外壁の色を選ぶには|失敗しない3つのコツ

外壁の色を選ぶには|失敗しない3つのコツ

壁の色は小さな色見本で見た色と実際に塗り終えた広い外壁の色ではイメージと異なる場合も多く、事前のイメージ通りに仕上げるのは難しいものです。今回は、外壁の色が失敗だったと後悔した事例を参考に、外壁の色選びに失敗しない3つのコツを紹介します。まずはこの記事のポイントを以下にまとめました。

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POINT この記事のポイント

・外壁の色が失敗する原因は「個性的な色選び」や「白」を選んでしまった場合など
・近隣住宅との調和や周辺の景観を損なわない色選びが大切
・白壁には汚れがつきにくい塗料を塗るなどの対策がおすすめ
・大きめの色サンプルを太陽光の下で確認すると良い

1. 個性的な色の外壁

赤や青などの濃い色合いは、色見本で見たときや住宅模型(設計した住宅イメージがしやすいように作られる小さなサイズの模型)で見たときにはかわいいなと感じますが、実際の大きさで完成した場合に近隣住宅との調和がとれず浮いてしまうことがあります。

個性的な色を選ぶ場合は、まずは近隣住宅との調和を先に見たうえで、部分的に取り入れたり、他のエクステリアと同系色で揃えるなどバランスをとることが大切です。比較的、個性的な色合いでも調和がとりやすい方法として植栽を取り入れる方法があります。

室内インテリアでも使えるテクニックですが、植物は周りと調和させてくれる効果があるので、シンボルツリーやエクステリアには積極的に取り入れるのがおすすめです。

関連記事:シンボルツリーには実のなる木がおすすめ|費用と害虫対策を解説

2. 白い色の外壁

白い外壁白い外壁(※画像はイメージです)

白い色の外壁は清潔感があり広く見える視覚効果もあるので人気なのですが、最初は美しい外観に仕上がりますが数ヶ月も経つと汚れが目立ち始めます。特に梅雨時期などの雨が多い時期や、道路が近い立地の場合は、雨だれや排気ガス汚れがついて黒ずんできます。

住宅の外壁に限らず室内壁でも「純白」を使用することはなく、多くの場合「白に近いオフホワイト」を使用しています。純白というのは光の反射が強かったり目が疲れる原因にもなるためです。

そのため白い外壁といっても少しの色味が混ざったオフホワイトを使用していますが、汚れを目立ちにくくするためにはこの混ぜる色味を増やすという方法もあります。

2-1. 少し色味を混ぜた白にする

オフホワイトに混ぜる色味の分量を増やすことで汚れが目立ちにくくなります。例えば、屋根の色と同系色の「ややグレーみを帯びた白」や「クリーム色に近い白」などです。

2-2. 汚れがつきにくい塗料を塗る

アレスダイナミックTOP|関西ペイント
出典:アレスダイナミックTOP|関西ペイント

外壁材を守るために外壁には塗料を塗りますが、汚れがつきにくく劣化しにくい塗料(低汚染機能塗料)を使う方法もあります。

低汚染機能を持った塗料は、正確には汚れを雨水で流して落としやすいため汚れがつきにくくなるもので「セルフクリーニング機能」とも呼ばれます。白い外壁にしたい場合は、低汚染機能を備えた塗料を使用して、定期的に再塗装メンテナンスをするのがおすすめです。

関連記事:外壁修理が必要になったら…外壁塗装がお勧めです!

失敗しない外壁の色選びのコツ

失敗しない外壁の色選びのコツ

外壁の色選びは小さなカラーサンプルではイメージするのが難しく、なかなかイメージ通りの仕上がりにならないこともあります。失敗しない外壁の色選びのコツは下記のポイントに注意してみましょう。

1. 近隣住宅との調和を考える

住宅街住宅街(※画像はイメージです)

住宅街では特に近隣住宅との調和は大切です。美しい住宅環境をつくるために「景観法」という法律が定められており、お住まいの地域の個性や歴史・文化などを考慮して規定が定められています。特に京都などは景観には厳しい制約があります。

個性的な外壁の色を採用したい場合は、色の色調を近隣住宅の外壁に合わせることによって馴染みやすくなります。あくまでも周辺の景観を損なわない色選びが大切です。

2. カラーサンプルの標準色の中から選ぶ

カラーサンプルカラーサンプル(※画像はイメージです)

外壁の色はカラーサンプルの中から選ぶ場合が多いですが、この時点ではほとんどイメージがわかないのが現実です。どれも良いような気もするので迷った場合には、標準色の中から選ぶと失敗しません。標準色はおおよそ30色程度に絞られていて、多くの施工実績と人気がある色がセレクトされています。

3. 大きめのサンプルを太陽光の下で確認する

太陽の下太陽の下(※画像はイメージです)

いくつか外壁の色の候補が決まったら、次は実際に外で太陽光での見え方を確かめましょう。ポイントはA4以上のできるだけ大きなサンプルを作ってもらい、外壁にたてかけてイメージを見てみることです。

パソコンの画面上でのカラーシミュレーションは、外壁に関してはあまり参考になりませんので、必ず外で太陽光の下での見え方を確認することが大切です。

外壁の色選びに失敗したと思ったら?

外壁の色は塗りたての時にはまだ違和感があり「色選びに失敗した!」と感じることもありますが、時間の経過とともに目が慣れてきて意外と気に入ることも多いです。

どうしても色が気に入らない場合には再塗装をする方法もありますが、足場の設置が必要になるなど費用が高額になりやすいので、事前にしっかりと外壁の色選びをすることが重要です。

関連記事:外壁塗装リフォーム/外壁材別塗装リフォームのポイント

外壁の再塗装リフォームのあとで色選びに失敗したと感じる原因は、他の場所との劣化の違いによります。
他の場所は劣化して変色なども見られるのに外壁だけ新しくピカピカしていると違和感を感じてしまうと思いませんか?

再塗装リフォームの際には屋根や雨樋など他の場所も同時にリフォームしておくと、すべてが新しくなるので外壁の色とも調和がとれてよいバランスに仕上がります。

関連記事:
ガルバリウム鋼板の塗装メンテナンス|塗料別の費用目安はこれくらい
雨樋修理をお得にするポイントを徹底調査

外壁の色選びで失敗しないためには?

外壁の色選びで失敗しないためには、多くの施工経験のある業者さんに過去の施工事例を見せてもらったり、色選びのアドバイスをしてもらうことです。一括見積りで依頼内容を入力すると業者から連絡が来て、訪問見積りや電話見積もりをしてもらえます。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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