屋上防水・補修工事が必要な症状とは|3つの工法をピックアップ

屋上防水・補修工事が必要な症状とは|3つの工法をピックアップ

建物の外壁や屋根など、外部には必ず防水工事が施されていますが、屋上にも当然必要です。今回は、屋上防水・補修工事が必要な症状と3つの工法を調べました。そろそろ補修工事のタイミングかな?と思った時のご参考になさってください。まずはこの記事のポイントを以下にまとめました。

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POINT この記事のポイント

・屋上防水の耐用年数は約10年程度だが定期的なメンテナンスが必要
・屋上防水工事には「ウレタン塗膜防水」「シート防水」「アスファルト防水」がある
・それぞれの工法ごとにメリット・デメリットがあり費用も異なる

屋上防水工事が必要な症状は?

一般的に、屋上防水の耐用年数は10年程度ですが、5年毎にトップコートを塗り替えるなどのメンテナンスも必要です。それ以外にも、以下のような症状が現れたら、屋上防水工事・補修が必要なタイミングです。

●雨漏りがする
●雑草が生えてきた
●土砂が溜まっている
●はがれやひび割れがある
●排水しなくなった
●水溜まりができている

特に、水たまりができている場合や雨漏りがしている場合は、早急に防水工事・補修が必要です!

屋上防水工事には3つの工法があります

屋上防水工事の3つの工法

屋上防水は、ベランダと違って面積があり、また、重量のある物を置くことも多く、耐久性もより必要になります。主に、「ウレタン塗膜防水」「シート防水」「アスファルト防水」の3つの工法が挙げられます。

1. ウレタン塗膜防水

ウレタン防水塗料を使用し、汚水膜を作る工法です。複雑な形状の場所でも施工しやすく、軽量で建物への負担が少ないこと、費用も安く抑えられるため、広い範囲の屋根には取り入れやすいです。現在、国内の屋根防水工事の約半分を占めている工法となっています。改修工事にもよく選ばれています。

ウレタン防水材を直接施工する「密着工法」と、ウレタン防水材と床面との間に通気マットを設置する「絶縁工法」の2種類があります。屋上では、主に「絶縁工法」が採用されることが多いようです。

塗膜を均一にすることが難しいため、耐久性のある部分と少ない部分とムラができやすいのが難点です。定期的にトップコートを塗り替えるメンテナンスが必要です。

ウレタン防水の施工工程

ウレタンウレタン(※画像はイメージです)

◆費用目安:4,500~7,500円/㎡程度
◆耐用年数:約10年

1. 設置物を移動させ、ゴミを取り除き、高圧洗浄をして下地調整をする
2. プライマーを塗布
3. ガラスクロス(補強布)を貼り付ける
4. 防水材を塗布
5. トップコートを塗布

2. シート防水

塩化ビニールシートやゴムでできたシートを貼り付ける工法です。ゴムシートよりも塩化ビニールシートのほうが仕上がりが綺麗です。工事が簡単で低価格での施工が可能です。

シートを貼り付けるため、下地が平らであることが必要です。シートに伸縮性があるので、建物の収縮に対応できますが、シートの穴あきなどの損傷には弱い面がデメリットです。

シート防水の施工工程

シート防水シート防水(※画像はイメージです)

◆費用目安:4,000~7,000円/㎡程度
◆耐用年数:約13年

1. 設置物を移動させ、ゴミを取り除き、高圧洗浄をして下地調整をする
2. プライマーを塗布
3. 接着剤を塗布
4. 防水シートを均一に貼り付ける
5. トップコートを塗布

3. アスファルト防水

アスファルト防水アスファルト防水(※画像はイメージです)

屋根の下地にも使われている「ルーフィング」と呼ばれる防水シートで防水層を作り、その上にコンクリートを流し固める工法です。強度のあるコンクリートを使用するため、耐用年数が他の工法よりも長いことが最大のメリットです。

施工方法は、アスファルトを高熱で溶かしシートを複数枚重ねる「熱工法」と、シート裏面と下地をバーナーであぶって溶かしながら貼り付ける「トーチ工法」の2種類があります。重量があるので、木造住宅や木造アパートでは重さに耐えきれないため向きません。

3-1. アスファルト防水「熱工法」の施工工程

1. 設置物を移動させ、ゴミを取り除き、高圧洗浄をする
2. プライマーを塗布
3. バーナーでアスファルトを溶かしながら、積層にする
4. トップコートを塗布

3-2. アスファルト防水「トーチ工法」の施工工程

1. 設置物を移動させ、ゴミを取り除き、高圧洗浄をする
2. プライマーを塗布
3. トーチバーナーで改質アスファルトルーフィングシート防水材を貼る
4. 立ち上がり部分にルーフィングを貼り固定し、コーキングを打ち込む
5. トップコートを塗布

◆費用目安:5.500~8.500円/㎡程度
◆耐用年数:約13~20年

まとめ

屋上防水工事・補修は、防水工事の専門業者に依頼するほうが安心です。塗るだけの塗装とは違い、防水できることが最重要ポイントなので、専門知識のある業者さんのほうが安心できますよね。工法にも防水塗料にもいろんな種類があるため、予算や環境に合わせて相談に乗ってもらえます。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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