【便座交換の費用目安】自動でお掃除してくれる温水洗浄便座がお得!

 【便座交換の費用目安】自動でお掃除してくれる温水洗浄便座がお得!

トイレの便座は長く使用していると黄ばんだり割れることもあり、交換が必要なタイミングがやってきます。耐用年数を超えた暖房便座で火災が起こった事例もありますので、不具合は放置せずに早めに修理・交換をしておくことが大切です。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・トイレの便座は、主に「普通便座」「暖房付き便座」「温水洗浄便座」の3種類
トイレの便座の耐用年数はおおよそ10年程度が目安
便座交換にかかる費用は約2.8~23万円程度が相場

1. 普通便座

 普通便座 普通便座(※画像はイメージです。)

普通便座は昔からある便座で、座るためだけのシンプルな便座です。最近では暖房付き便座や温水洗浄便座が主流ですので、今お使いの普通便座はかなり長くご使用されていると想定されます。

2. 暖房付き便座

暖房付き便座は、便座を暖める機能がついた便座です。直接お尻が当たる便座は冬に座るとヒヤッと冷たいですよね。暖房付き便座なら冬でも暖かいので快適です。

関連記事:暖房便座のウォシュレットなしが欲しい!取扱いメーカーや設置方法と費用目安

3. 温水洗浄便座

温水洗浄便座は現在のトイレの主流となっており、普及率は約80%と高く、多くのご家庭で採用されています。TOTO「ウォシュレット」が商品名として有名ですが、温水洗浄便座=ウォシュレットと思っている方も多いのではないでしょうか。正確には、「TOTOの温水洗浄便座の商品名がウォシュレット」です。ご参考までに、温水洗浄便座の4大メーカーの商品名をご紹介します。
 

メーカー 温水洗浄便座の商品名
TOTO ウォシュレット
LIXIL シャワートイレ
Panasonic ビューティー・トワレ
東芝ライフスタイル クリーンウォッシュ

便座交換のタイミングは?

トイレの便座の耐用年数はおおよそ10年程度が目安です。使用頻度によってはもっと長く持つものもありますし、反対に7~8年程度で劣化が見られることもあります。普通便座は、経年や使い方による劣化のための交換や、温水洗浄便座への交換が多いものです。暖房付き便座や温水洗浄便座の場合は、電気系統の故障による交換が必要になることもあります。下記のような劣化が見られたら便座交換を検討しましょう。

トイレの便座に見られる劣化

 トイレの便座に見られる劣化

トイレの便座に見られる劣化には上記のような症状があります。

1. 便座の傷やひび割れ

便座は経年とともに傷やひび割れが発生するようになります。便器やトイレタンクは陶器製ですので、よほどの衝撃が加わらないかぎり割れることはありませんが、便座は樹脂製のため傷がつきやすくひび割れも起きやすい素材です。傷やひび割れは放置しているとどんどん広がってきて体を傷つけてしまいますので、早めに交換しておくほうが安心です。

関連記事:トイレタンク内で水漏れが起きやすい場所と部品が劣化する原因

2. 便座の黄ばみ

便座の黄ばみの原因は尿の飛び散りです。黄ばみを放置していると嫌なアンモニア臭がしてくるだけでなく、固まって尿石となる場合があります。尿石はアルカリ性ですので酸性洗剤で落とすことができますが、放置されたものは頑固な固まりになり落とすのが大変です!こんな状態にならないよう、普段からこまめにお手入れをしておきましょう。

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便座の黄ばみは不衛生ですし、樹脂素材が黄ばんでしまうと落とすことは難しくなります。早めの交換がおすすめです。

3. 暖房便座が暖まらない

暖房便座が暖まらない場合は、電源やコンセントが入っていないか電気系統の不具合が考えられます。まずはコンセントが抜けていないか確認し、電源が入っているかどうか確認しましょう。異常がなければ電気系統の不具合ですので、業者さんへ修理または交換を依頼します。電気系統はDIYで修理・交換することはできません。電気工事士の有資格者による施工が義務付けられていますので、必ず専門業者に依頼してください。

4. 温水洗浄便座の洗浄機能が動かない

温水洗浄便座の洗浄機能が動かない場合には、いくつかの原因が考えられます。

・コンセントが抜けている
・電源が入っていない
・洗浄ノズルが汚れて詰まっていないか
・便座本体とコードが緩んで接触不良を起こしている


意外とコンセントが抜けていたり電源がオフになっている、本体とコードの接触が緩んでいる場合も多いので、まずはそこから確認してみましょう。あとは、洗浄ノズルが汚れて詰まっていることもあります。基本的に洗浄ノズルは自動洗浄機能がついていますので不具合が出るほどの汚れには発展しませんが、耐用年数を過ぎている場合は洗浄機能の劣化などにより汚れ落ちが悪くなることもあります。

