トイレの床の張り替え・交換のポイントとは|気になる価格相場とは

トイレの床の張り替え・交換のポイントとは|気になる価格相場とは

何かと汚れやすいトイレの床には、汚れにくい床材を選び張替え・交換することで見た目を美しく保つことも可能です。今回は、トイレの床張替え・交換について、リフォームの際に抑えておくべきポイントや施工方法、工事にかかる価格相場などを詳しく紹介します。まずはこの記事のポイントをまとめました。

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POINT この記事のポイント

・トイレの床材にはクッションフロアがおすすめ
・トイレ床材の張替え・交換の目安は約10年
・トイレの床張替え・交換にかかる費用の価格相場は約2~8万円

トイレの床にピッタリな床材とは?

トイレの床にピッタリな床材

家の中にある家具や設備のほとんどは、時間が経つにつれて色が変わっていったり、機能面で劣化していったりしますよね。トイレの床もその一つで、ある程度時間が経つと色あせていったり、汚れが目立つようになったり、カビが発生することもあるようです。

トイレの床とほかの部屋の床の一番の違いは、アンモニアや水で汚れる危険性が高いことにあります。したがって、トイレではリビングやダイニングなどで使用されている床材を使用するのではなく、異なる機能性に優れたものを使う必要があります。まずは具体的にどんな床材がトイレに適してるのかについてみていきましょう。

1. トイレに最適!?クッションフロア

クッションフロアという床材をご存知ですか?クッションフロアはトイレをはじめとした水回りに適していると言われており、人気もある床材となっています。少し前のものとは違って、現在のクッションフロアは色や柄なども豊富に取り揃えられており、木目調や大理石風、タイル張りのような高級感ある柄もあるようです。

また、ビニール素材なので水や汚れに強く、ワックスがけなどのメンテナンスをも必要ないほか、はさみで簡単に切断できるので、DIYとして利用する人も多いとか。比較的安価な値段であることも人気を裏付けているようです。

また、遮音性に優れているものや防カビ・防汚機能に優れているものなど、機能性が備わったクッションフロアも現在多く販売されいています。クッションフロアはもともと水や汚れに強いという特性がある床材ですが、さらに機能面で優れているものを選ぶことができるのはうれしいですね。

2. 複合フローリング

クッションフロアのほかに、トイレで使用されることが多い床材として複合フローリングがあります。複合フローリングとは、無垢材のものではなく、複数の板を併せたものの上から薄い天然木や化粧材を張ったもののことを指します。

無垢材のような重厚な雰囲気は出ないものの、木目調や大理石風など、いろいろな柄から選ぶことができるというメリットもあります。そもそも通常の無垢材を使用したフローリングは、トイレには不向きと言われています。

これには無垢材のフローリングが水に弱いうえ、アンモニアやトイレ用洗剤が付着してしまうことで変色してしまうことが原因として考えられています。その点、複合フローリングの中には防水性、防汚性、耐アンモニア性などの機能が備わったものが販売されていますので、特殊な環境下に置かれているトイレにもピッタリといえるのです。

しかし一方で、複合フローリングに張り替える場合は、継ぎ目が広いものであったり、継ぎ目が多かったりするものには気を付けましょう。継ぎ目が広かったり多かったりすると、汚れの原因となりますし、隙間から水やアンモニアが侵入し、匂いの原因になることもあります。

3. 機能性に優れているタイル

トイレの床、壁、天井に至るまで、タイル張りであるというご家庭も少なくはないですよね。タイルは汚れにくく、耐水性にも優れているということから、トイレに適した床材と言われています。

一方で、タイルはどうしてもひんやりと感じたり、足元が滑りやすかったりとデメリットもあるようです。しかし最近は、空気清浄効果もあるセラミックタイルなども販売されているので、トイレに匂いをどうにかしたい、という人には特におすすめです。

監修者コメント
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選ぶポイントは、汚れの落としやすさ

トイレの床は、水ハネなどにより汚れがつきやすい場所です。汚れる前提で、いかにお掃除しやすいか?という視点で選ぶと、後々のお手入れもラクになりますね。また、タイルやフローリングのような「継ぎ目」ができる床材は、こぼれた液体が継ぎ目から染みこんでしまうこともあるので、その点は継ぎ目のないシート状の素材だと安心です。ぜひお手入れのしやすさに注目して、床材を選んでみてくださいね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

トイレの床材を張替え・交換する際のポイント

トイレ床材の張替え・交換はDIYとしてご自身でも施工可能です。しかし特に慣れていない人が施工してしまうと、何かと不具合も生じてくるようです。そこで続いては、トイレの床材を張替え・交換する際のポイントをいくつか紹介していきましょう。

張替え・交換の目安は10年!

家の中の設備や床・天井・壁など、経年劣化していくものは数多くあります。トイレの床も例外ではなく、張替え・交換は10年を目安に行った方が良いと言われています。

10年経っていないとしても、カビが発生していたり、汚れが目立っていたりといった見た目の悪化のほか、剥がれやひび割れなどがみられるようになったら、張替え・交換を検討した方が良いでしょう。

もし放っておいてしまうと、トイレの床の土台にまで水やアンモニアが浸透し、カビの発生や腐食といった影響を及ぼす危険性があります。

DIYでは追いつかないことも?

通常、床をリフォームする際は「重ね張り」「張替え」の2種類から方法を選択します。重ね張りはその名の通り、既存の床材の上から新しい床材を貼るという方法で、張替えはその反対で既存の床材をはがしたうえで新しい床材を貼る方法です。

トイレの床に関しては、このうち張替えの方が適していると言われています。というのも、重ね張りの場合、もともとの床に傷やへこみができていると、新しい床材との間に空気層ができてしまい、カビを発生させる原因となってしまうことがあるからです。

張替えは工具と材料さえそろっていればDIYとしてご自身でもできる工事ですが、慣れていない人にはおすすめしません。また、トイレの床の上を歩くときしむ音がしたり、ふかふかしている場合は床の下地や土台にまでダメージが浸透していることがありますので、業者の方に依頼することをおすすめします。

トイレ床張替え・交換にかかる価格相場

トイレの床張替え・交換にかかる費用の価格相場は2~8万円が妥当といえます。もしコストを抑えたいのならば、床材をクッションフロアにすると良いでしょう。また、トイレの床の劣化が見られたら、すぐにリフォームを依頼することも大切です。リフォームを渋ってそのまま放置しておくと、下地や土台にまで影響が及び、逆にリフォーム費用がかさむこともあります。

監修者コメント
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リフォームのコツは、まとめて工事すること

トイレの床は張り替えたいけど、便器はキレイだからまだ交換するほどではない…。とはいえ、床を張り替えるとなると、便器は一旦外してまた設置するという工事が発生してしまいます。ならば、この機会に便器の交換をしてしまえば、取り付け工賃がお得になりますね。最近の便器は節水や節電機能が進歩していますので、光熱費も大幅削減できるかもしれません。まとめて工事でお得なリフォーム、ぜひご検討されてみてはいかがでしょうか。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

トイレ床張替え・交換をお得に行うには?

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監修者プロフィール
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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

【保有資格】

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noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

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編集責任者

家仲間コム編集部

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
編集者画像

大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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