外壁塗装が火災保険適用される条件と過去の施工事例
外壁塗装は費用が高額になりやすいのですが、ある条件を満たすことで火災保険が適用され大幅に費用を削減できる場合があります。
今回は、外壁塗装に火災保険が適用される条件について詳しく解説していきます。
なんらかの損害が発生した場合に行う対処法についてもご参考になさってください。
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外壁塗装にかかる費用目安
外壁塗装にはいったいどれぐらいの費用がかかるのでしょうか?
火災保険が適用されるかどうかの前に、よく使われる塗料別に費用目安を一覧にしてみました。
外壁塗料の種類 | 費用目安 |
---|---|
アクリル塗料 | 1,000円~1,200円/㎡ |
ウレタン塗料 | 1,800円~2,300円/㎡ |
シリコン塗料 | 2,300円~3,500円/㎡ |
光触媒塗料 | 2,500円~5,500円/㎡ |
ラジカル塗料 | 2,800円~/㎡ |
断熱・遮熱塗料 | 3,000~5,000円/㎡ |
フッ素塗料 | 3,500円~5,500円/㎡ |
約30坪の住宅の場合の外壁面積は約100㎡~120㎡ですので、上記の費用目安だと約10万円~66万円程度かかる計算になります。
これには足場代が含まれていませんので、さらにプラス15万円程度費用がかかります。
かなりの費用がかかりますよね。
この高額な外壁塗装費用が無料になるかもしれない火災保険。
適用されるためにはどんな条件があるのでしょうか?
火災保険の3つの種類から見ていきましょう。
火災保険の種類は3つ
住まいは分譲であれ賃貸であれ、ほぼ火災保険に加入しています。
ぜひとも加入しておきたいのですが、火災保険は任意加入ですので未加入の方もいらっしゃいます。
万が一の補償を考えると加入しておくほうが安心です。
火災保険には主に下記の3種類があります。
・住宅火災保険
・住宅総合保険
・オールリスクタイプ
順番に詳しく見ていきましょう。
1. 住宅火災保険
「住宅火災保険」は、自然災害における住宅損害を対象とした保険です。
補償範囲は主に下記の内容です。
・火災
・風災
・ひょうや雪による災害
・落雷
・爆発や破裂
など
2. 住宅総合保険
「住宅総合保険」は、住宅火災保険の補償内容に加えて下記の補償がプラスされます。
・水漏れ
・いたずらなどによる破損
・盗難被害
など
3. オールリスクタイプ
「オールリスクタイプ」は、先述した住宅火災保険や住宅総合保険よりも、さらに広範囲にわたって加入者の希望により補償内容を付加できる種類の火災保険になります。
不動産経営をされている方や店舗・会社などを経営されている方は、こちらのオールリスクタイプに加入しておくほうが安心です。
保険会社によって選択できる補償内容が異なりますが、広範囲をカバーできるため3種類の中で最も火災保険費用が高額になります。
外壁塗装で火災保険が適用される条件
では、外壁塗装で火災保険が適用される条件にはどんなものがあるのでしょうか?
先述した3つの火災保険は自然災害に対する補償がありますので、自然災害のために外壁塗装が必要になった場合は適用される可能性が高くなります。
自然災害には下記のようなものがあります。
・台風などの風災
・落雷
・ひょうや雪
など
上記の自然災害であっても保険会社によっては、どの範囲までを補償するのかなどが変わってきます。
外壁塗装に火災保険が適用されるかどうかを確認する方法
外壁塗装に火災保険が適用されるかどうかは、下記の内容を確認することが重要です。
・加入している火災保険の内容を把握する
・不明な場合は保険会社に確認
・住宅の破損などが起こった場合は写真を撮る
・自分で触らず保険会社に連絡
・修理業者に連絡
順番に解説します。
1. 加入している火災保険の内容を把握する
まずは、現在ご加入の火災保険の補償内容を確認しておくことが大切です。
火災保険の種類によって補償内容が異なりますし、保険会社さんによっても保証の範囲が違います。
自然災害はほぼ補償されますが、その自然災害が地震による場合や水害の場合は適用されないケースも多いです。
心配な場合は、地震や水害も補償してくれる火災保険に加入しておくと安心です。
2. 不明な場合は保険会社に確認
ご加入している火災保険の内容を確認してもよくわからない場合は、保険会社の担当さんに詳しく説明してもらいましょう。
保険会社の方は多くの場合訪問にて丁寧に説明してくれたり、電話でも疑問に答えてくれますので、遠慮なく問い合わせしてみることをおすすめします。
3. 住宅の破損などが起こった場合は写真を撮る
例えば台風による強風のために外壁塗装がはがれてしまったり大きな傷がついて外壁塗装をしなければいけないなど、なんらかの補修が必要になった時には、まずは先に現状の写真を細部までたくさん撮っておきます。
先に片づけたいお気持ちもよくわかりますが、火災保険が適用されていたケースであっても現状が確認できない場合は補償がおりないことがあります。
何らかの損害が起こったらまずは写真が先です。
4. 自分で触らず保険会社に連絡
写真を撮ったあと、補修したい気持ちが先走ってご自身でDIYなどで補修をしてしまうと補償が下りないケースがあります。
現状を写真に残したあとは、すぐに加入している火災保険の保険会社に連絡をしましょう。
自然災害の場合は、近隣住宅も同様の損害を受けている可能性が高いので、保険会社への連絡がつながらないこともあります。
いつでもすぐに連絡ができるよう、日頃から保険会社の連絡先は分かりやすい場所に保管しておくことをおすすめします。
5. 修理業者に連絡
日常生活に支障をきたすほどの損害が出ている場合は、すぐに修理業者さんに連絡をして火災保険適用されるかどうか確認からお任せするのも一つの方法です。
家仲間コムでも過去の施工事例で、業者さんが火災保険の適用になるかどうかの確認をしているケースがあります。
5-1. 事例1. 固い雪の衝突によって外壁が破損
事例1:固い雪の衝突によって外壁が破損
借家のオーナー様より、割れた外壁が火災保険適用されるかどうか確認してほしいとのご依頼でした。
サイディングにへこみと窓の水切り部分の破損、モルタルの損傷があり、どれも雪害によるものだったため保険会社への申請を代行。
火災保険適用となり無償修理ができました。
5-2. 事例2. 漏水被害による外壁塗装
住宅漏水による外壁塗装の状態を確認して火災保険適用されるかどうか確認してほしい、とのご要望でした。
漏水の場合はご加入の火災保険によって適用されないケースもありますが、こちらのご依頼者様の場合は火災保険が適用され、無償修理ができました。
外壁塗装で火災保険が適用される条件まとめ
外壁塗装には高額な費用がかかりますが、火災保険が適用されれば無償修理ができることも多々あります。
素人ではどこまでの損害が火災保険の補償対象になるのかよく分からないことも多いので、業者さんに先に問い合わせてみるのがおすすめです。
外壁塗装が火災保険適用されるかどうか業者さんにお任せする
外壁塗装が火災保険適用になるかどうかは、業者さんに一括見積もり依頼をしてみるのもおすすめです。
自然災害の場合は外壁塗装だけでなく屋根や雨どいなども損害を受けている可能性がありますので、一気に火災保険適用で修繕ができることも多いです。
家仲間コムの見積もりサイトには約1000社の登録業者さんがいて、いろんな依頼に対応できるのが魅力です。
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