室内壁の塗装リフォームを考える|使用する塗料の種類と価格相場の関係は?

室内壁の塗装リフォームを考える|使用する塗料の種類と価格相場の関係は?

室内の壁は主に壁紙クロスか塗装のどちらかで仕上げられています。一般的に室内は壁紙で仕上げていることが多いようですが、あえて室内も塗装で仕上げることで壁紙とは違う質感や温かみのある空間を演出することが可能です。今回は、そんな室内壁の塗装について施工方法や塗料の種類、リフォームにかかる費用の価格相場などを説明していきたいと思います。後ほど詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・室内壁塗料のメリットは色を選べる・質感を楽しめる・継ぎ目がないなどがあり、反対にデメリットは費用が高額・工事中に匂いが出る・汚れが付きやすいなどがある
・塗料の種類は水性塗料・油性塗料・珪藻土・漆喰などがある
・室内壁の塗装・塗り替えリフォームの費用は5~15万円程度

室内壁塗装のメリット1.自分好みの色を選ぶことができる

塗装の大きなメリットの1つに、多彩な色展開からお気に入りを選ぶことができるということがあります。例えば白色ひとつとっても100種類以上のなかから自分好みの1つを選ぶことができるというのは、塗装ならではの魅力です。

室内壁塗装のメリット2.独特の質感を楽しむことができる

壁紙にももちろん色々な種類のものがあるので、素材感が異なるものも多々ありますが、塗装の場合は塗料ならではの独特の質感を楽しめるとして人気を集めているようです。また、単に塗料の質感だけではなく、例えばむき出しの梁や天井などに塗装することで、素材感を活かした空間を演出できるという点も塗装ならではだと言われています。

室内壁塗装のメリット3.壁紙に多い「継ぎ目」の心配が無い

基本的に、壁紙を張る場合はどうしても壁紙の長さに限りがあるため途中で継ぎ目ができてしまうことが多くあります。しかし塗装の場合はそういった心配もありません。

室内壁塗装のデメリット1.施工に手間がかかるので費用が高額なことも

特にクロス張りの壁を塗り替える場合、工事に時間や手間がかかることが多いようです。と言いますのも、壁紙クロスで仕上げている壁を塗りなおす場合には壁の下地から施工する必要があるため、長くて4日ほどかかることもあるとか。また、もし半日~1日で終わったとしても、通常は塗料が完全に乾くまでさらに時間がかかるので、ある程度日数を必要とします。

ちなみにクロス張りの壁を塗り替える場合でなくても、基本的に塗装の場合は現地で色を調合したり材質の状態をみたりする必要があるため、工事に手間がかかることが多いようです。

室内壁塗装のデメリット2.工事中に匂いが出ることも

壁紙の張り替えと違って、塗装の場合はどうしても塗料を使用するため工事中に匂いが生じやすいと言われています。しかし大抵は時間が経つと塗料は揮発するため、段々と匂いは薄れていくようです。

室内壁塗装のデメリット3.汚れが付きやすい

塗装した壁の場合、壁紙のものと比べて汚れが付きやすいという特徴があります。例えば荷物が擦れてしまった跡や手をついた跡など、日常生活の中でつけやすいものも多いので注意が必要と言えるでしょう。しかし塗装した壁は汚れがついてしまったとしても、簡単に部分的に塗りなおすこともできるので壁紙のように大掛かりな工事は必要ないことが多いようです。

室内壁で使用できる塗料の種類や特徴

室内壁で使用できる塗料の種類

塗料は種類によって特徴や機能性、さらには耐久年数なども異なります。そこで続いては、室内壁に使用できる塗料について、種類別に特徴を見ていきましょう。

水性塗料

そもそも塗料とは、樹脂や顔料に溶剤となる液体を混ぜ合わせた液体のことを指します。このうち溶剤として水を使用しているものを「水性塗料」、一方でシンナーなどの揮発性有機溶剤を使用しているものを「油性塗料」と呼びます。

水性塗料の場合、塗布した塗料から水が蒸発することで塗料の色が沈着し、色がつく仕組みとなっています。また、油性塗料と比べて施工時の匂いが少なく、人体への安全性も高いことがメリットとして挙げられます。一方で、油性塗料よりも密着性が劣るため、下地処理や重ね塗りが必要になるケースがあるほか、冬場には塗料の渇きが遅いこともあるそうです。

油性塗料

油性塗料の場合、塗布した塗料から有機溶剤が揮発することで塗料の色が沈着し色がつく仕組みとなっています。そのため、独特の臭気を発することが多いほか、人体に悪影響を及ぼす危険性があると言われています。しかし水性塗料よりも施工が容易なほか、耐久性にも優れているため、油や水が付着しやすいキッチンなどの壁に向いていると言えるでしょう。また、施工中や施工直後はどうしてもシンナーの匂いが鼻につくようですが、時間が経つと匂いは次第に消えていきます。

珪藻土

珪藻土とは、プランクトンなどの藻類の死骸が水底で堆積してできた岩石のことで、塗料としてだけでなく七輪や耐火用レンガの原料としても使われている「自然塗料」の一種です。保温性や断熱性、耐火性など多くの機能性に優れている素材でもあり、仕上げ方によって風合いも異なります。さらに最近では、調湿性や安全性などが優れているものも販売されているので、シーンによって使い分けても良いかもしれませんね。

漆喰

漆喰は他の塗料と比べてもかなり耐久年数が高いと言われています。もちろんメンテナンスを必要としますが、場合によっては寿命が100年以上になることもあるそうです。また、漆喰は調湿性や抗菌性に優れた素材であるほか、人体への安全性も高いと考えられています。

ユニークな塗装方法も!

上記で紹介した以外にも、最近はユニークな塗装方法も人気を集めているようです。例えば壁を黒板にして使用できる「黒板塗料」や、既存の壁をホワイトボードとして使うことができる「スケッチペイント」などは、オフィスやカフェでも活用されています。

室内壁塗装・塗り替えの価格相場とは

室内壁の塗装・塗り替えリフォームの場合、塗料の種類や施工する面積、下地処理の必要性などによって費用に差が生じます。しかし基本的には、5~15万円が費用の価格相場と言えるでしょう。

まとめ

いかがでしたか?室内の壁塗装に関しては、最近は水性塗料を使用した施工が主流となってきているようです。しかしもちろん他の塗料を使用することも可能なので、気になる方は一度業者の方に相談してみることをおすすめします。ぜひ参考にしてください。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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