床がふかふかする原因は?

床がふかふかになる原因はいくつかあります。
原因によって修繕の規模も変わってきます。

原因をご紹介する前にまずは床下の構造を知っておきましょう。

image3

■根太(ねだ)•••床を貼付ける角材です。根太同士の間隔は30cmか45cmです。

■大引(おおびき)•••根太を貼付ける太い角材です。

■床束(ゆかづか)•••大引を支えます。最近は高さの調整が出来る鋼製束や樹脂製束などがよく使われます。

■束石(つかいし)•••床束の下に敷く石やセメントの土台。最近はベタ基礎が主流。

image3

床がふかふかの原因【1】床材の接着剤の劣化

image3

合板フローリングは、薄い板を接着剤で張り合わせて作られています。築15年〜20年経つと接着剤が劣化し、板同士が剥がれて浮いてきて、下地である根太の無い部分(30センチ角位の幅)がふかふかとしてきます。湿気の多い場所に出やすいです。

「床のふかふか」の多くがこの接着剤の劣化が原因のようです。

修繕方法

■床の張り替え
既存の床を剥がして新しい床を貼る方法です。

■重ね張り
既存の床の上に新しい床材を重ねて貼る方法です。
既存の床がふかふかしている場合は、まず床の痛んでいる部分の補修を行い、その上から新しい床材を貼ります。

床の板が二重になり以前より床が高くなるので、ドア開閉や他の部屋との段差に注意が必要です。また、重ね張りが出来るのは既存の床がフローリングの場合に限ります。

床の張り替え、重ね張りのリフォーム価格は?相場と比較

<張り替えによるフローリングリフォームの価格例>
リフォーム料金を何社かで比較してみました。
(価格は税込、現状の床がフローリング・工事費込み・6帖の場合)

【A社】 
6帖117,000円 (1㎡:約11,800円 / 1帖:約19,500円)

【B社】 6帖109,800円 (1㎡:約11,090円 / 1帖:約18,300円)

【C社】 6帖141,000円  (1㎡:約14,250円 / 1帖:約23,500円)

<重ね張りによるフローリングリフォームの価格例>
リフォーム料金を何社かで比較してみました。
見積もりの中に、傷んでいる床の補修・修繕工事費が含まれている業者もあれば、実際に現場を見てから補修・修繕工事費の見積もりを出すという業者もありますので見積もりは何社かでしてもらうのがよいでしょう。

見積もりに補修・修繕工事費が含まれている業者の価格例。
(価格は税込、現状の床がフローリング・工事費込み・6帖の場合)

【A社】 6帖99,800円 (1㎡:約10,080円 / 1帖:約16,600円)

【B社】 6帖90,000円 (1㎡:約9,100円 / 1帖:約15,000円)

見積もりに補修・修繕工事費が含まれていない業者の価格例。
元々の床の補修・修繕工事が必要な場合は、この価格に追加で補修・修繕工事費がかかります。傷の範囲によって違うので実際に見てもらって見積もりを取るようになります。
(価格は税込、現状の床がフローリング・工事費込み・6帖の場合)

【C社】 6帖87,480円 (1㎡:約8,800円 / 1帖:約14,600円)

【D社】 6帖78,750円 (1㎡:約7,950円 / 1帖:約13,100円)

image3

床がふかふかの原因【2】根太(ねだ)や大引の劣化

image3

根太とは、床板を支える4.5cm×6cm程度の下地です。その下に根太を支える大引があります。根太は大引の上に30cmまたは45cmの間隔で取り付けられます。

床がふかふかになる原因は、根太や大引の腐食による劣化が原因とも考えられます。水周りの部屋から床に水がしみこみ、床だけでなく床下の根太やさらに大引まで腐食していたり、床下の湿気や内部の漏水により腐食している場合もあります。

20〜30年前は浴室内の床や壁をタイルで仕上げる事が多く、このタイルがひび割れて床下に水や湿気が伝わり、隣接する脱衣所や廊下の床下まで腐食が及んでいるパターンもあります。

修繕方法

1、まずは床下の状況を確認してみましょう。
根太や大引の腐食が、床上の水漏れによる湿気か、床下の湿気か確認します。

•外壁や水回りの設備などから水漏れしている場合は、その部分の補修をして原因を取り除きましょう。

•地面からの湿気には、防湿シートの上に木炭や乾燥した砂利などを敷いたり、床下換気扇の設置で対応する方法もあります。

■床下の換気の方法と価格は「床がふかふかの原因【4】」の後でご紹介していますのでそちらを参考にしてみてください。

2、床を剥がし、腐った根太や大引を取り除き新しい板で補修。
部分的に木材が腐っている場合は、腐った材木を切り取り、新しい木材をはめ込み金物で補強する方法で補修されます。腐りにくい檜やヒバを使用する事が多いです。
腐食が広範囲の場合は根太や大引を全部取り替えます。

