室内ドアに空いた2㎝ほどの陥没穴の修復

お客さまのご要望

物が倒れてドアに穴が空いたので直して欲しい

施工前

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約2㎝ほどの陥没が出来ていました。
ドアの表面仕上げに使われている化粧板は、中間色の木目柄の印刷シートが貼られています。
写真では判りにくいですが、このドアの印刷シートはキラキラと光を反射する印刷が施されておりました。

ドアの構造は、一般的に普及しているフラッシュ構造といわれるタイプです。

施工中

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陥没部の周辺は盛り上がっていますので、平滑にするために、削るか切り取りします。
今回は小さな陥没でしたが、損傷箇所の板は切り外して直す事にしました。そのまま埋めてしまうよりも強度のある修復面にする事が出来ます。
この後、穴を塞いでからパテ埋め成形して平らにします。

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パテ埋め工程
〇始めに穴を塞ぎます。塞ぐ板の裏に、支え(コアと呼ばれる部材)で補強すると 押しても外れない強い下地になります。
〇穴を塞いだら、パテ埋めして平らにします。

この下地作りをしっかりすることで、見栄えと強度を保った修復が実現出来ます。

平らになったら着色工程に進みます。

施工後

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着色工程で色と柄を合わせて仕上げます。
縦と横の木目模様を周囲の柄に合わせて再現していきます。
"キラキラ"の表現にはパール塗料を使用しました。

修復箇所は何処か判りますか?

周りの木目柄から場所が特定できますが、仕上げ具合は、

①近くで見て・離れて見て 違和感がなくなった時点で完成とする
②近くで見ても全く判らなくなるまで完成度を高める などがあります。

①は、一般的に「綺麗に直った」と評価されるレベルです。
②は、新築中の現場などで要求される事が多い、厳しめの完成度です。


この仕上がりの完成度については、ご依頼者様の主観に影響される部分も大きく、場数を踏んだプロの建築関係の方よりも厳しい目で判断される一般のお客様も大勢いらっしゃいます。
最終的には、予算・工期 との兼ね合いで仕上げレベルが決まっていく感じでしょうか。
修復は既製品の販売とは違ってオーダーメイドで仕上げていく部分が大きいということです。
お客様のご希望に沿った修復が実現するよう力を尽くします。

施工データ

場所 愛知県 名古屋市北区
施工箇所 室内ドア
施工期間 1.5時間

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