建具の修理・補修を考える|最も多いドアのトラブルとリフォーム方法
長年住んでいると、家のあちこちに傷やへこみなどができるものですが、特に、小さいお子様がいらっしゃったり、ペットがいるご家庭では、その数も増えてしまいます。そういった建具のちょっとした傷やへこみなどは、早めに修理するのがおすすめです。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。
POINT この記事のポイント
・建具修理・補修リフォームにかかる費用目安は、3万円~6万円ほど
・建具修理・補修リフォームの中で、最も依頼が多い内容が、「ドア穴」「ドアのがたつき」「ドアノブ」「扉のゆがみ」など、ドア・扉に関するトラブル
・部分的な修理・補修であればDIYでも可能だが、ドアの穴あきの範囲が大きい場合や、重いものを持つのが大変といった場合には、業者に依頼するのがおすすめ
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建具とは?
建具というのは、ドアや扉、造り付けの収納家具、ふすま、障子などのことを言います。建具は頻繁に使用するものが多いので消耗しやすく、約10年を目処にメンテナンスやリフォームを検討したほうが良いでしょう。
建具修理・補修リフォームの費用目安
建具修理・補修リフォームにかかる費用目安は、現状や施工内容によっても変わってきますが、家仲間コムへ依頼があった施工での最多価格帯は、おおよそ”3万円~6万円”程度となっています。
最も多いドアのトラブル
建具修理・補修リフォームの中で、最も依頼が多い内容が、主に「ドア穴」「ドアのがたつき」「ドアノブ」「扉のゆがみ」など、ドア・扉に関するトラブルです。
ドア穴の修理・補修
「模様替えの最中に家具をぶつけてしまった」「室内で子供がボール遊びをしていて」、など、ドアに穴が開いてしまうことは多々あります。穴の大きさや深さなどによって工事内容が変わってきますが、穴が小さく浅いものであれば、ご自身で修理・補修リフォームをすることも可能です。
ホームセンターなどで、「カッティングシート」や「ダイノックシート」と呼ばれるものが売っています。これらを穴が開いた部分に貼るだけなのでとても簡単です。
カッティングシート
粘着剤付きの塩ビフィルムシートのこと。様々な色やデザインがあるため、修理・補修だけではなく、模様替えにも便利です。
■費用目安:200円程度から(10cm単位)
ダイノックシート
カッティングシートと同様、粘着剤付きの塩ビシートですが、こちらのほうが、より木や石など本物の素材に近づけて作られているため、より高級感が増します。
■費用目安:200円程度から(10cm単位)
カッティングシートやダイノックシートの貼り方
1.貼る場所をきれいに掃除する
2.油分があるとひっつかないため、アルコールなどで油分をふき取る
3.貼る部分の大きさに合わせて、カッティングシートを切る
4.空気が入らないよう慎重に貼っていく
5.空気が入ったら、針などで穴を開けて空気を抜き、綺麗に貼る
カッティングシートやダイノックシートを貼る場合は、元のドアの色や素材に合わせないといけません。これが素人ではなかなか難しく、色が合っていないために、逆に目立って結局業者に依頼する方も珍しくありません。
業者に依頼した場合は、色合わせはもちろん、ドア穴部分をきちんとパテで埋めて下地を整えてくれます。その上からカッティングシートやダイノックシートを貼りますので、DIYで補修するよりも美しく仕上がります。また、穴も埋めているので、またすぐに開いてしまうということもありません。
ドアノブの修理・補修
ドアノブは、ねじの緩みなどによって突然取れてしまうこともあります。ドアノブがないとドアの開閉が出来ないため慌ててしまいますよね。そんなことのないように、時々緩んでいないか意識しておくとよいでしょう。
「ラッチ」という、パーツは壊れやすく、ドアノブやレバーなどの不具合の原因になることも多いです。ホームセンターなどで購入でき、ねじで留めるだけですのでDIYでも可能です。
■費用目安:1,500円程度
鍵付きのドアで、鍵がかかったまま開かなくなった場合は、鍵の110番などに連絡して開けてもらわなくてはいけません。緊急を要しますので、出張費等がどうしても高くなってしまいます。
■費用目安:1万円前後~
ドアのがたつき・扉のゆがみ
玄関ドアや、クローゼットの扉、各お部屋のドアなど、締まりが悪くなった、開閉時にギーギー音がする、がたつく、といった症状が出ている場合は、ドアや扉がゆがんでいる可能性が考えられます。その場合、ドアや扉の接続部分の蝶番やねじの緩みを確認しましょう。
潤滑油を足したり、ねじの調整をすることでゆがみが改善する場合もあります。ねじ穴が広がってしまっている場合や、蝶番が壊れている場合は、交換が必要になります。
作業をする場合は、まず正しい位置に固定してから、潤滑油をさしたり、ねじの調整をする必要があります。ドアや扉は重いため、できれば2人で作業するほうが危険が少なくなって安心です。
ドアの交換
経年劣化に伴うドアの交換や、開き戸から引き戸に替えたい、バリアフリー対応のドアにしたい、といったドアの交換は高額になることが多く、費用目安は"1.5万円~20万円"と幅広くなっています。
DIYか業者に依頼するか、どちらがお得?
部分的な修理・補修であれば、少し手間はかかりますが、ご自身でDIYされても良いかと思います。人件費がかからない分、費用も抑えられます。ですが、例えば、ドアの穴あきの範囲が大きい場合や、重いものを持つのが大変といった場合には、業者に依頼したほうが安全面から見ても安心ですし、もちろん、仕上がりも美しくなるので、まずは、複数の業者から見積もり依頼をとってみることをお勧めします。
建具修理・補修リフォーム業者を一括見積り!
建具修理・補修リフォーム業者の費用見積もりを依頼する際は、一括見積りが便利です。依頼内容を入力すると業者から連絡が来て、訪問見積りや電話見積もりをしてもらえます。業者によって独自のサービスや技術があるので、希望に合う業者を比較検討しましょう。
家仲間コムの見積もりサイトには、約1000社の登録業者さんがいて、いろんな依頼に対応できるのが魅力です。また、匿名・無料で見積もり依頼ができるのでしつこい勧誘などもありません。
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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。
大永 和弘 (おおなが かずひろ)
大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。
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