【2023最新】洗濯機防水パンの設置は本当に必要|交換時の価格相場を解説
毎日使う洗濯機には、本体以外にも必要な設備がいろいろあります。そのなかのひとつ、防水パンは、現在設置しないという人も多いようですが、さまざまなトラブルを防ぐためにも必要不可欠なアイテムなのです。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。
POINT この記事のポイント
・防水パンとは、洗濯機本体の下に置く、プラスティック製の板のようなもののこと
・洗濯機防水パンのメリットは、「万が一の水漏れを防げる」「フローリングの汚れを防げる」「洗濯機の振動を抑えられる」の3つ
・洗濯機防水パン設置・交換にかかる費用の価格相場は2~6万円
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洗濯機防水パンとは
洗濯機の防水パンといわれても、どこの部分を指すのかわからない、という人も多いのではないでしょうか。たしかに防水パンは、洗濯機を新しく設置・取り付けしたことがなければ、あまり見る機会がないものかもしれません。
防水パンとは、洗濯機本体の下に置く、プラスティック製の板のようなもののことをいいます。防水パンには洗濯機から出ている排水ホースを通す穴があけられていることが特徴の一つです。洗濯機の排水ホースはその穴から排水口とつながっており、洗濯の時に出る排水を流すことができるようになっています。
洗濯機防水パンの役割
新築を建てた際に、「洗濯機防水パンをつけなくても大丈夫」だと言われることもあるようです。しかし、洗濯機の水漏れを仮定すると、ぜひともつけておきたいのが洗濯機防水パンです。その必要性について、詳しくみていきましょう。
1. 洗濯機の水漏れを防止する
洗濯機はいろいろなことが原因となって、水漏れを起こします。最近は水漏れをできるだけ予防してくれる機能がある洗濯機も販売されているようですが、それでも100パーセント水漏れしないと言い切れるわけではありません。例えば排水ホースの亀裂や劣化、排水口のつまり、洗濯機の故障、結露など、これらの要素は洗濯機の水漏れを引き起こす大きな原因となります。
その点、洗濯機防水パンを設置しておけば、万が一の水漏れを防いでくれる効果があります。また、洗濯機防水パンを取り付けることで、フローリングの汚れを防ぐことができるほか、洗濯機の振動を抑えることも可能です。
2. 結露によるカビの発生を防ぐ
洗濯パンを設置しないで洗濯機を床に直置きしていると、洗濯機についた結露で床が濡れてしまう可能性があります。もちろん風通しの悪い部分のため、カビが発生して床にダメージを与えることが考えられます。
3. 洗濯機の振動を軽減する
洗濯機を床に直接置いていると、稼働時に大きな振動音がすることがあります。とくに、ドラム式洗濯機は振動音が大きい傾向にあり、洗濯のたびに嫌な思いをする羽目になるかもしれません。一方、洗濯機の下に洗濯パンを敷いておけば、洗濯パンが振動を吸収して音を小さくしてくれます。
マンションの場合は特に注意が必要!
