外壁を塗り替える費用は?外壁塗り替えに使う塗料の種類と費用

外壁塗装用のローラー、塗装用ブラシと色見本

外壁の塗り替えは家にとって必ず必要となってくるものです。
その理由としては、雨や紫外線が挙げられます。
雨や紫外線によって住まいの外壁は確実に劣化していきます。

今回は、外壁の塗替えをする場合の費用の相場や外壁塗り替えの種類、塗替えタイミングなどを詳しくご紹介していきます。

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なぜ外壁の塗り替えが必要なのか?

外壁は1ミリにも満たない塗膜によって保護されています。
塗膜が劣化することによって、外壁が傷みやすくなります。
そのため、定期的な外壁の塗り替えが必要なのです。

外壁の塗り替えの費用相場は?

外壁塗替えの費用相場グラフ

外壁塗り替えの費用は、60万円〜140万円程度の場合が多いです。
金額にひらきがありますが、外壁塗り替えにかかる費用は、外壁面積はもちろんのこと、塗料の種類によって大きく変動します。

外壁塗り替えの塗料種類と費用

外壁の塗り替えの場合、塗り替えに使用する塗料の種類が大きなポイントになってきます。
選択する塗料の種類によって、かかる費用も外壁の耐久性にも違いが出るからです。
ここでは、塗料の種類と費用についてご紹介します。

外壁塗り替えの塗料別費用と耐用年数の目安グラフ(外壁面積160㎡の場合)

アクリル塗料による外壁塗り替え

外壁の塗り替えに使用する塗料の中で一番安価な塗料
モルタル外壁や不燃材サイディング外壁に適しており、よく使用される。
直射日光や紫外線に弱いというデメリットもあるため注意が必要。

耐用年数5年~8年
坪単価費用5,000円~8,000円

ウレタン塗料による外壁塗り替え

木製外壁、モルタル外壁、不燃材サイディング外壁、金属サイディング外壁と幅広く使用できる
直射日光や紫外線にも強く、耐水性も高い。
防汚性に劣るというデメリットがある。

耐用年数6年~10年
坪単価費用6,000円~8,000円

シリコン塗料による外壁塗り替え

モルタル外壁、不燃材サイディング外壁に適している。
親水性があり防汚性も高いため、水や汚れに強く、きれいな状態を長く保てる

耐用年数8年~15年
坪単価費用8,000円~14,000円

フッ素塗料による外壁塗り替え

外壁塗り替えに使用する塗料の中で一番高価な塗料の一種
最も耐久性に優れており、特に汚れに強い

耐用年数12年~20年
坪単価費用11,000円~18,000円

どの塗料で外壁を塗り替えるのがいいの?

上記でご説明した代表的な4つの塗料ですが、結局どれがいいのでしょうか?
外壁塗り替え費用は、塗料代以外に「足場代」と「人件費」がかかります。
この「足場代」と「人件費」は、最も安いアクリル塗料での外壁塗り替えでも、高価なフッ素塗料でも同じ費用がかかります。
そのため耐用年数が短いアクリル塗装で5年〜8年周期で塗り替えていると、一回の外壁塗り替えの費用は安くても、20〜30年の長期で考えると外壁塗り替え費用は最終的に高くなってしまいます。
耐用年数を踏まえて、外壁の塗り替えに使う塗料を選ぶのがポイントです。

多くの外壁塗り替えの業者さんが、ウレタン塗料やシリコン塗料を推奨しています。
最近のウレタン塗料とシリコン塗料の外壁塗り替え費用の差は、以前ほど大きくないので、シリコン塗料がバランスがとれていてお勧めです。

外壁塗り替えの時期は?

足場を組んで外壁を塗り替え中の戸建て住宅

最初に外壁を塗り替える時期は、新築から10年が目安といわれています。
ヒビ割れなどの劣化が目立って出てくるのがだいたい新築から10年経った頃だからです。
その後は外壁の塗り替えに使用した塗料にもより外壁の塗り替え時期は違ってきます。

中には新築後6年くらいでもう外壁を塗り替えることになってしまったという人もいます。
これは経年劣化による外壁の傷みではなく、家作りの段階の問題があって外壁塗り替えの時期が早まった場合が多いようです。

外壁塗り替え時期の見分け方

外壁塗り替えの時期を素人目に見分けるのはなかなか難しいことです。
しかし、外壁塗り替えの時期を正しく把握するためには、外壁塗り替え時期に出てくる症状などによってサインを見つけることも大切です。
外壁の劣化サインは以下の通りです。

ツヤが落ちてくる

ツヤが無くなった外壁

光に当たってもツヤが感じられなくなります。
毎日見ている家ではなかなか気づきません。

変色が見られるようになる

黄色に変色した外壁

白系の外壁の場合、黄ばみが見られます。
遠目に見ても劣化に気づかない場合も多いです。

表面が粉っぽくなる

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触れると白い粉が手に付着します。
この現象を「チョーキング」と呼びます。

コケが生えてくるようになる

緑色の苔(コケ)が生えている外壁

緑色のコケが目立ってきます。
この段階になって外壁の塗り替えを
検討する人は多いです。

ヒビ割れが見られるようになる

ヒビが入ってしまった外壁

ヒビが入り、外壁の傷みがわかります。
雨などの進入の原因となります。
この現象は「クラック」とも呼びます。

塗膜の剥がれが見られるようになる

塗膜が剥がれてきた外壁

塗膜が剥がれ、一目で劣化がわかります。
外壁の素材が直接外気に触れてしまう状態です。

外壁の塗り替え時期まとめ

ヒビ割れやコケの発生が見られる前には外壁の塗り替えをした方が良いと言われています。
塗膜の剥がれが見られるようになると、それはもう外壁の塗り替え時期を過ぎてしまっているということ。
こうなってしまうと建物の劣化の原因となってしまいますから、早めの外壁塗り替えを心がけましょう。

家で傷みが目立ちやすいのは水まわりといわれていますが、水まわりよりももっと傷みやすいのは外壁です。
水まわりが傷んできたと思う頃には、外壁の塗り替えもそろそろ検討が必要となってきます。
見た目にあまり気づかなくても、外壁は予想以上に傷んで、塗り替え時期を迎えている場合もあります。

キッチンコンロと外壁塗装水まわりの傷みが気になったらそろそろ外壁塗り替えも!

