洗面所の収納アイデア6選|市販品から本格的なリフォームまでを紹介
洗面所は、身支度用のお化粧品やヘアケア用品、バスタオルなどのタオル類など、たくさんの物を使う場所なので、収納が多いと便利です。今回は、市販品からリフォームまで、洗面所に収納を造るアイデア6選をご紹介します。まずはこの記事のポイントを以下にまとめました。
POINT この記事のポイント
・洗面所収納と洗面脱衣所全体を改善したいという声が多い
・洗面所のデッドスペースを有効活用するには突っ張り棒や壁面棚などを活用する
・リフォームで洗面所に収納スペースを作るには吊り戸棚や壁面可動棚がおすすめ
目次 [ 非表示 ]
洗面所で改善したいところは?
一日に何度も使う洗面所。日々生活していると、使い勝手の良し悪しや収納に関することなど、あれこれ改善したい点が出てくるものです。洗面所で改善したいところを聞いたアンケートでは、上記のグラフのような回答が出ています。
回答者の意見を見てみると・・・
●洗面所に置く物が増えすぎたので収納を一番に改善したい
●化粧品、タオル、洗剤、ハンガー、歯ブラシなど、洗面所に収納したいものがたくさんある
●水が飛び散りやすく、掃除のしやすさやが気になる。欲しいものが置ききれないので洗面所収納を増やしたい
洗面所収納と、洗面脱衣所全体を改善したいという声が、それぞれ20%で最も多く、続いて、鏡、水栓、という回答でした。また、洗面所に関する他の調査でも、「洗面所の収納スペースを増やしたい」「洗面所を整理しやすいレイアウトにしたい」と言った声が約60%もあるそうです。
では、アンケートの回答でも多い洗面所の「収納」の改善にスポットを当ててみたいと思います。
狭い洗面所スペースを活かすポイント
洗面所には、本当に物があふれます。タオル、化粧品、ヘアケア用品、洗剤、掃除道具、洗濯前の脱いだ衣類・・・。特に、化粧品やタオル類は家族の分だけ増えていきます。洗面所の限られたスペース内に、どうやってこんなにたくさんの物を収納しようか、多くの方が試行錯誤されていることでしょう。
狭い洗面所スペースを最大限生かすポイントは、デッドスペースを有効活用することです。例えば、洗濯機の上、洗面台の上、壁面、扉の内側など、ちょっとのスペースさえ見逃してはいけません。
洗面所に収納を作るアイデア
洗面所に収納を作りたい場合、一番安く手軽にできる方法として、市販品の「突っ張り棚」や「壁面棚」をご利用されている方も多いのではないでしょうか。また、DIYもしくは業者さんに依頼するなど、洗面所のリフォームで収納を増やすアイデアもあります。
1. 突っ張り棚
2,000円程度~
〇価格が安い
〇取り付け、取り外しが簡単
△取り付け方が甘いと落ちてしまう
△耐荷重量があまりない
△置いたものが見えてしまう
2. 壁面棚
2,500円程度~
〇見た目がおしゃれ
〇基本的に壁であれば取り付け可能(石膏ボードの場合は、専用の棚を使用)
〇箱タイプや棚タイプなど、組み合わせて、洗面所に合わせて取り付けられる
△耐荷重量が軽い
△大きな物が置けない
△置いたものが見える
3.ランドリーラック
次に、洗濯機の上のデッドスペースを有効活用できる「ランドリーラック」も人気です。
10,000円程度~
〇天井と床に突っ張る形で設置するので安定する
〇取り付け、取り外しが簡単
〇カラーの物もあり、洗面所の雰囲気に合わせられる
〇壁に穴を開けなくて良い
△大きさと形がある程度決まっているので、複雑な造りの洗面所には設置が難しい
4. ラダーラック
狭いスペースでも設置しやすいラダーはどうでしょうか?ラダーとは、はしご状になったオープン棚で、最近のおしゃれ収納アイテムとして人気があります。壁面スペースを有効活用できますね。
12,000円程度~
〇見た目がおしゃれでスッキリする
〇狭い場所でも設置しやすい
〇壁に穴を開けなくて良い
〇棚やハンガーパイプなど選べる
△あまり重いものが置けない
△隙間に設置するので大きな物は置けない
5. 吊り戸棚を取り付ける
吊り戸棚を取り付ける場所は、主に、洗面台の上、洗濯機の上、扉の上などが多いでしょう。オーダーメイドにすればお好みのサイズを選べますが、費用が上がる場合もあるので確認が必要です。
基本的には、オープンな棚が多いですが、扉をつけると見た目もすっきりします。また、吊り戸棚の下部分にハンガーパイプを取り付けると、洗濯物の一時置きや、お掃除用のブラシを吊るせて便利です。
費用目安:2万円~
〇デッドスペースが有効活用できる
〇洗面所に合った大きさ、サイズのものを取り付ければ見た目がスッキリする
〇得意な方はDIYでも取り付け可能
△高いところに取り付けるので、お子様や背の低い人は届かないことも
△業者さんに取り付けてもらうと費用がかかる
6. 壁面可動棚を取り付ける
壁面可動棚は、壁であればほとんどどこにでも取り付けられます。小さいサイズから、天井まであるような大きなサイズまで、洗面所スペースに合わせてお好みのサイズで取り付け可能です。
費用目安:2万円~
〇デッドスペースである壁面を有効活用できる
〇可動棚なので、収納する物に合わせて高さを調節できる
〇得意な方はDIYでも取り付け可能
△狭い洗面所だと、奥行きの浅い棚しか取り付けられない
△業者さんに取り付けてもらうと費用がかかる
まとめ
洗面所の収納を改善するには、市販品でも十分対応できますが、吊り戸棚や壁面可動棚などをプロに取り付けてもらうと、何より空間がすっきりします。
ご自身でDIYで取り付けられる方もいらっしゃいますが、壁や天井に穴を開けたり、高所で重い棚を持って作業しなければいけないので危険を伴います。慣れた方以外は、業者さんに依頼したほうが安心です。
下地に気をつけよう
突っ張り棚などはDIYで簡単に取り付けることができますが、気をつけたいのは、壁の内部の下地です。表面からみれば壁面はどこでも同じように見えますが、その中には柱や間柱といった下地材が間隔を開けて入っています。下地がないところに突っ張り棚を設置してしまうと、壁がたわんで突っ張り棚が落下してしまうこともあります。長期的に使う棚なら、下地もしっかりとプロにつくってもらえると安心ですね。
監修者:高橋 みちる(一級建築士)
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アールイーデザイン一級建築士事務所代表。
住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。
著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)
【保有資格】
- 一級建築士(登録番号:第331817号)
- 既存住宅状況調査技術者(証明書番号:第02201400260号)
- 住宅性能評価員(終了証番号:第02170424号)
- インテリアコーディネーター(登録番号:011961A)
- 福祉住環境コーディネーター2級(証書番号:05201851)
- 震災建築物応急危険度判定士(認定番号:730220552)
【所属】
- アールイーデザイン一級建築士事務所:代表
- JIO|株式会社日本住宅保証検査機構:検査員 及び 評価員
- 三井ホーム株式会社:リフォームプランナー
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高橋みちる|リフォームコンサルタント|note
利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。
大永 和弘 (おおなが かずひろ)
大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。
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監修者:高橋 みちる(一級建築士)