給湯器の交換は工事が必須|気になるメーカーと工事費用を調査

給湯器の交換は工事が必須|気になるメーカーと工事費用を調査

何となく他の箇所に比べて、後回しにしてしまいがちな給湯器の交換。しかし、10年たって給湯器を交換しないままだと、思わぬ事故や故障を招くことになってしまうのです。したがって、10年をめどに、給湯器の交換を考えたほうが良いでしょう。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・給湯器の主な種類は、「ガス給湯器(追い炊き機能なし)」「ガス風呂給湯器(追い炊き機能付き)」の2つ
・給湯器の設置場所は、屋外壁掛け・屋内壁掛け・屋外据え置きの3つ
・給湯器を取り扱っている国内の主要メーカーは、LIXILとノーリツの2社で、工事費用は20万円前後が相場

給湯器の種類を知ろう

給湯器と一概に言ってもいろいろなタイプのものがあります。まずは、給湯器のタイプについてご紹介していきます。

1.ガス給湯器(追い炊き機能なし)
追い炊き機能がない、給湯専門の給湯器となります。キッチンや洗面所、お風呂場など、必要となるところでお湯が利用できます。お風呂のお湯張りもできますが、追い炊き機能はついていないため、シンプルで安価なものが多いです。

2.ガス風呂給湯器(追い炊き機能付き)
先ほどのものと比べて、追い炊き機能が搭載しているもののことです。給湯機能と追い炊き機能がセットとなっていますので、従来のものからこちらに交換する方も多いようです。ボタン一つで操作できるものも出ているため、操作も簡単に、お子さんでも安心してできます。

他にも、給湯や追い炊きに加えて、床暖房や浴室暖房機能が一緒に操作できるものもあります。どちらにせよ、自分の家のニーズに合ったものを選ぶことが大事です。

給湯器の設置場所を考えよう

次に、事前に給湯器の設置場所を確認しておきましょう。設置場所は主に3種類あります。

1.屋外壁掛け設置タイプ
文字通り、家の外の壁につける形で設置するものです。もっとも主流な設置タイプです。

2.屋内壁掛け型設置タイプ
家の中の壁につける形で設置するものです。排気筒をつける必要があります。

3.屋外据え置き型設置タイプ
家の外の壁ではなく、地面に置くタイプのものです。地震などでも、落ちる危険がないため、安全性は高いです。

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エコジョーズで省エネ生活を

最近は電気・ガス・水道代と、光熱費は上がる一方ですね。できるだけムダを無くして、毎月の光熱費を安く抑えたいところです。エコジョーズと呼ばれる給湯器なら、今まで排気で捨ててしまっていた熱を再利用し、できる限りの熱をお湯に変え、ガス代を節約してくれます。ガス代の節約はお財布に優しいだけでなく、CO2の排出も減らします。ぜひ、エコジョーズで家計と地球に優しい暮らし、始めてみませんか?

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

給湯器の記載について

給湯器を見る際に、号数が記載されています。主に、8号~32号まであります。これは、給湯器の能力を指した指数のことで、「水温から25度上昇させたお湯を出すときに、1分間に何リットル出せるか」という意味のことです。具体的に説明していきます。

・8号給湯器
ひとり暮らしに十分な給湯器です。他のものに比べて小型です。

・16号給湯器
中型の給湯器です。1~2人で十分に使えます。

・20型給湯器
2~3人向けの給湯器です。

・24型給湯器
湯量が少なくなるといったことのない、大型の給湯器です。4人以上の家でも十分に利用できます。

実際の工事例

それでは、実際に給湯器を交換した方の例を見ていきましょう。

例1)A社で給湯器を交換した場合
工事内容:給湯器交換、配管のまき直し、リモコンの取り換え、設置
メーカー:ナショナル→リンナイ(20号)
費用:約17万円

例2)B社で給湯器を交換した場合
工事内容:給湯器交換、凍結防止の断熱施し、リモコン設置
機器:20号→24号に変更
費用:約16万円
施工日数:半日

例3)C社で給湯器を交換した場合
工事内容:給湯器交換、据え置き台設置、保温材施工、風呂、台所リモコンの交換
メーカー:松下→リンナイ
費用:約23万円
施工日数:2時間

このように給湯器の設置場所、リモコンの有無によって工事も異なります。能力を上げるために、号数を上げる方も多いです。設置場所によっては、別途壁貫通費用や給俳気筒の接続や交換費用が追加されることもあります。他、追い炊き機能がついていないものからついているものへの交換、給湯器の設置場所の変更などは追加料金が発生することもあります。

まとめ

いかがでしたか?給湯器の交換は、意外とみなさん興味があまりないところだと思います。しかし、放っておいて、いざ使おうとしたときに使えないと、困ってしまうところでもあります。給湯器の交換は、10年をめどにして行うようにしましょう。ぜひ、参考にしてみてください。
 

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電気でお湯を沸かすエコライフもある

冬場に光熱費が高騰する原因の一つに、給湯にかかる費用があります。そのためガス給湯器でも、エコジョーズなどの高効率システムにより、省エネ化が進んでいます。しかし省エネとしてもう一つ注目したいのが、燃焼ではなくヒートポンプと呼ばれる空気の温度差を利用した、電気式のエコキュートという給湯器です。値上げが続く光熱費対策として、ぜひこの機会に比較検討されてみてはいかがでしょうか。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

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アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

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家仲間コム編集部

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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