外壁塗り替えのメリットとは?

外壁を茶色から白へ塗り替えしている最中

外壁が傷んだまま放置してしまうと、家の寿命にも影響が出てしまいます。
外壁を塗り替えることによって、家の美しさを取り戻す以外にも様々なメリットがあるのです。

断熱効果

外壁がヒビ割れるとそこから家が外気にさらされることになります。
外壁を塗り替えることによって、夏は冷房効果の向上、冬は暖かさを逃がさずに過ごすことができるようになります。

遮熱効果

断熱効果と合わせて知っておきたいのが遮熱効果です。
外壁の塗り替えによって、室温の差を軽減することが可能になります。
省エネにも重要なメリットといえるでしょう。

防水効果

外壁の防水効果が弱まると、外壁が傷む原因となります。
外壁を塗り替えることによって、傷みや、雨漏りや雨染みから守る効果があります。

防火効果

外壁の塗り替えによって、火や熱を遮断する効果があります。
外壁材によってその効果は異なりますが、外壁の塗り替えによって火熱を遮る効果が増すことがあります。

耐震効果

外壁材にもよりますが、外壁の塗り替えによって耐震効果が増すメリットもあります。

外壁塗り替えの色選びは?

外壁の色見本

外壁塗り替えをする場合、家の印象を左右することになる色選びも重要になってきます。

色見本で注意すること

外壁を塗り替えるときには小さな色見本で色を選ぶことになるのですが、面積対比の問題により実際に外壁を塗り替えてみると見本の色よりも明るく見えてしまうという問題があります。

そのため、明るい色は妙に明るく鮮やかに、暗い色ならもっと暗く見えてしまうのです。
実際に外壁塗り替えの色を選ぶときは、淡い色なら希望よりも少し濃いものを、濃い色なら希望よりも少し薄めのものを選ぶようにしましょう。

濃いめの色は慎重に検討を

また、黒のような濃い色に外壁を塗り替えると、日射熱を吸収しやすいというデメリットがあります。
夏場には、濃い色で外壁を塗り替えた家は日射熱が流入してしまいやすくなりますので、暑く感じてしまうのです。
外壁の塗り替えには淡いベージュなどの色が人気なのは、こうした点によるものです。

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外壁塗り替えの費用を安く抑えるには?

外壁塗り替えの費用が塗料によって変動するというのは前述したと思います。
しかしその一方で、外壁塗り替えの費用のなかで塗料代というのは一部にしか過ぎません。
外壁の塗り替えには、塗料代のほかに足場設置代や作業費などの割合がどうしても多くかかってしまうことも事実なのです。

そのため、安いアクリル塗料を使って短いスパンで外壁の塗り替えをするよりも、塗料代が高価でも耐久年数の長いもので外壁の塗り替えをしたほうが長い目で見ると費用は安く抑えられる場合も多くあります。

また、外壁塗り替えのためにせっかく費用をかけて足場を組むのだからと、屋根の塗り替えも同時にやってしまうことも多いです。
外壁の塗り替えのために足場を組んで、次に屋根の塗り替えのときにまた足場を組むのは少しもったいないですね。

外壁塗り替えの実際にかかる費用は?

外壁の塗り替えにはだいたいいくらかかるのでしょうか?
外壁塗り替え費用の一例をご紹介します。

例:シリコン塗料による外壁塗り替え費用

建坪30坪、二階建ての場合

仮設工事(足場・養生シート)210,000円
下地補修30,000円
外壁塗り替え工事360,000円
軒裏13,000円
木部・破風板19,000円
19,000円
諸経費98,000円
合計749,000円

2階建て住宅と足場設置

例:フッ素塗料による外壁塗り替えの費用

建坪30坪、二階建ての場合

仮設工事(足場・養生シート)230,000円
下地補修45,000円
外壁塗り替え工事540,000円
諸経費120,000円
合計935,000円

外壁塗り替えの見積もりを頼んでみましょう

そろそろ外壁塗り替えをしたいと考えたら、業者に見積もりを頼んでみましょう。
外壁塗り替えの費用は業者によって様々です。
たとえば同じシリコン塗料でも業者によって使用する塗料が違う場合もありますし、足場代の単価などが違う場合もあります。

数社に外壁塗り替えの見積もりを頼み、その内訳をしっかり理解して納得のいくところに外壁の塗り替えを依頼するのがよいでしょう。
たとえば塗料の種類、外壁を塗り替える色選び、外壁塗り替えを行うタイミングなど、決めなければいけないことはたくさんあります。
プロの目で見てアドバイスをもらうことは、大切な家の外壁塗り替えを行うにあたってきっと良い結果につながるでしょう。

■情報提供:ホームセンタービバホーム

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編集責任者プロフィール
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家仲間コム編集部

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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