トイレ用擬音装置「音姫」の価格はいくら|設置方法の流れも解説

トイレ用擬音装置「音姫」の価格はいくら|設置方法の流れも解説

自宅のトイレに音姫(トイレ用擬音装置)が合ったほうが良いと感じるのは「女の子(彼女)を部屋に連れてきた」「お客さんを部屋に招待した」といったシチュエーションではないでしょうか。今回は、音姫について詳しく解説しますが、まずはこの記事のポイントをまとめました。

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POINT この記事のポイント



狭いからこそ気になるトイレ音

自宅に音姫(トイレ用擬音装置)なんて必要なの?って思ってしまいますが、リサーチ会社 アイシェアの調査によると、自分の排泄音が他人に聞こえたら「恥ずかしい」と思う人の比率は、男性で69.7%、女性では89.3%にもなるそうです。

逆に、トイレでの他人の排泄音が「気になる」と答えた人は、男性で66.8%、女性では74.3%にのぼるそうです。賃貸マンション・アパート、一戸建てのトイレはビルなどと違って部屋との距離がかなり近いので、排泄音も聞こえやすくなります。 そこで音姫の出番です。

音姫は、会社や店舗などにしか設置されていないイメージがありますが、実は意外にも狭いプライベートな空間でもかなり活躍してくれます。

音姫購入から取り付けまで

実際、設置することを周りの友人に話すと最初は冗談ぽく笑われてたんですが、今ではみんなうちで当たり前のように使ってくれてます。ただ、購入するまではけっこう迷いました。 ネット上にもなかなか情報がなかったのですが、「とりあえず買ってみるか!」と思い切ってAmazonのサイトで買って試行錯誤で設置してみました。

乾電池タイプの音姫購入

これが届いた音姫(YES300D)の本体。 単三電池(付属品)と大きさを比べてみる。音姫(※画像はイメージです)

購入したのは、TOTOの露出タイプYES300D(乾電池タイプ)(税込み18,060円)と、後付けプレート(YES300D専用)(税込み 1,600円)。 なんとか2万円以内に収まりました。YES300Dのみでも設置はできるんですが、トイレのペーパーホルダーとエレガントにマッチングさせる場合は後付けプレートがあったほうが断然良いです。

AC電源タイプの音姫もあるのですが(こちらには後付けプレートがつけられない)、賃貸マンション・アパートの場合は引越しのことも考えないといけないので、気軽に撤去できるタイプが良いかなと思って、乾電池タイプにしました。

音姫には他にも壁やタイルに埋め込んで取り付けができるタイプのものもあるので、一戸建てや分譲マンションをお持ちの人は、きれいに見せたい場合には電池切れもないし、埋め込みタイプのほうが良いと思います。 ただ、実際の取り付けについてはさすがに専門業者に来てもらって設置してもらったほうが良いと思います。 以下のリンクから内容を書き込んで近くの業者さんを探せますよ。

近くの専門業者を探してみる>>

乾電池取り付け

image乾電池を入れているところ。

付属品は単三乾電池×4と取付け用のなべ頭タッピンねじ(φ4×25)が4本、取扱説明書、施工説明書が各1部です。

乾電池は電池ケースに入れて取り付け。 本体の下から差し込むタイプの電池ケースになっています。 取り出す場合は手前の両端にあるツマミを内側に持っていって下に引っ張るとかんたんに取れるようになっています。

とりあえず、設置するまでは取り外しておいたほうが良いでしょう。 電池ケースを入れると自動的に電源オンの状態になってしまうので、設置中にセンサー部分に手などを近づけると動作してしまってうるさいですから。笑

音姫の音量調整

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音量調節は本体底面の右端にあるツマミを回します。 ここにはちゃんとスライド式のフタがあって、ツマミを隠せるようになっています。 設置すると下側になるので目立たないはずなのですが、防水対策でしょうか。 かなりのこだわりが感じられますね。

調節する場合は細めのプラスドライバーで回します。 実際音を鳴らしてみたのですが、トイレ音をごまかすためには最大音で十分な気がします。 実際トイレに音姫を持っていって鳴らしてみてください。 さらにリアリティを高めたい場合は実際に用を足しながら動作させて、ドアの外から問題なくごまかせているかどうかチェックしてもらうと良いでしょう。

