シーリングファンのメリット・デメリット|取り付け時の注意点とは

シーリングファンのメリット・デメリット|取り付け時の注意点とは

憧れのマイホームを手に入れたら、リビングや吹き抜け空間に、外国の住宅みたいなシーリングファンを取り付けたい!と思っている方も多いのではないでしょうか?シーリングファンは、見た目がおしゃれなだけでなく、機能性も優れているんですよ!この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・シーリングファンのメリットは、「室温を一定に保つことができる」「冷暖房効率がアップする」「吹き抜けや、天井が高い部屋の空気を循環させる」「インテリアとしておしゃれ」など
・シーリングファンのデメリットは、「重量があるため、天井補強リフォームが必要な場合がある」「ファン部分のお手入れが面倒」「高い天井に取り付けると、掃除が大変」「わずかだが電気代がかかる」など
・シーリングファンの取り付けは業者に依頼するのがおすすめで、業者によるシーリングファンの取り付け費用の目安は5千円程度

シーリングファンとは?



出典:ハンターオリジナル(ブラック)|ハンター

シーリングファンとは、天井に取り付けるタイプのファンのことで、サーキュレーターのような役目を果たします。ファンを回転させることにより、部屋の中の空気が循環します。シーリングファンには、ファンだけのシンプルなタイプと、ファンと照明器具が一体化したタイプがあります。



出典:ビルダーSR(ニューブロンズ)|ハンター

シーリングファンのメリット・デメリット

シーリングファンのメリット・デメリット

シーリングファンの最大のメリットは、空気を循環させられる点にあります。温かい空気は上へあがり、冷たい空気は下に溜まるという性質があるので、シーリングファンを稼働させることにより、天井付近に溜まった温かい空気と、床面に溜まった冷たい空気を循環させることができ、室温を一定に保つことができます。

監修者コメント
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高天井にはシーリングファンと高窓を

天井高さが高いほど、冬場は床付近が寒く、天井付近は暖かいという温度差が生じやすくなります。これを解消するためには天井にシーリングファンを設け、空気を上下にゆっくりと循環させることが有効です。しかし夏場は循環させるより、天井付近に溜まった熱い空気は、天井付近の窓から排出させる方が快適です。高天井の部屋にはシーリングファンと、高い位置に開放できる窓を設けることが、一年を快適に暮らすコツなのです。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

シーリングファンはこんなお部屋におすすめ!

シーリングファンがおすすめの部屋

シーリングファンには、メリットもデメリットもありますが、特に上記のようなお部屋の方におすすめです!

シーリングファン取り付け時の注意点は?

シーリングファンは、買ってきたらすぐに取り付けられるわけではありません。実際に、商品を手に取ってご覧になったことがある方はわかると思いますが、シーリングファンは重いんです!こんなものを天井に取り付けて、落ちてこない?大丈夫なの?と心配になりますが、心配した方は正解です。

シーリングファンは、一般的な照明器具と違って、少し重量があります。天井は、梁に木材や軽量鉄骨を格子状に組み合わせて下地を作り、その上から、石膏ボードや薄いべニア板などの木材を張って仕上げられていることが多いため、下地部分以外は、シーリングファンの重量に耐えうる強度がない場合が多いのです。

また、シーリングファンは電気でファンを動かすため、商品そのものの重量に加えて、遠心力や振動などの力も加わります。この点を考慮して、どれぐらいの重量になるか計算する必要があります。天井の耐荷重量は、5~10㎏程度までとなっている場合が多く、耐荷重量より重いものを取り付けてしまうと、天井ごと落下してしまう危険性があります。

国内生産のシーリングファンは、日本の住宅事情に合わせて、ほとんどが10㎏以下で作られていますが、軽量タイプのシーリングファンでも、6kg前後の重量があります。購入時には、必ず重量を確認しておきましょう。

耐荷重量を確認してみよう!

では、ご自宅の天井の耐荷重量を確認してみましょう。マンションや建売住宅などでは、天井の照明を取り付ける位置に「ローゼット」と呼ばれる金具が取り付けられています。

ローゼットの種類

ローゼットの種類ローゼットの種類(※画像はイメージです)

<耐荷重量5kgまで>
●角型引掛シーリング
●丸形フル引掛シーリング
●引掛埋込ローゼット

<耐荷重量10kgまで>
●フル引掛ローゼット(ハンガー付き)
●引掛埋込ローゼット(ハンガー付き)
●ハンガー金具が天井に付いている場合

ローゼットがない場合

ローゼットがない場合は、天井から直接配線が出ていて、照明器具を取り付ける仕組みになっていますが、この場合は、シーリングファンの重量に耐えられません。天井の補強リフォームをする必要があります。

シーリングファンの取り付けを業者に依頼した場合

シーリングファンを取り付けるためには、ローゼットがあれば、耐荷重量を確認することが出来ますが、実際に取り付けて運転させたときに、本当に重量に耐えられるかどうか不安になります。シーリングファンの取り付けを業者さんに依頼しても、そんなに高額ではありませんので、プロに任せたほうが安心です。

取り付け費用の目安は、5千円程度で、ローゼットを取り付けたり、天井の補強リフォームが必要な場合は、費用がアップします。

監修者コメント
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シーリングファンの取り付けはプロに頼もう

シーリングファンは自重はそれほど重くなくても、回転するため荷重は思ったよりも大きくかかります。高天井ならなおさら、万が一の落下は大事故にもつながりかねないため、取り付けはプロに依頼したいところです。取り付けの際は天井補強が必要な場合もありますし、高天井なら足場の設置が必要な場合もあります。設置をご検討の方は、早めにプロに相談し、設置費用を見積もってもらえると安心ですね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

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シーリングファンの取り付け業者を依頼する際は、一括見積りが便利です。依頼内容を入力すると業者から連絡が来て、訪問見積りや電話見積もりをしてもらえます。業者によって独自のサービスや技術があるので、希望に合う業者を比較検討しましょう。

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監修者プロフィール
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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

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noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

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家仲間コム編集部

プロフィール


利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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