得ることができるのも確かです。まずは、そのメリットを3つ紹介していきましょう。
1. 新品を導入したかのような美しさを再現
プロが施した浴室塗装は、仕上がりがかなり違います。まるで新品のような輝く浴室に、驚く人も多いかもしれません。浴室は常に水を使う場所だからこそ、使い続けることで水垢やカビなどが発生しやすく、汚れも目立ちやすくなりますよね。
そんな汚れが目立っている浴室でも、浴室塗装を行うだけで見違えるようにきれいに変貌を遂げますよ。
2. 浴室を入れ替えるよりも安価
浴室をきれいにしたい、そう考える人は多いかと思います。その場合、浴室全体を入れ替えるというリフォームも解決策として挙がるかと思いますが、浴室全体を入れ替えるとなると気になるのが費用ですよね。
浴室を入れ替える場合、工事にかかる費用は安価でも50万円、場合によっては100万円を超えるケースもあるので、家計に大ダメージを与えてしまう可能性も高くなります。
一方で、浴室塗装ならば、新しく商品を購入することもないので、浴室の入れ替えよりもかなり安価で済むこともメリットとして挙げられます。価格相場は後でまたご紹介しますが、比率的にはおよそ5分の1~2分の1にまで抑えることができるので、家計も大助かりですね。
3. 工事日数も少ない
リフォームする際、工事日数は意外と気になるところですよね。特に浴室を工事してもらう場合、工事中はお風呂に入ることができないので、できるだけ少ない日数で済ませたいという人は多いかと思います。
浴室を入れ替える場合は、短くて2日、長引くと1週間の工事が必要になるケースもあります。それに対して、浴室塗装の場合は1~3日で工事が済むことが多いので、できるだけ工事を長引かせたくない人には最適だと思います。
浴室・お風呂を塗装する際の注意点
ここまで浴室・お風呂の塗装をする際に得られるメリットについて見てきましたが、実は浴室塗装をする際には気を付けておきたい注意点もあります。それぞれ見ていきましょう。
1. 塗装に最適なのはユニットバス
浴室を塗装する場合、最も適しているのはFRP(繊維強化プラスティック)製のユニットバスであると言われています。と言いますのも、ユニットバスの浴槽はもともと塗装されているものであるうえ、その下地の材質となっているFRPは頑丈にできているので、通常は再利用が可能です。
例えば浴槽が汚れてしまったり、傷ができてしまったりしても、表面に手を加えることで何の問題もなく利用できるのです。
一方で、浴槽がステンレス製の場合は注意が必要です。ステンレスは見た目はつるつるとしているので、塗装しやすいように見えますが、実は塗料が付着しにくいと言われています。そのため、業者の中にはステンレス製の浴槽を苦手とするところもあるようです。
2. 塗装の範疇にないことはできない
たとえば浴槽の位置や大きさを変えたかったり、浴室に便利な機能を付けたかったりなど、元ある浴室の作り自体をリフォームしたい場合は塗装だけでは追いつきません。
浴室塗装はあくまで元ある浴室を塗装するリフォームなので、それ以外の工事を必要とするのなら、浴室を入れ替えるなどの別の方法を考えた方が良いでしょう。
自分でもできる?浴室・お風呂の塗装について
浴室・お風呂の塗装は、DIYとして自分で施工する人も多く見られます。なかには、自身の体験談や動画などをあげている人もいるので、それらを参考にして行ってみても良いかもしれません。大体のリフォームの流れについては以下の通りになります。
1.カビや油分、ごみなどを丁寧に取り除きます。ひび割れや穴がある場合は、塗装用のパテを埋め込んでから乾燥させ、平らにならしておきましょう。
2.塗装する部分の周囲を、古新聞やマスキングテープを使ったカバーしておきましょう。塗料がついたまま乾いてしまうと、なかなか落ちないので注意が必要です。
3.下地処理剤を使って表面を加工します。
4.下塗りをしたのち、塗料を塗っていきましょう。狭いところや入り組んだところは小さなハケで、広いところはローラーや大きなハケを使うようにします。
5.1日置いてもう一度塗料を塗りましょう。浴槽は1日たてば使えますが、完全に硬化するまで1カ月はかかります。
一方で、素人が塗装することで逆にトラブルを引き起こすことも十分にあります。先述したように、浴室の塗装は長年の技術を必要としますし、プロだからこそできる工夫や方法、工具などもあるのです。したがって、できるだけ業者の方に依頼することをおすすめします。
浴室・お風呂塗装にかかる費用の価格相場とは
それでは最後に、浴室・お風呂の塗装にかかる費用について見ていきましょう。先述したように、浴室の塗装は浴室の入れ替えに比べてかなり安価で済むことがほとんどです。具体的な価格相場は3~9万円といえます。
また、業者の方に浴槽の塗装を依頼する場合は、提示する保証年数にも注目しましょう。リフォームするにあたって、万が一のアクシデントがないとは必ずしも言い切れません。何かトラブルが発生した時のために、しっかりと保証期間を確認して、業者を決めるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?浴室・お風呂は毎日使う場所だからこそ、清潔に保ちたいですよね。浴室・お風呂塗装ならば、比較的安価できれいな浴室を再現することもできるので、ぜひ検討してみてください。
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)
株式会社マッチングジャパン 代表取締役社長。
大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。
退社後、株式会社マッチングジャパンを2006年に創業し、ハウスメーカーやリフォーム会社のWEBマーケティングを経験。
その他、内装材メーカーや建材メーカーにWEBプロモーションに関わるコンサルティングを提供。
同時にリフォーム業者検索サイト「家仲間コム」の運営責任者として、累計5千社を超える施工業者にサービスを提供。サイト規模は月間アクセス約360万PV、見積利用者数は年間約5万人までに成長。
自身も7度の引越しと2度の住宅購入を経験し、家のリフォームや修繕をユーザーの立場で多く経験。
その経験から、規模が小さくても優良なリフォーム業者を探せるサイトの必要性を強く感じ、サービスの利便性向上に注力している。
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