温水洗浄便座の人気商品が丸わかり|ふたつの種類と取り付け方法を紹介

温水洗浄便座の人気商品が丸わかり|ふたつの種類と取り付け方法を紹介

快適なトイレには欠かせない温水洗浄便座!いま人気の機種や価格、取り付け費用、温水洗浄便座のタイプについて紹介します。温水洗浄便座取り付けをご検討中の方にぴったりのお役立ち記事です。まずはこの記事のポイントをまとめました。

匿名・無料の一括見積もり

POINT この記事のポイント

・温水洗浄便座の本体相場は約2万円
・温水洗浄便座を販売しているメーカーはTOTOやINAX、東芝など
・温水洗浄便座には「貯湯式」「瞬間式」のふたつがある
・温水洗浄便座の取付けは7ステップ
・温水洗浄便座の取付は業者に頼むのがおすすめ

温水洗浄便座取り付けの費用

温水洗浄便座取り付けの費用相場

温水洗浄便座取り付けにかかる費用相場をグラフで見てみましょう。このグラフでは、温水洗浄便座を自分でネットなどで安く購入し、温水洗浄便座取り付け工事のみを業者に頼む場合と、温水洗浄便座の購入から取り付けまでを業者に頼む場合の両方の費用が一緒になっています。

温水洗浄便座本体の価格は、安いものでは1万円程度のものから、高いものでは10万円以上のものまで様々です。また、温水洗浄便座取り付け工事の費用は一般的に2万円以下の場合が多いようです。このグラフを見ると、2万円以下のケースが40%以上を占めていることがわかります。これは温水洗浄便座本体をネットなどで安く購入し、取り付けのみを業者に頼む人が多いということになります。

ウォシュレット アプリコットF1 / TOTO

ウォシュレット アプリコットF1画像提供:ウォシュレット アプリコットF1|TOTO

出典:ウォシュレット アプリコットF1|TOTO

きれい除菌水でいつも清潔な状態で使用できる、ワンダーウェーブ洗浄など、洗いごこちにもこだわった温水洗浄便座。

ウォシュレット SB / TOTO

ウォシュレット SB画像提供:ウォシュレット SB|TOTO

出典:ウォシュレット SB|TOTO

シンプルな手元操作タイプ。基本機能は充実させつつ、手軽に使えるベーシックな温水洗浄便座。

シャワートイレRV2 / INAX

シャワートイレRV2 / INAX画像提供:シャワートイレRV2| INAX

出典:シャワートイレRV2| INAX

「女性にやさしい」をテーマにした温水洗浄便座。省エネ基準109%達成で、年間電気代を従来品より5,200円節約。

シャワートイレ RK / INAX

シャワートイレ RK / INAX画像提供:シャワートイレ RK|INAX

出典:シャワートイレ RK|INAX

シンプルなのに節電や脱臭などの機能はしっかり備えたエントリーモデルタイプの温水洗浄便座。
泡沫ソフトビデなど、女性に向けた機能も充実。

クリーンウォッシュ SCS-S300 / 東芝

クリーンウォッシュ SCS-S300 / 東芝画像提供:クリーンウォッシュ SCS-S300|東芝

出典:クリーンウォッシュ SCS-S300|東芝

高効率ヒートユニットを搭載した温水洗浄便座。瞬時に水を温めるので温度も一定になり、家族で連続で使ってもお湯切れの心配も皆無。

温水洗浄便座の「貯湯式」「瞬間式」とは?

温水洗浄便座には、大きく分けて「貯湯式」と「瞬間式」があります。これは、温水洗浄便座に使う水を温める方式の違いです。

貯湯式は、温水洗浄便座内部のタンクに温めた水を貯めておくタイプです。従来の温水洗浄便座は、貯湯式がほとんどでした。最近よく聞くようになった瞬間式は、使う瞬間にヒーターでお湯を沸かすタイプのものです。

瞬間式のメリットとしては、お湯切れの心配がないことや最新型で機能が豊富なものが多いというです。デメリットは、内部構造が複雑なため本体価格が貯湯式よりも高いものが多いことでしょう。

貯湯式のメリットは本体価格が安いことや選べる温水洗浄便座の種類が多いこと、デメリットとしては家族が連続で温水洗浄便座を使用した場合などにお湯切れの心配があることです。

よく言われるのが「瞬間式は24時間保温する必要がないので電気代が安く済む」ということですが、お湯を瞬時に沸かすエネルギーが必要なので貯湯式よりも電気代がかかるという説もあります。温水洗浄便座本体の見た目などは貯湯式も瞬間式も変わらないので、単純に費用面を考慮し、また付加機能の好みのもので温水洗浄便座を選ぶとよいでしょう。

温水洗浄便座の水は清潔?

温水洗浄便座の水はトイレタンクの水を温めているのか?という質問はよく見られます。トイレタンクの中はカビなどで汚れている場合が多く、心配になりますが、温水洗浄便座に使用する水は貯湯式でも瞬間式でも水道管から直接送られているので清潔です。ちなみに、手洗い用の水もタンク内の水ではありません。

温水洗浄便座の取り付け方

ここでは、温水洗浄便座の取り付け方を簡単に紹介します。温水洗浄便座をネットなどで安く購入し、自分で取り付けようとする人も多いですが、温水洗浄便座の取り付けは、簡単なようで意外と大変です。

