自分でできるピクチャーレールの取り付け|設置工事の価格相場を紹介

 自分でできるピクチャーレールの取り付け|設置工事の価格相場を紹介

ご家庭で壁に絵画や写真などを飾る場合に役立つアイテムがピクチャーレールです。そんなピクチャーレールについて、その取り付け・設置にかかる費用の価格相場や、自分でも可能な施工方法、その際の注意点などをご紹介していきたいと思います。まずはこの記事のポイントを以下にまとめました。

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POINT この記事のポイント

・ピクチャーレールには「軽量タイプ」と「重量タイプ」がありそれぞれ特徴がある
・ピクチャーレールを取り付ける際は下地のチェックが必要
・ピクチャーレールの取り付け・設置を業者に依頼する際の費用目安は約3万~4万円

画びょうで穴を開けずに済むピクチャーレール

「絵画や写真などを貼りたいけれど、画びょうで穴をあけるのは気が引ける・・・」こんな悩みを抱いている方は、特に賃貸住宅やマンションにお住まいの場合多いのではないでしょうか。実際に、画びょうで穴をあけた壁面は元に戻すのにお金と手間がかかりますし、どうしても跡が残ってしまうことが気がかりですよね。

しかし家を彩りを加えるためにも、壁面に絵画や写真などを飾りたい、という方は多くいらっしゃるかと思います。ここでおすすめしたいのがピクチャーレールの取り付けです。ピクチャーレールならば、壁面に穴をあけることなくお好みの絵画や写真を飾ることができます。

ピクチャーレールはその形や用途別で様々なラインナップがあります

まずはピクチャーレールの性能やその形・用途別などで分類することができるラインナップなどをご紹介していきたいと思います。ピクチャーレールとは、先述した通り絵画や写真など、形が違うものでも同じ壁面の飾りつけができる便利なアイテムです。

具体的な性能としては、レール部分をまず壁面の上の部分に取り付け、そこからワイヤーを下げることで対象となるものを吊り下げることができます。これらは、家庭用の軽量タイプのほか、美術館などでも使用されるような、重量タイプのものも販売されています。

軽量タイプ重量タイプでは構造上の違いも存在します。まず軽量タイプのピクチャーレールですが、こちらはレールの部分の断面図がアルファベットの「C」の形をしているため、「C型レール」とも呼ばれます。壁面でも天井でも取り付けることができるのが多いです。

一方、重量タイプはレール部分の断面図がアルファベットの「D」の形をしているため、「D型レール」と呼ばれています。こうすることで、かなりの重量にも耐えることができるようになっています。

また、ピクチャーレールは「先付け」「後付け」かでも商品に違いが出てきます。ここでいう「先付け」とは、家を建てる際などに、壁や天井などの施工と合わせてレールを埋め込み、ピクチャーレールとして機能させることをいいます。

​​​​​​​一方、「後付け」とは、壁や天井を施工した後、後からも取り付けることができるピクチャーレールのことを指します。また、天井に設置するか、壁面に設置するかでも対応商品は異なっていきます。

このように、ピクチャーレールと一概に言っても様々な種類に分類することができます。用途や設置する場所によって、使い分けることが必要となってくるのです。

自分でもできる?ピクチャーレールの取り付け・設置方法について

 ピクチャーレールの取り付け・設置方法

ピクチャーレールに様々な種類があることがわかったうえで、続いてはピクチャーレールの取り付け・設置方法についてご紹介していきましょう。ピクチャーレールを取り付ける際は、必ず取り付けたい場所の下地をチェックする必要があります。

ピクチャーレールを取り付ける場合は、多くの業者が石膏ボードを使用した工法を用いています。石膏ボードをすでにご家庭で使用している場合はご自身でもピクチャーレールを取り付けることができますが、そうでない場合は下地調整の工事が必要になることが多いです。

ご家庭で壁に石膏ボードを使用しているかどうかは、実は簡単に見分けることができます。具体的な方法としては、まずご家庭の壁に設置されているコンセントのフェイスプレートを外します。

そうして出てきた壁部分の壁紙を少しめくり、ドライバーなどの先端でめくった部分を少し突いて触ってみてください。その時、白いチョークのような粉が出てきたら、その壁は石膏ボードでできています。

下地に石膏ボードが使用されているとわかったら、続いては取り付け場所を決めます。この際、ドアの真上などは安全性を考えて避けるようにしましょう。

取り付け場所が決まったら、アンカーを壁に埋め込み、そこにレールをセットした後はネジで固定すればピクチャーレールのレール部分の設置が完了です。

この際、ネジを打ち付けて留めるものもありますし、細い釘で留めるものもあります。どちらの場合で設置しても、一度取り付けたピクチャーレールは取り外しに手間がかかってしまいますので、きちんと設置場所や用途を確認してから取り付けるようにしましょう。

ピクチャーレールを取り付け・設置する場合にかかる費用の価格相場とは

それでは実際に、ピクチャーレールを取り付け・設置する際に気になる、費用の価格相場などをご紹介していきましょう。

ピクチャーレール自体は、そんなに高価なものではないので、家庭用のものならば大体1万円以内で購入することができます。店舗やオフィス用など、長さがあったり重量のあるものも吊るすことができるようなものならば、1万~2万円ほどかかることもあります。

ご家庭で使用するピクチャーレールならば、耐荷重15キロほどのもので事足りることが多いので、あまり高価なものではなくても大丈夫だと思います。一方で美術館などで使用するようなピクチャーレールは、実は50~100キロほどの耐荷重のものとなっていますので、どうしてもご家庭で重いものを飾りたい、という場合は、そういったものも検討してみてください。

また、ピクチャーレールの取り付け・設置を業者の方に依頼する場合は、その費用の価格相場は3万~4万円となっています。

ピクチャーレールそのものの費用も含まれていますし、出張費なども含まれますと、そのくらいかかってしまいますが、どうしても業者の方が施工したほうがきれいに仕上がりますし、その後も安心かと思いますので、ぜひ検討してみてください。

まとめ

いかがでしたか?ピクチャーレールの取り付け・設置はご自身でも可能なリフォームでもありますが、その場合下地などの条件もあるので、まずは確認作業が必要となります。その点信頼できる業者の方に依頼することで、安心安全、その上きれいにピクチャーレールを取り付けてもらえますので、ぜひ検討してみてください。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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