ガス給湯器の選び方まとめ|おすすめのガス給湯器はこれ
ガス給湯器を使い始めて約10~15年経過していたら、ガス給湯器の交換の準備をしておくのがおすすめです。ガス給湯器は、本体価格が高く、リフォーム費用がかかるためです。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。
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ガス給湯器の設置タイプ
ガス給湯器には、たくさんの種類があり、どれをどう選べばいいか困ってしまいます。給湯器は設置タイプ毎に交換可能な機種が決まってくるのですが、一番分かりやすいのは、今設置されているガス給湯器と、同じタイプのガス給湯器を選ぶことです。
例えば、追いだきができるガス給湯器は「ガスふろ給湯器」という種類になります。それに加えて、床暖房を使用している場合や、していない場合、給湯専用、追いだきのみができるタイプ、とさらに細かく分かれます。
ガス給湯器の給湯能力とは?
ガス給湯器には、20号や24号などの号数が表示されていますが、この号数はお湯を作る能力(=給湯能力)を示しています。「水温+25℃のお湯を1分間に何リットル出すことができるか」という基準で決められています。
春・秋頃の水温17℃の時に42℃のお湯(少し熱めのお風呂の温度)を1分間に16リットル出せれば16号、20リットルなら20号、24リットルなら24号と計算され、号数が大きいほど一度に大量のお湯を使うことができます。
ガス給湯器の号数を選ぶ目安
★16号・・・1~3人家族
★20号・・・2~4人家族
★24号・・・4人以上の家族
号数を選ぶ際に注意するポイント
水温が下がる冬場は出せるお湯の量が少なくなるので注意が必要です。冬場は、春・秋と比較して、給湯能力が8割程度になってしまいます。 号数を決める際は冬場の水温を基準にして決定しましょう。
※マンションの場合は、管理規約により号数アップができない場合があるため、管理会社へ問い合わせておきましょう。
※戸建住宅でも、ガスメーターに許容範囲(4号メーターは20号給湯器まで、6号メーターは24号給湯器まで)があるため、ガスメーター自体を交換しないと号数アップが出来ない場合があります。
※給湯器の号数は機器自体の能力を示すものです。配管の口径・水圧状況・配管の老朽化により湯量が改善されない場合もあります。
※号数アップすると、消費量が多くなるので、ガス料金に影響します。
ガス給湯器のフルオート/オート機能とは?
フルオートタイプ
お湯はり、追いだき、保温、たし湯、追いだき配管洗浄までを自動で行う全自動機能です。水位センサーを備えていて、水位を基準にお湯の量を管理しています。水位が設定値より下がると自動たし湯機能によって設定水位までお湯が足されるため、いつ誰が入浴する時もお湯が少ないということがありません。また、残り湯を沸かし直しても常に一定の水位に保つことができます。
オートタイプ
お湯はり、追いだき、保温までを自動で行います。水位センサーを備えておらず、湯量で管理しているため、設定した湯量でお湯はりをストップします。残り湯などがあればその分水位は高くなり、残り湯の量次第では溢れてしまうこともあります。お湯が減っても自動で足し湯はされないため、手動で足し湯ボタンを押して足し湯をする必要があります。
4人以上のご家族がいて、皆の帰宅時間もお風呂に入る時間もばらばら、というご家庭なら、フルオートタイプを選ぶと、皆が快適にお風呂に入ることができます。オートタイプとの価格差は1~2万円程度のものがほとんどです。
約10年というガス給湯器の使用年数を考えると、オートタイプのほうがとても快適に使えるのではないでしょうか。
エコジョーズとは?
エコジョーズとは、少ないガス量で効率よくお湯を沸かす省エネ性の高い給湯器のことで、CO2を減らす目的で作られました。従来のガス給湯器の熱効率が80%なのに対し、エコジョーズでは、排気熱を再利用することで、95%にアップしています。
エコジョーズにリフォームするとこんなメリットがあります
<ガス料金の削減>
使用するガス量が13%削減できるので、ガス料金も13%減らせます。従来のガス給湯器と比較すると、年間約10,500円の節約になります。
<ランニングコストが少ない>
使うだけ沸かす瞬間式なので、無駄がありません。
<長い目で見ると、トータルコストが少ない>
エコジョーズの方が本体価格が高いものの、従来のガス給湯器と比べると、本体+ランニングコストを合わせたトータルコストは、約5年目でエコジョーズの方が安くなります。
エコジョーズにリフォームする際の注意点
エコジョーズは従来のガス給湯器では発生しなかったドレン水が発生するため、ドレン配管工事が必要になるのでご注意ください。ドレン水とは、雨水による酸性水のことで、給湯器の使用状況により異なりますが、燃焼時に80cc/分から100cc/分程度のドレン水が「ドレン排水口」から排出されます。
ドレン配管工事は、設置場所や設置方式によって、施工方式が異なります。
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)
大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。
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