根太や大引が腐った時のリフォーム例と価格

【A社】
床の張り替え 116,000円
+根太の交換(廃材処分代は含まれない) 35,000円
+大引の交換(廃材処分代は含まれない) 55,000円
合計 206,000円

【B社】
床の張り替え+根太の交換+大引の交換
(根太の間に断熱材を入れます)
合計 271,000円

【C社】
床の張り替え(畳からフローリング)+根太の交換+大引の交換
(シロアリ消毒剤散布も含む)
おおまかな費用 約200,000円

image3

床がふかふかの原因【3】床束・束石の劣化

image3

床束とは、大引きを支える90mm程度の木です。古い建物の場合、床束は束石の上にのっています(現在は床束はプラスチック製や鋼製などがよく使われています)。
床のふかふかが全体でおこる場合は、床束・束石の劣化が原因とも考えられます。

■水漏れなどの湿気のせいで床束が腐って崩れて、束石との間に隙間ができてしまい、歩いた時に床が沈む。

■コンクリートの束石の劣化•••土壌が強い酸性の場合、硫酸イオンがコンクリートの劣化を促進し、コンクリートが崩れて床束との間に隙間ができてしまい、歩いた時に床が沈む。

■地面が痩せて束石が沈み込み、床束との間に隙間ができて、歩いた時に床が沈む。

修繕方法

1、まずは床下の状況を確認してみましょう。
床束やコンクリートの腐食が、床上の水漏れによる湿気か、床下の湿気か確認します。

•外壁や水回りの設備などから水漏れしている場合は、その部分の補修をして原因を取り除きましょう。

•地面からの湿気には、防湿シートの上に木炭や乾燥した砂利などを敷いたり、床下換気扇の設置で対応する方法もあります。

■床下の換気の方法と価格は「床がふかふかの原因【4】」の後でご紹介していますのでそちらを参考にしてみてください。

2、床を剥がし、腐った床束、石束を取り除き新しいものと取り替え。
•腐った床束、石束を取り除き、新しいものと取り替え。

image3

•床束を木材ではなく、鋼製・樹脂製のものに取り替え。
鋼製・樹脂製床束は腐りにくくシロアリ被害がありません。また、高さ調整が簡単にできるので作業時間の短縮になります。

<樹脂製・鋼製束の種類と価格>

image3

■城東テクノ株式会社 樹脂製 YS-1827A
タイプ:大引受 樹脂タイプ/90角・105角兼用型)
正規価格 1個:1,450円

image3

■城東テクノ株式会社 鋼製束 YM-1827L
タイプ:大引受 Lタイプ)
正規価格 1個:1,350円

<樹脂製・鋼製束の施工価格例>
どちらも他の床下工事と同時施工した場合の金額です。
【A社】 1カ所:6,000円
【B社】 1カ所:2,500円

image3

床がふかふかの原因【4】シロアリ被害

image3

床がふかふかの原因が腐朽菌やシロアリ被害の場合もあります。柱がシロアリに食べられてボロボロ、スカスカになっていたら被害が広がる前にシロアリ対策をしましょう。シロアリは含水率の高い木部を好むので、水周りの水漏れや床下の湿気のある場所は注意が必要です。

<シロアリの種類>

image3

■イエシロアリ
イエシロアリは千葉県より西の温暖な地域の沿岸部に生息しています。他のシロアリに比べひとつの集団の数が多く、湿った木材以外に乾いた木材でも湿らせて食べてしまうので被害のスピードが早く、大きくなります。

image3

■ヤマトシロアリ
高山や北海道を除く全国に生息しています。湿った木材を食べます。床下に巣を作る事が多いですが、湿気のある木材があれば天井や二階も被害にあいまし。イエシロアリに比べ被害の進行は遅めです。

image3

アメリカカンザイシロアリ
アメリカから渡来してきたといわれるシロアリです。乾いた木材の中の僅かな水分で何年も生き続けます。建物全体に被害がおよび、他のシロアリと比べ被害の進行が遅いため早期発見が難しいです。