1.便器タンクの種類を確認する

便器タンクの種類

まず、便器タンクの種類を確認しましょう。上記のようなタンクの場合、温水洗浄便座の取り付けができます。これ以外のタンクは業者に相談が必要です。

2.止水栓の形状を確認する

止水栓の形状

次に止水栓の形状を確認します。このような止水栓であれば、分岐水栓の取り付けのみで温水洗浄便座の取り付けが可能です。

温水洗浄便座取り付け前に確認したいこと

温水洗浄便座を取り付ける前にはトイレ内にアース付きのコンセントがあるかを確認し、水道の元栓を締めましょう。

3.温水洗浄便座取り付けに必要な道具を用意する

温水洗浄便座取り付けに必要な道具

監修者コメント
監修者画像

取り外しは慎重に

取り替えDIYでは、既設品の取り外しが1つのポイント。長年使用しているトイレだと、ナットやネジが固着してしまっていて外せないことも。そんな時、無理やり外そうとしてネジを潰してしまうと、元に戻すことも外すこともできなくなることがあります。また、トイレという狭い空間での作業はDIYに慣れていないと難しい部分があると思いますので、十分に注意して作業を行うようにしましょう。
取り替えDIYは「古いものを外す」ことでもあるので、掃除する絶好のタイミングです。せっかくの機会、今まで掃除できなかった箇所も綺麗にしてから、新しい温水洗浄便座を取りつけてはいかがでしょうか。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

4.既存の便座を取り外す

便座の取り外し取り外した後の便座(※画像はイメージです。)

便座は、便器の奥側にボルトとナットで取り付けされています。レンチを使って便器の下側からボルトを緩めて便座を取り外します。温水洗浄便座取り付けの前に、便器まわりをしっかりと掃除しておきましょう。

5.温水洗浄便座を取り付ける

温水洗浄便座を取り付けた便座温水洗浄便座を取り付けた便座(※画像はイメージです。)

温水洗浄便座側にボルトを取り付け、便器側に温水洗浄便座を置きます。位置を調整したら付属のボルト・ナットやゴム、ワッシャーなどを取り付けましょう。付属のボルトがプラスチック製の場合、工具を使わずに手で強くしめるだけでOKです。

6.分岐水栓を取り付ける

分岐水栓分岐水栓(※画像はイメージです。)

水栓を外すと水が漏れてくる恐れがあるので、バケツを置いておきます。既存の水栓を外し、付属の分岐水栓を取り付けます。フレキ管の場合はすぐに取り付けることができますが、パイプ管の場合はパイプカッターでの切断が必要な場合もあります。

監修者コメント
監修者画像

温水洗浄便座交換DIYのリスク

DIYは業者に依頼するよりも安価で交換できますが、失敗するリスクがあることもしっかり認識して行うようにしましょう。元の配管が古すぎて交換も復旧も出来なくなったり、フレキ管の曲げすぎや部品の締め付けの甘さなどで漏水を起こしてしまったり。修理や復旧など、本来の交換以外の作業が必要になり、結果的に費用や工期がかかってしまう可能性があります。
特に集合住宅で漏水を起こしてしまった場合、階下のお部屋へ水が流れていくので漏水事故を起こしてしまいます。金銭的な被害だけではなくご近所付き合いにも影響する可能性があるので、少しでも不安を感じるようであればプロに依頼するようにしましょう。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

7.ホースとアース線を取り付けて動作テストをする

分岐水栓と温水洗浄便座の間に付属ホースを接続し、水道の元栓をひらきます。アース線を接続し、コンセントを入れましょう。便座を押さえ、着座センサーを作動させたらテストをします。ビニール袋を使って水が飛び散らないようにしましょう。

温水洗浄便座取り付け工事の工程自体はそれほど多いわけではありませんが、未経験の人が温水洗浄便座を取り付けようとするとイマイチ取り付け方がわからなかったり、パッキンなどの部品の取り付け忘れがあったり、水漏れなどが発生したりといったトラブルも少なくありません。温水洗浄便座の取り付けは簡単そうに見えて意外とわかりづらい部分も多いため、業者に取り付けを依頼することをおすすめします。

温水洗浄便座の取り付けをお得に行うには?

温水洗浄便座の取り付け費用は、温水洗浄便座本体の価格と工事費の合計です。温水洗浄便座本体の割引率や工事費の設定は業者によって異なるため、複数業者での見積もりをもらって比較検討を行うことをおすすめします。なかには、在庫品の温水洗浄便座を格安で販売している業者や温水洗浄便座本体を購入すると取り付け工事を安く行ってくれる業者があります。

しかし、温水洗浄便座の取り付けを行ってくれる業者を自分で探して、複数の業者に見積もりを依頼するのはなかなか大変です。そこで便利なのが、リフォームのポータルサイト「家仲間コム」です。サイト上に温水洗浄便座取り付けの概要を書き込むだけで、業者からの見積もりや提案が届きます。見積もり依頼は匿名で行えるのでしつこい営業の心配もありません。

完全無料で利用できるので、お気軽にご利用ください。また、家仲間コムでは温水洗浄便座取り付けの費用相場賃貸住宅への温水洗浄便座取り付けに関するコラムも掲載中です。あわせて参考にしてみてください。

家仲間コムなら
業者の手数料が無料だから安くなるかも!/

一般的に業者さんがサイトに支払う成約手数料
(売上の約10〜20%)が家仲間コムではかかりません。

温水洗浄便座の
業者さんを匿名で探してみる
監修者プロフィール
監修者画像

一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

【保有資格】

【所属】

noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

編集責任者プロフィール
編集者画像

編集責任者

家仲間コム編集部

プロフィール


利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
編集者画像

大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

関連するテーマの見積もり依頼

※価格はこの依頼での一般的な価格相場です。