戸建ての家をお持ちの場合は、洗濯機を1階に設置していることが多いでしょうし、万が一洗濯機から水漏れが発生したとしても自宅のみの被害で済みます。しかし問題はマンションにお住みの場合です。特に2階以上のお部屋に住んでいる場合は、万が一洗濯機から水漏れしてしまった場合、そのままにしておくと階下に被害が出る可能性が高いのです。
その場合、保険に加入されていたとしても、家具やフローリングなど、すべてが保障されるわけではないので、何かとトラブルを生みやすいのもデメリットとして挙げられます。
洗濯機の排水ホースが、直に排水口に接続されている場合は、特に注意が必要です。排水ホースがそのまま出た状態では、排水ホースが経年劣化し、亀裂や破損が起きる原因になります。その場合、知らないうちに少しずつ水漏れが起こり、階下にしみていってしまうことも考えられます。
その点洗濯機に防水パンを設置しておけば、もし排水ホースに亀裂や破損が発生し、水漏れしてしまっても、まず防水パンの中に水が溜まるため、早期発見につながります。上記のことを踏まえて、マンションにお住みの場合は洗濯機防水パンの設置・取り付けをぜひ検討してみてください。
洗濯機防水パンの種類
標準的な防水パンには主に3つのサイズがあります。
●正方形タイプ・・・幅64cm×奥行64cm(一般的なサイズ)
●長方形タイプ・・・幅74cm×奥行64cm
●長方形タイプ2・・・幅80cm×奥行64cm
防水パンの形状も主に3種類です。
1. フラットタイプ
高さのない平らな防水パンです。隙間があまりないため掃除がしにくいものの、フラットなので洗濯機が置きやすいメリットがあります。
2. 底上げ枠ありタイプ
四隅が高くなっていて枠がついているタイプです。洗濯機を置いた時に隙間ができるため、掃除がしやすい傾向にあります。
3. 底上げ枠なしタイプ
四隅が高くなっていて枠のないタイプです。現在最も広く普及しています。
新たに設置する場合は、底上げ防水パンがおすすめ
従来の防水パンは、洗濯機と密着していたため、排水口の掃除がしづらかった、という声もあります。確かに排水口は重い洗濯機をどけないと掃除が難しいので、なかなか倦厭しがちですが、しておかないと異臭や悪臭の原因となるので、掃除の必要性は高い場所でもあります。
そこでおすすめしたいのが「底上げ防水パン」という種類の洗濯機防水パンです。こちらは従来のものとは違って、四方に突起が設置されているため、より高い位置に洗濯機を設置することができる防水パンとなります。また、突起の上に洗濯機の四方を置き、設置することで洗濯機と床に隙間ができるため、排水口の掃除がしやすいことがメリットとして挙げられます。
排水トラップを取り外せばすぐに排水口を目で確認できるほか、お手入れも楽ですし、定期的な点検がある場合にもすぐに対処できる優れものです。一方で、底上げ防水パンを設置することで、洗濯機の蛇口部分である止水栓にぶつかってしまうこともありますので、交換前に必ず高さを確認してから行うようにしましょう。万が一止水栓と洗濯機がぶつかるようならば、止水栓を交換する必要も出てきます。
洗濯機防水パンの設置工事の注意点
洗濯機防水パンは、洗濯機を新しく購入した際に一緒に取り付けることもできます。また、賃貸マンションなどはあらかじめ防水パンが設置されているところもあるので、サイズに合った洗濯機を選んで取り付けると良いでしょう。
一方で、新規取り付けではなく洗濯機防水パンを交換する際は、いろいろと工事に手間もかかります。と言いますのも、洗濯機防水パンを交換すると、ほとんどの場合排水口の位置が変わるのです。排水口の位置が変わるということは、床下に設置されている排水パイプも位置を変えなければいけないため、それに追随する工事が必要になるのです。
例えば床に新しく穴をあけることもありますし、先述したように止水栓を変える工事も施行される可能性もあります。
洗濯機防水パン設置・交換にかかる費用の価格相場
ここでは、洗濯機防水パンの設置や取り付けにかかる費用について見ていきましょう。先述したように、止水栓の交換などが含まれると別途追加料金がかかることは頭に入れておいてください。それを踏まえたうえで、価格相場は2~6万円となります。
家仲間コムの登録業者による洗濯防水パンの施工事例
ここからは、ご参考までに家仲間コムの登録業者による洗濯防水パンの施工事例を紹介します。
☆愛知県長久手市☆防水パン設置工事【水回りリフォーム】【洗面所リフォーム】家のことならハウスソリューションパートナーへ
施工前
川西市 洗面化粧台取替及び洗濯防水パン増設工事
施工前
洗濯機置き場、防水パンの増設、設置
施工前
尼崎市 洗濯防水パン 800×640 排水Lタイプ 取替工事
施工前
まとめ
いかがでしたか?洗濯機防水パンの設置・交換を依頼する際の実際の要望としては、洗濯機防水パンが破損してしまったことで交換を希望する場合や、新たに防水パンを設置してほしい、という声が多いようですね。もちろんこのほか、人によってはさまざまな要望があるかと思いますので、ぜひ洗濯機防水パンの設置や交換を検討している人は、まずは業者の方に見積もりを依頼してみてください。
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)
大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。
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