浴槽塗装できる素材とは|費用目安と塗装のポイントを解説

浴槽塗装できる素材とは|費用目安と塗装のポイントを解説

ご家庭での使用頻度の多い浴室は、経年劣化や研磨剤を使ったお掃除などで塗装がはがれると、サビやカビが発生することがあります。浴室は湿度の高い場所でもあるため、使う塗料や塗装にもポイントがあります。今回は、浴槽塗装のポイント、浴槽の素材や費用目安などをお伝えします。まずはこの記事のポイントを以下にまとめました。 

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POINT この記事のポイント

・浴室塗装は研磨剤や研磨効果のあるスポンジなどを使用するとはがれやすい
・浴室塗装がはがれるとカビを引き起こすおそれがある
・浴槽塗装可能な素材はFRP素材と人造大理石、塗装が難しいのはステンレスやホーロー
・浴槽塗装の費用目安は約13万円~24万円

浴槽塗装の劣化の原因

激落ちくん激落ちくん(※画像はイメージです)

浴槽塗装は、経年劣化や日頃のお掃除によって、はがれてきます。特に、研磨剤や研磨効果のあるスポンジなどを使用してお掃除をしていると、知らず知らずのうちに傷がたくさんついて、塗装がはがれてしまいます。

水だけで落ちると人気のメラミンスポンジにも要注意です。特に、FRP素材の浴槽に使うと、細かい傷がついてしまいます。とはいえ、素材によっては、水だけで汚れが落ちるので、メラミンスポンジはとても便利な部分もあります。

近年は塗装技術も上がり、塗料も良い品質で、機能性に優れたものが開発されているので、よほどのことがない限り塗装がすぐにはがれてくることはありません。

新築住宅では、ほぼ心配ないと言っても良いでしょう。家仲間コムに寄せられるご依頼を見てみても、築35年以上経った住宅になってくると、再塗装のご相談をされる方が多いようです。

浴槽塗装の劣化がもたらす弊害

近年よく採用されている浴室のユニットバスは、FRPという素材が使われており、耐久性に優れ、さらに表面には、防水塗装が施されています。この表面の浴槽塗装がはがれだすと、まず、そのはがれた部分から水が染み込み、カビの原因となります。

カビがひどくなったりサビてくると、ユニットバスそのものを交換しなくてはいけません。

浴槽塗装ができる素材

浴槽に使われている素材にもいろいろあり、浴槽塗装ができるものとそうでないものがあります。

1. FRP素材

FRP素材とは、「ガラス繊維強化プラスチック」という素材でできており、軽くて、非常に耐久性が高く価格もお手頃なことから、近年のユニットバスでは最も採用されている素材です。保温性、耐摩耗性、耐衝撃性にも優れています。

費用目安はおおよそ5万円~35万円程度となっており、さまざまな浴槽の中でも最もお手頃価格となっています。

2. 人造大理石

人造大理石は、その質感やデザイン性から人気の素材です。メーカーによって品質が異なるため、ショールームなどへ行って実際に商品を見てから購入されるほうが良いでしょう。再塗装もしやすい素材です。

「ポリエステル系」「アクリル系」があり、アクリル系のほうが表面がなめらかで、そのなめらかさはFRP素材の約3倍と言われています。他の素材と比べて硬度があり、光沢が美しいことが特徴です。カラーバリエーションが豊富で、お手入れもしやすいことから人気があります。

費用目安は、ポリエステル系で、おおよそ10万円~40万円、アクリル系で、おおよそ30万円~120万円程度となっています。

浴槽塗装が難しい素材

以下の浴槽素材は浴槽塗装が難しいため、もし劣化が見られたら、浴槽ごと交換する必要がありますが、素材そのものの清掃性や耐久性が高いのも特徴です。

1. ステンレス

耐久性が高く、保温性に優れており、昔の浴槽でよく採用されている素材です。無機質な感じで冷たい印象ですが、逆にそれがクールな印象をもたらします。傷やサビにも強い素材です。費用目安は、おおよそ7万円~25万円程度となっています。

2. ホーロー

ホーローは、その独特の質感から、キッチン用品でも人気の素材で、ガラスから作られた素材です。「鋼板」「鋳物」があり、鋳物ホーローは重量感がありサビや腐食に強く耐久性に優れています。

重量があるため、2階以上の場所に設置する場合は、下地に強度が必要になり耐荷重量を高める必要があるので注意が必要です。ナイフで傷つけても傷がつかないほどの強度があるためお手入れもしやすいです。表面がガラス層でできているので、FRP素材の約5倍ものなめらかな質感が魅力です。

費用目安は、おおよそ16万円~135万円程度となっています。

浴槽塗装のポイント

浴槽塗装は、ご自身でDIYに挑戦しようと思われる方も多いと思いますが、浴槽塗装の仕方によってうまく塗れていないと、塗りムラがある部分から浸水してカビが発生したりサビの原因になるリスクも高いため、慎重か丁寧塗装できる技術が必要になります。

浴槽塗装を成功させるためには、下地の調整が最も重要です。ゴミや汚れを取り除いて綺麗にするだけでなく、古い塗料をはがしたり、表面をなめらかにした上で、下地材を塗っておきます。それから、塗装をしない場所に養生をし、耐水性・防カビ性などに優れた浴室用塗料を使って浴室塗装をしていきます。

浴槽塗装の費用目安

浴槽塗装の費用目安は、浴槽の素材や、現状、大きさなどによって異なりますが、家仲間コムの施工事例を見ると、おおよそ13万円~24万円程度のようです。もちろん、この費用より安い場合も多くありますので、複数の業者さんに見積もり依頼をして、比較検討されることをお勧めします。

浴槽塗装業者さんを選ぶポイント

浴槽塗装には、確かな技術が必要です。業者さんを選ぶ際には注意しましょう。工事の流れや施工に関して、きちんと説明し、質問にも答えてくれるか、塗装した箇所への保証があるかを聞いてみましょう。その他にも、浴室塗装の経験がどれぐらいあるか、施工事例が豊富にあるなども参考になりますよ。

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浴槽塗装業者費用見積もりを依頼する際は、一括見積りが便利です。依頼内容を入力すると業者から連絡が来て、訪問見積りや電話見積もりをしてもらえます。業者によって独自のサービスや技術があるので、希望に合う業者を比較検討しましょう。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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