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音姫の裏側。 4本のネジ(付属品)で壁にねじ込むように取り付けます。 ただ、賃貸マンションやアパートの場合は壁に目立った穴を空けることができないので、本体だけ買ってしまうとただの据え置き状態で設置することになってしまいます。

しかも、実際使用する場合は本体を触ったりすることもあるので(音を25秒以内に止める場合)、なんらかの方法で本体を固定しなければいけません。 両面テープなどでなんとかしようと思いましたが、壁紙が破れてしまいそうだったので結局、音姫専用の後付けプレートを購入しました。

ペーパーホルダーの取り外し

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後付けプレートを設置する場合は、ペーパーホルダーと壁の間にプレートを挟みこむようにして設置しますので、まずペーパーホルダーをドライバーで外してしまいます。 ネジをなくさないように。

後付けプレート取り付け

image左から、本体、裏蓋、一番右にあるのが別売りの音姫専用後付けプレート。

本体と裏蓋を外して後付けプレートを取り付けます。
後付けプレートは、本体の内側からネジで取り付けるようになっているので、本体の底面にある2つのネジを外して開けます。

image裏蓋と後付けプレートをネジで固定しているところ。

image本体をかぶせて…

image2箇所をネジでとめる。 写真では見えませんが左側にもあります。

imageちゃんと間を埋める補助プレートも用意されていました。

後付けプレートのみを取り付けると、本体のほうが若干幅が広いので(ペーパーホルダーと同じ幅)、ちょっとダサい感じになりますが、付属の補助プレートを両サイドにつけるとちょうど良い幅になります。

imageおおおー、それっぽくなってきましたよ。

ただ、この補助プレートは後付けプレートに「パチン」とはまるようなものではなく、壁と後付けプレートの間に挟むような感じで引っ掛けるタイプのものなので、後付けプレートだけを持ち上げるとポロッと取れてしまいます。

いざ、音姫設置!

imageずれないように押さえる。

では、設置してみましょう。 補助プレートが外れないように全体を壁に押さえつけながら、ペーパーホルダーを固定してあった3点のネジ穴と後付けプレートのスリット(切れ込み穴)と重なるようにします。

一人で設置する場合はバランスを安定させないと難しいところもあるので、軽く安定させるためのテープで仮止めしておくと良いかもしれません。

imageペーパーホルダーがブラーンとならないように、一番下からとめると良い。

ペーパーホルダーをさらに重ねてネジ止め。 おそらく設置作業で最大の難関!(これが難関って…笑) 写真では見えませんが、本体を押さえている手がプルプル震えています。

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無事に壁に設置できました。 ペーパーホルダーと音姫本体との間はちょうどペーパーホルダーのフタを開けるくらいの空間が空いています。 電池ケースも十分後から入れることができます。

上や横から入れるように設計されていても良いような気がしますが、見栄えが美しくないのでしょうね。

完成!

imageリアルに使える状態にしたところ。

うちのペーパーホルダーはややベージュがかっているのでYES300Dとの色がベストマッチ!というわけではありませんが、特に違和感のない、上品な感じで設置できました。

気になる音質ですが、実際の水音よりもやや高めの乾いた音がします。 さすがに水そっくり!というわけにはいかないのでしょうが、それでも音量を上げれば十分機能してくれます。

imageセンサーが見えるように指をかざしていますが、センサー部分には触れていません。 当然、押さなくても大丈夫なので衛生的です。

音を鳴らす場合は、右側にある赤外線センサーに手をかざします。 これは衛生的で非常に良いです。 流水音が流れている時間は25秒で、右の写真のように緑色のLEDが点灯しています。 残り5秒になるとLEDが点滅します。

たまに「もう鳴らさないでいいだろう」というときについついセンサーに身体が近づいてしまって鳴ることがありますが、その時は下の停止ボタンで音をストップさせることができるようになっています。 ちゃんと点字表記もしてあって、バリアフリーな製品です。

結論

「買ってはみたものの、誰も使わなかったらもったいないな〜」と不安だったのですが、意外や意外、友人も来ると必ず使ってくれています。

家電製品のなかにも「期待してたのに全然使えない。買わなきゃよかった…」というものや「期待しなくて買ったけど、予想以上に使える」というものがありますが、音姫については後者よりの製品だと感じました。

もし自分で取り付けができないようであれば、商品込みで取り付けまで安く請け負ってくれる業者さんが近くにいらっしゃるかもしれないので、見積もり依頼をしてみてはいかがでしょうか↓

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家仲間コム編集部

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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