水回りにはブラインドが最適|設置方法と取り付け費用目安

水回りにはブラインドが最適|設置方法と取り付け費用目安

キッチンや浴室などの水回り箇所の目隠しや間仕切りとして根強い人気があるのがブラインドです。今回はブラインドのおすすめポイントや注意点、水回りに適した種類などを紹介しますので、水回り箇所のリフォームを検討中の方は是非参考にしてください。まずはこの記事のポイントを以下にまとめました。
 

匿名・無料の一括見積もり

POINT この記事のポイント

・ブラインドは断熱性や遮熱性、細かな採光調節等機能的に優れている
・水回りにブラインドが適している理由は水に強く、おしゃれでニオイがつきにくい
・水回りには横型ブラインドやウッドブラインド、ロールスクリーンがおすすめ

ブラインドとは

ブラインドブラインド(※画像はイメージです)

ブラインドとは、窓の内側につける窓用のおおいのことです。直射日光や視線を遮ることができ、オフィスや住宅などでも広く利用されています。金属製やプラスチック製のものが多いですが、中には木製のおしゃれなものやカラフルなものなどもあるので、お部屋を綺麗に彩ることも可能です。

一般的なブラインドの構造は、スラットと呼ばれる細長い帯状の板を糸で繋ぎ、棒や紐を使って開閉や角度調節をする仕組みです。棒を使うものをチルトポール式、紐を使うものをドラム式と言います。スラットを横に並べた形状が主流ですが、中には縦に並べた縦型ブラインドもあります。

ブラインドは断熱性や遮熱性、細かな採光調節等機能的に優れているため、ヨーロッパでは根強い人気があり、最近では日本にも広まりつつあります。
 

水回りにはブラインドがおすすめ

水回りにブラインドがおすすめの理由

キッチン、洗面所、浴室、トイレなどの水回りにはブラインドがおすすめです。おすすめできる点をまとめてみました。

1. 水に強い

金属やプラスチック製が主流のブラインドは、布製のカーテンに比べると水に強いという特徴があります。多少濡れたとしても拭いてしまえば染みにもなりません。水はねなどが起こりやすい水回りに適していると言えるでしょう。

2. 匂いが付きにくい

たばこや食べ物などの匂いを吸着しやすいカーテンに比べると、ブラインドは匂いが付きにくいです。その為匂いが充満してしまいがちなキッチンにはおすすめです。

3. おしゃれ

ブラインドブラインド(※画像はイメージです)

一昔前のブラインドは無機質で味気ない印象のものが多かったですが、最近はおしゃれでカラフルなものがたくさん登場しています。おしゃれな雰囲気を出すためにあえてブラインドを選択するということも多いです。水回りは毎日使う所でもあるので、お部屋に合わせておしゃれな雰囲気を演出してみてはいかがでしょうか。

4. 視線を遮りながら換気ができる

キッチン、浴室、トイレなどの水回りは臭いや湿気がこもりやすいため、常に窓を開けたり換気扇を回して換気しているご家庭も多いと思います。ブラインドはスラットの角度を調節することで、視線や光を遮りながら空気の通り道を作って効率的に換気することができます。

5. 場所を取らない

たたんだブラインドたたんだブラインド(※画像はイメージです)

ブラインドは開閉どちらでもさほど場所を取りません。その為キッチンや浴室など限られたスペースへの設置に適しています。

監修者コメント
監修者画像

お掃除がラクになる「酸化チタンコート」

ブラインドは色が多く選ぶのも迷ってしまいますが、その際に注目したいのが、酸化チタンコートです。これは表面に塗った酸化チタンが光と化学反応を起こし、汚れを分解したり、抗菌や消臭などの効果が得られるものです。お掃除が大変なブラインドには、とても嬉しい機能ですね。酸化チタンコートは専用の色が用意されていたり、商品によっては対応がない場合もあります。色選びの際には、ぜひ確認してみて下さいね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

1. キッチン

キッチンのブラインドキッチンのブラインド(※画像はイメージです)

採光の為にキッチンにも窓が取り付けてある間取りは多いです。視線を遮りつつ、採光するにはブラインドがおすすめです。キッチンは食べ物を扱う場所なので、汚れに強く、抗菌加工のされている機能性の高いブラインドを選ぶと良いでしょう。

カウンター上のブラインドカウンター上のブラインド(※画像はイメージです)

また最近人気の対面キッチン等の場合は、急な来客時に目隠しとしてカウンター上にブラインドを取り付ける事例も多いです。普段は開け放って広々と使い、来客時には閉めて目隠しにするように用途に応じて使うことができます。

2. 浴室

浴室のブラインド浴室のブラインド(※画像はイメージです)

浴室に窓がついている場合、目隠しの為にブラインド等を取り付けるケースが多いです。始めからルーバー窓(ブラインドのように開閉する窓)などになっている場合もあります。浴室は特に湿気が多い箇所でもあるので、錆に強いタイプがおすすめです。

また金属製のブラインドでもカビは発生してしまうので、利用していないときはスラットを水平にしてよく換気することが大切です。

3. 洗面所

洗面所のブラインド洗面所のブラインド(※画像はイメージです)