5. 温水洗浄便座を10年以上使用している

温水洗浄便座の耐用年数は約10年で、それ以上経過すると部品の劣化や不具合が見られるようになります。メーカー側は10年で部品が廃番になることも多いため、修理対応ができず交換になるケースが多いものです。また、電気系統の異常を放置していて火災が起こる事故もあります。耐用年数が過ぎた暖房付き便座や温水洗浄便座は、一度点検をしてもらうか新しい商品に交換しておくほうが安心です。

監修者コメント
監修者画像

温水洗浄便座の漏水にご注意を

便座は樹脂でできているものが多いため、陶器など耐久性の高い素材の便器よりも、どうしても寿命は短くなります。さらに温水洗浄便座の場合は、便座としての外形の破損だけでなく、温水や暖房など機能的な面での故障も出てきます。タンクなどからの漏水という形で故障することもあり、発見が遅れると被害が大きくなる場合もあります。トラブルを未然に防ぐためにも、不具合を感じたら早めの点検・交換をお勧めします。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

便座交換にかかる費用目安

便座交換にかかる費用は約2.8万円~23万円程度が目安です。内訳は下記一覧です。
 

費用内訳 費用目安
新しい便座 約1万円~20万円
交換費用 約1.5万円~2.5万円
古い便座の廃棄費用 約0.3万円~0.5万円


便座の本体代は温水洗浄便座の上位モデルになるほど費用が高いですが、便器交換と同時に本体を購入することで大幅割引が受けられますので、実際はもっと安くなります。

温水洗浄便座の4大メーカー上位モデルをご紹介

最新の温水洗浄便座は、便座が暖かくて洗浄できるという快適な機能だけでなく、洗浄水を流すことで便器内の除菌をしてくれたり消臭機能など、トイレ内がより清潔な空間になります。普通便座よりもぐっと汚れにくく毎日のお手入れが楽になるのも大きな魅力!

関連記事:トイレの床はタイルでお手入れしやすい上質空間に

これから便座交換をするなら、お手入れが楽でトイレを清潔に保つ機能を持った温水洗浄便座がおすすめです。

ウォシュレット「アプリコット」|TOTO

 ウォシュレット「アプリコット」|TOTO 画像提供:ウォシュレット「アプリコット」|TOTO


出典:ウォシュレット「アプリコット」|TOTO

TOTOの「ウォシュレット」は、使うたびに「キレイ除菌水」が便器内を除菌し、汚れをつきにくくします。本体も簡単に着脱できるので、隅々までお手入れが行き届き、清潔なトイレを保てます。

シャワートイレ「ニューパッソ」|LIXIL

シャワートイレ「ニューパッソ」|LIXIL

出典:シャワートイレ「ニューパッソ」|LIXIL

LIXILのシャワートイレ「ニューパッソ」は、フラットデザインが特徴のスタイリッシュな温水洗浄便座です。銀イオン搭載のノズルで除菌効果を高め、便器内の脱臭機能を強化。家族が多いご家庭でも使用後のトイレが快適です。

ビューティートワレ|Panasonic

温水洗浄便座 ビューティ・トワレ|Panasonic

出典:温水洗浄便座 ビューティ・トワレ|Panasonic

Panasonicのビューティートワレは、キッチン洗剤を洗剤専用タンクにセットするだけで、泡で便器内を洗ってくれる機能が装備されています。自動でお掃除ができるので、トイレ掃除が月一回!という画期的な温水洗浄便座です。

クリーンウォッシュ|東芝ライフスタイル

温水洗浄便座クリーンウォッシュ|東芝ライフスタイル

出典:温水洗浄便座「クリーンウォッシュ」|東芝ライフスタイル

東芝独自のエアポンプ内蔵で、気泡の入った泡で優しく汚れはしっかり洗浄します。着脱できるステンレスノズルは取り外して丸ごと洗うことができるので、とっても衛生的。便座の暖め機能も東芝独自のヒーターユニットを使うことにより、省エネ率は従来機種と比べて160%もアップしました。

監修者コメント
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省エネ便座でお財布に優しく

温水洗浄便座は機種のグレードによって金額に大きな差がありますが、実は商品によって、買った後の光熱費にも大きな差が出てきます。というのも、上位機種ほど省エネ性能に優れていて、光熱費が安く済むという傾向があるからです。電気や水道代など、光熱費は値上げの一途をたどっています。10年使うなら、高額の上位機種を買っても、光熱費削減分で元がとれるかもしれません。ぜひ長い目で見て、オトクな商品選びをしていただけたらと思います。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

便座交換の費用目安まとめ

使用頻度の高い便座は劣化により交換が必要になることがあります。最近の温水洗浄便座は、暖めて洗浄するだけでなく、お手入れが本当に楽なので、便座交換をするなら温水洗浄便座にしたほうが手間がかからずお得です。新しい便座に交換して、トイレ内をより快適にしましょう!

便座交換の費用がお得になる秘訣は?

便座交換の費用がお得になる秘訣は、複数の業者に一括見積りをすることです。便座本体の費用はオープン価格になっていることが多く、設置業者による価格競争が激しい業界でもあります。

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監修者プロフィール
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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

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アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

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noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

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家仲間コム編集部

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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