シロアリ対策・駆除方法

■薬剤散布法
屋内、材木内に侵入しているシロアリに対して薬剤を散布・注入し、駆除します。即効性のある駆除方法で、効果は薬剤散布後5年〜10年程度です。

<薬剤散布法の価格例>

【A社】
坪単価:4,000円
含まれるもの:無料調査・薬剤散布・薬剤注入・交通費・駐車場代・薬剤

【B社】
坪単価:4,800円
含まれるもの:薬剤注入・薬剤散布・床下土壌処理・床下木材の撤去処理・保証書発行

■ベイト工法
巣の根絶やしを目的とするシロアリ駆除方法です。家の周りにエサとなるベイト薬を埋めておき、シロアリが食べるのを待ちます。薬剤散布法に比べ、即効性は無く時間がかかります。

<ベイト工法の価格例>
ベイト工法は年間1、2回の定期点検が必要になるので、年毎に管理費用が発生します。

【C社】
建物外周1㎡あたり:初月 4,000円  2年目以降年額 1,500円
含まれるもの:ステーション設置料・管理料

【D社】
建物外周1㎡あたり:初月 3,720円  2回目以降月額 129円
含まれるもの:ステーション設置料・管理料

image3

【2】【3】【4】に共通した、湿気対策工事の方法と価格

床がふかふかの原因であげた
【2】根太や大引の劣化
【3】床束・束石の劣化
【4】シロアリ被害
に、共通した原因は「湿気」です。では、湿気対策はどのようなものがあるのでしょうか?いくつかご紹介したいと思います。

【床下換気扇】を付けて床下の空気を流し、湿気を排出する
床下に強制的に風を入れる事で湿気や結露を抑えます。風通しをよくする事でシロアリの繁殖を抑えます。
また、床下の湿気を排出する事で、室内の畳や押し入れのジメジメを解消出来ます。

<床下換気扇の種類と価格>

image3

■Panasonic 床下換気扇FY-08FFA1
本体希望小売価格 25,300円

image3

■TOSHIBA 床下換気扇 VFU-10A
本体希望小売価格 24,780円

上記のような床下換気扇の取り付け料金は、床下換気扇3台・タイマー付きで120,000円〜150,000円辺りが相場のようです。

image3

■セイホープロダクツ株式会社 床下換気 タービン・ユニットTypeA
標準価格:199,000円
(セット内容は、タービン・ブロワー1台、タービン・ディフューザー1台、コントローラー、標準お試し版フィトンチッドカートリッジ1個、付属部品一式)

従来のものより、より強力な排気能力で湿気を含んだ空気を通気口から外へ排出します。

タービン・ユニット取り付け料金は160,000円前後が相場のようです。

地面からの湿気を防ぐ【防湿シート+調湿材】
防湿シートとは、床下土壌からの湿気を遮断する為のシートです。そのシートの上に調湿材を乗せて床下の湿気を防ぎます。

<調湿材の種類と価格>

image3

■竹炭
竹炭は梅雨など湿度の高い時は湿気を吸収し、乾燥している時は水分を放出します。消臭、防虫効果があり、効果も半永久的です。袋に入った状態で販売されており、それを床下に敷き詰めていきます。

竹炭の価格目安は 1袋1,5kg〜2kg 1200円前後、
1箱=1坪分 約8000円前後で販売されてる事が多いですが、焼き方によって価格が変わってきます。

image3

■ゼオライト
ゼオライトとは天然の鉱石です。
梅雨など湿度の高い時は湿気を吸収し、乾燥している時は水分を放出します。竹炭よりすばやい吸湿力で、ずっと継続します。消臭、防虫効果があり、効果も半永久的です。袋に入っており、それを床下に敷き詰めていきます。

image3

ゼオライト商品
■伊藤忠建材 床下名人 1坪分(2.5kg×8個)
カタログ価格:10,000円(税抜)

<床下 防湿シート+防湿剤を敷いた時の価格例>

【A社】
防湿シート+調湿材敷込工事
1坪:8,800円〜
(湿気状況により、調湿材の追加が必要になります(1袋3,000円)。また、調湿材の種類によって金額が変わります。

【B社】
防湿シート+調湿材敷込工事
1坪:9,800円〜
(湿気状況により、調湿材の追加が必要になります。また、調湿材の種類によって金額が変わります。)

image3

床下工事の匿名見積もりが可能

image3

床下工事をご検討の方は、まず見積もりを依頼しましょう。
でも、業者さんを探すのは意外と大変です。
リフォーム一括見積もりの家仲間コムでは、希望する工事の内容を書き込むだけで、地域の業者さんから見積もりや提案がとどきます。
匿名で利用できるので、後にしつこく営業される心配もありません。
利用は無料なので、お気軽にご利用ください。

image3

image3