火災報知器を取り付けて安全性アップ|既存住宅へのおすすめは?

火災報知器を取り付けて安全性アップ|既存住宅へのおすすめは?

平成20年以降、消防法により、住宅への火災報知器の設置が義務付けされましたが、いまだに火災報知器を設置していないお宅もあるかと思います。万が一火事が起こった場合、火災報知器がないと逃げ遅れてしまう可能性もあり、大変危険です。ただちに火災報知器を設置しましょう。今回は、既存住宅に設置できる火災報知器をご紹介します。

匿名・無料の一括見積もり

POINT この記事のポイント

・既存住宅に火災報知器を設置するなら、「電池式のワイヤレス連動式」火災報知器がおすすめ
・火災報知器の設置費用目安は、おおよそ0.5万円~5万円
・火災報知器を選ぶポイントは、「安全性」「価格」「感知方式」の3つ

火災報知器の設置は義務です!

火災報知器は、平成18年6月1日から、消防法により設置が義務付けられており、この日以降に着工された新築住宅には、全て火災報知器が設置されています。

既存住宅への設置は、各市町村により設置が定められており、平成20年6月1日から平成23年6月1日の間に設置義務化の期限が定められています。

参照:一般社団法人 日本火災報知機工業会

既存住宅におすすめの火災報知器は?

既存住宅に火災報知器を設置する場合は、配線工事が不要な「電池式」がおすすめです。「電池式」の場合は、ドライバー一本あれば、簡単に設置できます。

「コンセント式」は電池交換が不要ですが、配線工事の必要があるため、電気工事士の有資格者による設置が必要ですし、工事も大がかりになってきます。コンセント式を採用したい場合は、新築工事中がおすすめです。

ですが、停電時には作動しないため、地震や落雷時など、停電が起きている最中の火災は感知することができませんので、「電池式」をおすすめします。

既存住宅の壁材・天井材に注意

昨今の住宅の壁材・天井材には、石膏ボードが使用されていることが多く、石膏ボードは中が空洞で耐荷重量が低いので、下地の強度を上げる必要があります。火災報知器には、石膏ボード取り付け用の商品もあり、石膏ボード取り付けプラグなどがセットになっています。

火災報知器を設置する場所に注意

火災報知器を設置する場所は壁や天井になりますが、設置する位置に注意点があります。

天井に設置する場合

火災報知器火災報知器(※画像はイメージです)

火災報知器の中心を壁から0.6m以上離して設置します。
※熱を感知するものは0.4m以上


●梁などがある場合には、梁から0.6m以上離して設置します。
●エアコンなどの吹き出し口がある場合には、吹き出し口から1.5m以上離して設置します。

壁に設置する場合

火災報知器火災報知器(※画像はイメージです)

火災報知器の中心が天井から0.15~0.5m以内の位置に設置します。

既存住宅に設置するならワイヤレス連動式がおすすめ

「ワイヤレス連動式」とは、親機のみに電源を必要とし、親機・子機間に連動配線をすることにより一ヶ所で感知した火災を、全ての警報器が反応して知らせてくれるタイプです。設置してある部屋全部に警報音が鳴るため、より安心です。

電池式ワイヤレス連動型なら配線が不要なため、ご自身での設置も可能です。専用のリチウム電池が使える商品なら、約10年も電池が長持ちします。


出典:住宅用火災警報器|panasonic

火災報知器を選ぶポイント

火災報知器を選ぶポイント

<安全性>
火災報知器を選ぶポイントは、まずは「安全性」が最重要です。火災報知器にはたくさんの商品がありますが、「NSマーク」が付いているものは日本消防検定協会の鑑定に合格したものですので、安心です。お買い求めの際は、このマークがついている商品を選びましょう。

<価格>
次に、価格ですが、火災報知器は、ほとんどのご家庭に複数個の設置が義務付けられていますので、その分の費用がかかってきます。複数購入での割引などがないか、販売店に問い合わせてみましょう。

<感知方式>
感知方式には、「煙式(光電式)」と「熱式(定温式)」があり、基本的には「煙式(光電式)」を採用しますが、キッチンには、調理による煙や水蒸気に反応しない「 熱式(定温式)」を採用します。

火災報知器の設置費用目安は?

火災報知器の設置は、高所での作業やドライバーを使った作業が得意であれば、DIYでも可能ですが、強度のある下地に取り付けなければいけないなど、素人では難しい作業もあります。では、火災報知器の設置を業者さんに依頼した場合の費用目安はどれぐらいになるのでしょうか?

火災報知器の設置費用目安は、おおよそ"0.5万円~5万円"程度で、火災報知器の種類や設置場所の現状などによって変わってきます。火災報知器の種類でみると、「連動式」より「単独式」のほうが価格が安くなっています。ワンルームであれば、「単独式」にすると設置費用を抑えることができます。

2階建てや3階建て、高齢者やお子様がいらっしゃるご家庭には、より素早く火災の発生を知らせてくれる「連動式」をおすすめします。

既存住宅には結局どれがおすすめ?

火災報知器にもたくさんの種類があるので迷ってしまいますが、既存住宅に火災報知器を設置するなら、ズバリ、「電池式」で「ワイヤレス連動式」の火災報知器がおすすめです!

火災報知器設置・取り付け業者を一括見積り!

火災報知器設置・取り付け業者の費用見積もりを依頼する際は、一括見積りが便利です。依頼内容を入力すると業者から連絡が来て、訪問見積りや電話見積もりをしてもらえます。業者によって独自のサービスや技術があるので、希望に合う業者を比較検討しましょう。

家仲間コムの見積もりサイトには、約1000社の登録業者さんがいて、いろんな依頼に対応できるのが魅力です。また、匿名・無料で見積もり依頼ができるのでしつこい勧誘などもありません。

火災報知器設置・取り付け業者の費用見積もりを無料でしてみる

完全無料で利用できるので、お気軽にご利用ください。

家仲間コムなら
業者の手数料が無料だから安くなるかも!/

一般的に業者さんがサイトに支払う成約手数料
(売上の約10〜20%)が家仲間コムではかかりません。

火災報知器の
業者さんを匿名で探してみる
編集責任者プロフィール
編集者画像

編集責任者

家仲間コム編集部

プロフィール


利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
編集者画像

大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

関連するテーマの見積もり依頼

※価格はこの依頼での一般的な価格相場です。