洗面所が脱衣所を兼ねている場合などは、場面に応じて簡単に開閉できるブラインドが便利です。すりガラス、型ガラスなどの不透明な窓の場合もシルエットが透けてしまうという理由でブラインドを併用することもあります。

洗面所は湿気がたまりやすい為、人のいないときはブラインドのスラットを水平にして風通しを良くしておくと良いでしょう。

4. トイレ

トイレのブラインドトイレのブラインド(※画像はイメージです)

トイレには換気の為に小窓がついていることがありますが、外からの視線が気になるという方も多いのではないでしょうか。ブラインドは空気の通り道を確保して換気をしつつ、視線を遮ることができるので便利です。

また匂いがたまりやすい場所でもあるので、匂いの付きにくいブラインドはトイレにも適していると言えるでしょう。

水回りにおすすめのブラインドの種類

ブラインドは素材や形状によっていくつかの種類に分けられます。キッチンやトイレなどの水回りに特におすすめのブラインドを紹介していきます。

1. ベネシャンブラインド(横型ブラインド)

ベネシャンブラインド(横型ブラインド)ベネシャンブラインド(横型ブラインド)(※画像はイメージです)

一般的に親しまれているブラインドで金属やプラスチックでできたスラットの角度を変えて開閉を調節することができます。オフィス、飲食店、住宅など幅広い場で利用されています。色の種類もたくさんあるので、部屋の雰囲気に合わせて選択できます。水回りに使う場合はアルミなどの水に強いタイプがおすすめです。

2. ウッドブラインド

ウッドブラインドウッドブラインド(※画像はイメージです)

木製のスラットでできたブラインドでおしゃれな雰囲気を演出できるので、人気のブラインドです。アルミ製のものと比べると耐水性が落ちますが、キッチンやトイレ等にインテリア感覚で設置するケースも多いです。

また中身は金属製でも見た目は木製のようなブラインドもあり、水気の多い浴室にも使えます。おしゃれさを重視したい方にはおすすめのブラインドです。

3. ロールスクリーン

ロールスクリーンロールスクリーン(※画像はイメージです)

ブラインドのスラット構造を持たずに、一枚の巻かれた生地を上げ下げして開閉するタイプです。厳密にいうとブラインドとは構造が違いますが、よくブラインドと比較される人気の製品です。キッチンや洗面所の間仕切りや目隠しによく利用されていて、お部屋を綺麗にすっきりと見せます。

浴室の窓の目隠しに利用されるケースもありますが、ブラインドとは違いシルエットが透けることもあるので気になる方は注意しましょう。

窓に付ける場合の採寸方法

ブラインドを取り付ける前に窓のサイズを測っておきましょう。どのようにブラインドを取り付けるかでサイズの図り方も変わってきます。きちんと測ってうえで取り付けていきましょう。

1. 窓の枠内につける場合

・幅を測る
窓枠内側の幅サイズを測ります。
寸法=(窓枠内側の幅実寸法)-(1cm程度)

・高さを測る
窓枠内側の高さを測ります。
寸法=(窓枠内側の高さ実寸法)-(1cm程度)

・取り付け高を測る
商品取付け高さを測ります。
取付け高さ寸法によりロッド・ポール・操作コード等の長さが異なります。

・奥行を測る
取付け位置及び昇降範囲の奥行きを測ります。

2. 窓の枠外につける場合

・幅を測る
窓枠外側の幅サイズを測ります。
寸法=窓枠の幅実寸法

・高さを測る
窓枠外側の高さを測ります。
寸法=窓枠の高さ実寸法
掃き出し窓の場合:(窓枠の高さ実寸法)-(1cm程度)

・取り付け高さを測る
商品取付け高さを測ります。

監修者コメント
監修者画像

取り付けはしっかりと

ブラインドは開閉のひもを引く際に、意外に大きな荷重がかかっています。それを毎日頻繁に繰り返すため、下地にしっかり固定できていないと徐々に緩んできて、操作側が外れて落ちるという事故が発生しやすくなります。下地が入った壁に取り付ける場合には、間に強度のない石膏ボードが挟まれていることを考慮し、長めのビスで固定する必要があります。下地がよくわからないという場合は、プロに頼めれば安心ですね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

ブラインド設置の無料見積もりが可能

ブラインド設置をご検討の方は、まず見積もりを依頼しましょう。でも、ブラインド設置に対応している業者さんを探すのは意外と大変です。リフォーム一括見積もりの家仲間コムでは、希望する工事の内容を書き込むだけで、地域の業者さんから見積もりや提案がとどきます。

匿名で利用できるので、後にしつこく営業される心配もありません。利用は無料なので、お気軽にご利用ください。

ブラインド設置の見積もりを無料でしてみる

image

家仲間コムなら
業者の手数料が無料だから安くなるかも!/

一般的に業者さんがサイトに支払う成約手数料
(売上の約10〜20%)が家仲間コムではかかりません。

ブラインドの
業者さんを匿名で探してみる
監修者プロフィール
監修者画像

一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

【保有資格】

【所属】

noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

編集責任者プロフィール
編集者画像

編集責任者

家仲間コム編集部

プロフィール


利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
編集者画像

大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

関連するテーマの見積もり依頼

※価格はこの依頼での一般的な価格相場です。