昇り降りが大変な2階リビング|階段リフォームで改善しよう

昇り降りが大変な2階リビング|階段リフォームで改善しよう

2階リビングになると、家族団らんの場が2階になります。買い物の荷物や、ゴミ出し、宅急便の受け取りなど、これらの日常行動のたびに2階への昇り降りが必要になります。この点で2階リビングリフォームをためらう方もいらっしゃいますが、いずれも階段リフォームにより改善が可能です。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・階段のリフォーム方法は、「勾配を緩くする」「踊り場を設ける」「手すりを設置する」の3つ
・階段リフォームにかかる費用は、工事内容によっても異なるが、おおよそ5万円〜300万円
・階段リフォームの注意点は、工期中は原則として階段を使うことができないこと

2階リビングは階段の昇り降りが大変!?

元々エレベーターの無いアパートや戸建住宅にお住まいの方は、階段があることが多いので気にならないという方もいらっしゃるのですが、エレベーター付きマンションであったり、1階にお住まいだった場合、階段の昇り降りは大変だと感じることもあるようです。

2階リビングにすると、日々の買い物の荷物や、宅急便の受け取り、ゴミ出しなど、何かと1階と2階の移動があるので、確かに階段の昇り降りが大変と思われる方もいらっしゃるでしょう。

昔の住宅は急勾配の階段が多かった?

昔の住宅では急勾配の階段が多く、これは、狭小住宅が多かったために階段スペースをとることができず、やむを得ず急勾配にして階段を設けたという経緯があるためです。急勾配の階段は、昇るのも降りるのも怖いですよね。

1. 階段のリフォーム方法

階段のリフォーム方法

1-1. 勾配を緩くする

昇り降りの大変さを解消する階段のリフォームとして、まず最初に思いつくのは、階段の傾斜を緩くすることではないでしょうか。階段の傾斜が緩くなると、昇り降りが安全になり、階段の高さも低くなるので、足の上げ下ろしも楽になります。

階段の傾斜を緩くするためには、それだけ奥行きが必要になるため、階段スペースが必要になります。段数を増やすため、階段の長さも長くなります。階段の高さは、「建築基準法」で定められており、決められた基準値をクリアーしなければいけません。

●踏み面積:幅150㎜以上、高さ230mm以下(一段あたり)
●踊り場:750mmまたは1200mm以上

この基準値で考えると、階段の傾斜を緩くするリフォームをした場合、約900mmのスペースを確保する必要があります。

緩い勾配にすればするほど良いかというとそうではなく、緩くするほど段数が増えるので、適正な勾配にする必要があります。一般的に、理想的な階段の勾配は45度で、安全で安心な勾配は、おおよそ30度~35度と言われています。

1-2. 踊り場を設ける

一気に2階まで上がる「直線階段」よりも、踊り場のある「折れ階段」や「折り返し階段」にすると、途中で休憩できるので、昇り降りの負担を軽減できます。また、万が一、階段から落ちた場合でも、踊り場で止まることができるので、安全対策としてもおすすめです。

「折れ階段」
一般的に、リビングの隅に設置する場合に多く採用される階段の種類です。踊り場または、斜め角度の階段部分が生じます。設置スペースは少なくて済みますが、斜め角度の階段部分は狭くなることがあるため、安全面に注意が必要です。

「折り返し階段」
途中に踊り場を設置するため、万が一階段で足を踏み外した時も踊り場で止まることができ、被害を最小限に抑えることが出来ます。階段の踏み外し対策にもおすすめです。

1-3. 手すりを設置する

手すり手すり(※画像はイメージです。)

階段自体のリフォームは費用がかかってくるので、費用を安く抑えたい場合は、手すりを設置するだけでも、階段の昇り降りの負担を手助けしてくれます。体重を支える手すりの設置には、それに耐えうる下地の強度が必要です。きっちり補強しておきましょう。

手すりの設置はDIYでも可能ですが、前述したように、体重を支えられるだけの強度が必要ですので、下地の補強は必ず行いましょう。強度が足りないと、ご利用される方が怪我をすることもあり得ますし、壁ごとはがれてしまう可能性もあります。

ご自身で下地の確認が出来ないようであれば、業者さんに依頼するほうが安全で安心です。

2. 階段リフォームの費用目安

階段リフォームの費用目安は、現状を活かして階段の勾配を緩くするリフォームを行うのか、または、現状の階段を全て撤去して掛け替えるのか、によっても大きく異なります。一般的には、すべて撤去して掛け替えるほうが高くなります。

また、使う材質や、デザイン性、階段下に収納をつけるなどのオプション工事などの有無によっても、費用が異なります。

●勾配を緩やかにするリフォーム:おおよそ"24万円~"
(階段を1段増やして傾斜を緩やかにした場合)

●階段の掛け替えリフォーム:おおよそ"100万円前後"
(階段を撤去し、新しく掛け替える場合)

●階段の位置を変更するリフォーム:おおよそ"150万円~300万円"

●階段に手すりを設置するリフォーム:おおよそ"5万円~30万円"

階段リフォームの注意点

階段リフォームをする際、注意しなければいけない点があります。階段リフォームには数日かかる場合もあり、この間階段を使うことができません。事前に工期の日程を聞き、その間の対策を検討しておきましょう。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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