雨漏りに気づくチェックポイント|進行を防ぐための応急処置とは?

雨漏りに気づくチェックポイント|進行を防ぐための応急処置とは?

家の雨漏りは居室にまで水が浸透してくると発見しやすいですが、中には発見できずに放置し、家の内部構造を痛めてしまう場合もあります。早めに見つけるためには、雨漏りの兆候を見逃さないことが大切です。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・雨漏りの原因となりやすい箇所は、「屋根、屋上」「軒、ひさし」「サッシ」「出窓」「換気扇、換気口、妻換気口」など
・雨漏りの診断の費用は、~55,000円が相場
・雨漏り診断で行うことは、「ヒアリング」「目視確認」「散水調査」「赤外線調査」など

屋根だけじゃない!こんなところからも雨漏りします

雨漏りというと屋根から水がしみているのだろうと想像する方が多いと思われます。しかし雨漏りは実は屋根だけではなく他の箇所からも結構起こりやすいものなのです。雨漏りの原因となる箇所をまとめてみました。

【雨漏りの原因となりやすい箇所】
・屋根、屋上
・軒、ひさし
・サッシ
・出窓
・換気扇、換気口、妻換気口
・化粧胴差(建物の1階と2階の間の外壁をぐるりと一周している帯状の建材)


このように雨漏りの原因は屋根の劣化だけとは限りません。上記の箇所には、耐久性、耐水性の高い材料を使うようにしたいものです。

簡易チェック。雨漏りの兆候

はっきりと分かる症状が出ていなくても、目に見えないところで雨漏りが進行している場合があります。雨漏りが発生している時に起こりやすい兆候をいくつかまとめてみました。

1. 家の外をチェック

・屋根のスレートにヒビ
・屋根瓦の割れや剥がれ
・屋根瓦がずれている、曲がっている
・屋根のトタンの劣化
・軒天部分の劣化
・漆喰の劣化
・バルコニーにヒビ
・塗装が剥げてきている

2. 家の中をチェック

・家の中から水の音がする
・天井や床などが湿っている
・染みができてどんどん大きくなっている
・天井や壁紙が浮かんだり波打ったりしている
・床の一部が膨らんでいる
・特定の部屋に結露が出やすい
・室内の革製品にカビが生えてきている
・押し入れの中に染み
・障子や襖が波打っている


気付かない間に雨漏りの被害が進行して建物の基礎部分がやられているということもあり得ます。上記の兆候に気が付いたら自分で屋根をチェックしてみたり、専門家に雨漏りの診断を頼んでみると良いでしょう。

雨漏りの診断と費用目安

天井に染みが広がってきていて、どうも雨漏りをしているみたい…そんな時は雨漏りの診断を頼んでみると良いでしょう。雨漏りの診断の費用は、0円~55,000円(一戸建て、雨漏りが3か所以内の場合)と幅があります。

これは診断だけを行うのか、修理も一緒にお願いするのかによる違いです。0円の場合は、雨漏り箇所が見つかったら有料で修理をすることを見越して、診断料をサービスしている事が多いです。そのため、診断を頼む前に、雨漏りが見つかった場合の修理はどこにお願いしたいのかを決めておくと良いでしょう。

関連記事:雨漏り修理の費用はどのくらい?対処方法との業者のおすすめの選び方

ヒビを見つけたら!?シーリングによる応急処置

雨漏りがするので、とりあえず応急処置をしたい、そんな時に初心者の方でもやりやすいのが、シーリング材、塗料を利用した応急処置です。

特定の箇所がひび割れているなど、雨漏りの原因箇所がはっきりと分かっている場合に有効です。ひび割れなどの損傷部分をシーリング材で補填し、上から耐水性の塗料を塗ると水漏れを防ぎ補強することができます。特に見た目などが気にならない場合はシーリング材だけの補修のこともあります。

しかし、これはあくまでも応急処置などで長い耐久性などは期待せず早めに本格的な修理を検討した方が良いでしょう。

瓦屋根の破損の応急処置

瓦屋根の破損にも応急処置で対応することができます。これは瓦の損傷が1~3枚と比較的軽度の場合です。下記のページで方法をご紹介していますので、こちらも是非参考にしてみて下さい。

関連記事:瓦が割れた時に自分でできる応急処置|修理にかかる費用はどれくらい?

長期的にはきちんとした対応をしましょう

雨漏りの応急処置は急場をしのぐには最適ですが、長期的には本格的な修理をするようにした方が良いでしょう。

特に建材の耐用年数などが過ぎている場合は、全体的に耐水性が落ちてきていますので修理を検討することをお勧めします。屋根と外壁の耐用年数をまとめてみましたので、修理計画の目安としてみて下さい。

屋根の耐用年数

・粘土系瓦 約20年~30年
・スレート 約10年~15年
・金属系瓦 約20年~30年
・セメント瓦 約10年~20年

外壁の耐用年数

・窯業系サイディング 約10年~20年
・金属系サイディング 約20年~30年
・レンガ・タイル壁 半永久
・塗り壁・吹きつけ壁 約8~10年

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執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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