洗面所の床の張替え価格相場とは|施工のポイントと注意点が気になる

洗面所の床の張替え価格相場とは|施工のポイントと注意点が気になる

長く住み続けることで、家のいたるところで劣化が進みます。洗面所は水を扱う場所でもありますし、放っておくと床に黒ずみやカビなどが発生しやすくなります。そこでおすすめしたいのが洗面所の床の張替です。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・洗面所の床の張り替えの方法は「重ね張り」「張替え」の2種類
・「床の色が変わってきている」「床の汚れが目立つようになっている」などの場合は、重ね張りがおすすめで、「床がでこぼこしている」「床がぶかぶかしている」などの場合は、張替えがおすすめ
・洗面所床張替えにかかる費用の価格相場は、4~8万円程度

洗面所の床の張替え、方法は2種類!

洗面所をはじめとする「水回り」は、床に湿気が溜まりやすくなるため、カビの発生や腐ってしまうといった状態も珍しくはありません。その際は、きちんと床を張り替えるようにしましょう。洗面所の床の張替え方法は、大きく分けて2種類に分類することができます。

重ね張り

もともと貼ってある床材の上から、新しく床材を貼る方法のことを「重ね張り」と言います。重ね張りの場合、既存の床材をはがす手間もないので、床材の撤去費用も省けることはメリットとして挙げられます。一方で、重ね張りすることで既存の床材と新しい床材の間に空気層ができてしまい、その間にカビが発生しやすくなってしまうこと、そして施工前よりも床の高さが上がってしまうことがデメリットとして挙げられることがあります。

張替え

もともと貼ってある床材を撤去し、あらたに床材を貼りつける方法のことを「張替え」と言います。張替えをすることで、劣化した床材を撤去できるので、その後床材にカビが発生する確率を下げることができ、長く使えるようになることがメリットとして挙げられます。一方で、張替えの場合、作業に時間と費用がかかることが多いことはデメリットとして挙げられるでしょう。

ちなみに張替えの際は、下地工事をするかしないかでさらに時間と費用に差が出てきます。下地工事を行う際は、部分補修か全面補修かでも費用は変わってきますので、まずは見積もりを依頼することをおすすめします。

重ね張り?張替え?どちらが良いのか迷ったら・・・

洗面所の床の張替え基準

重ね張りにするか張替えにするか、その双方のメリット・デメリットはわかったとしても、どちらが自宅に適してるのか迷ってしまう人は多いかと思います。また、できれば費用は抑えめしたい、と考えている人も多いのではないでしょうか。重ね張りが適している場合の特徴は上記です。

基本的に、重ね張りで済むのはあまり劣化が見られない場合と考えられます。目に見えて劣化が進んでいるほか、明らかにおかしいときはしっかりと張替えを行う必要があるのです。一方で、張替えを行う必要がある場合の特徴は、上記の通りになります。

特に床がきしむ場合や、カビが発生している場合は、床の下地までダメージを受けていることが多いので、しっかりと下地処理も行う必要があります。また、床がぶかぶかしている場合やでこぼこが目立つ場合も、しっかりと張替えを行いましょう。

監修者コメント
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床の張替は洗面化粧台の交換と一緒に

床材を張替える時は、床の上にある機器類を一旦外してまた元に戻す「脱着」という作業が必要になります。脱着には設備業者が2回足を運ぶ費用が掛かりますし、機器類の設置状況によっては脱着できない場合もあります。脱着せずに機器類の直下の床を残してしまうと、次回の機器を交換する時に、古い床との継ぎはぎをどうするかという問題が生じてしまいます。洗面所の床の張替は、化粧台の交換と一緒に行うことが長い目で見てオトクなのです。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

洗面所の床張替え、施工のポイントと注意点とは

続いては、洗面所の床の張替をする際に気を付けたいポイントや注意点をいくつか紹介していきましょう。
 

洗面所の床材は水に強いものを!

洗面所の床を張り替える際、床材に何を使うかはしっかりと検討する必要があります。例えばリビングやダイニングと比べて、洗面所は水を多く使う場所でもありますので、当然床材も水に強いものを使用する必要があります。また、耐久性や手入れのしやすさなども検討しておくと後々楽かと思います。洗面所の床張替えの場合、おすすめの床材はクッションフロアです。クッションフロアは耐水性も強く、柔軟性もあるので素足で乗っても問題ありません。ぜひ検討してみてください。
 

部分補修か全面補修かを検討する

たとえば洗面所の床にカビや汚れが発生している場合、そこのみを補修することもできますし、全面的に張替えを行うことも可能です。しかし、部分的に補修するとどうしてもつなぎ目ができてしまい、全体的なバランスが悪くなってしまうことも考えられます。一方で、全体的に張り替えてしまうと費用も手間もかかりますし、どちらかを選ぶとなると迷う人も多いかと思います。その点はしっかりと検討したうえで、施工に取り掛かるようにしましょう。

自分でもできる?洗面所の床の張替について

洗面所の床の張替は、DIYとしてご自身の施工も可能です。そんなに難しい工事ではないので、ホームセンターなどで売っているDIYセットなどの工具とや床材などそろえれば簡単にできます。特にクッションフロアを重ね張りする場合は、施工しやすいので素人でも簡単にできるでしょう。

一方で、下地処理から行うとなると、少し手間もかかります。その場合は、無理して自分で行って失敗するのを避けるためにも、業者の方にしっかりと依頼して施工してもらうことをおすすめします。

監修者コメント
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クッションフロアの重ね張りでお手軽DIY

洗面所の床材といえば、水に強いクッションフロアと呼ばれる樹脂シートが、機能とコストのバランスが良く人気です。しかし汚れやすかったり表面が柔らく傷がつきやすいなど、見た目の劣化が目立ちやすい素材でもあります。張替となると化粧台の脱着などハードルも上がりますが、重ね張りならDIY初心者でも、工作のように楽しむことができます。材料はネットでも手軽に手に入りますので、ぜひ挑戦されてみてはいかがでしょうか。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

洗面所床張替えにかかる費用の価格相場

洗面所の床の張替えは、先ほどご紹介した通り、「重ね張り」か「張替え」で費用が変動します。さらに「張替え」の場合は、下地処理をするかしないかでまた費用も変動していきますので、注意が必要です。それらを踏まえたうえで、洗面所の床の張替えにかかる費用の価格相場は4~8万円といえます。もちろんご自身で張替えを行う際は費用も安価で済みますが、安心・安全面を考慮するのであれば、しっかりと業者の方に依頼して施工してもらうことをおすすめします。その方がきれいに仕上げてもらえることが多いので、ぜひ検討してみてください。

まとめ

洗面所の床は経年劣化によってカビや腐敗、黒ずみなどが目立つようになります。もし洗面所の床にそのような症状を確認できた場合は、速やかに業者の方にメンテナンスを依頼しましょう。ぜひ参考にしてください。

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監修者プロフィール
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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

【保有資格】

【所属】

noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

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家仲間コム編集部

プロフィール


利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
編集者画像

大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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