【2023年最新】床がぶよぶよになった場合の修理|水回り床の修理方法や費用を解説

床がぶよぶよになった場合の修理|水回り床の修理方法や費用を解説

この記事では、床がぶよぶよになる原因と、その修理方法や費用を解説しています。特に台所やお風呂場、洗面所などの水回りは注意が必要です。床がぶよぶよになる原因には、湿気が大きく関係しています。湿気は家の大敵で、すぐには症状が現れませんが、少しずつ被害を大きくしていきます。被害を最小限に抑えるためにも、日々チェックをして少しでも不具合が見つかれば対処するようにしましょう。

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POINT この記事のポイント

・床がぶよぶよになってしまう原因は主に5つ
・除湿器や重曹や木炭、市販用品などの湿気対策で床のぶよぶよを予防できる
・床の修理方法の手順は4ステップ

床がぶよぶよになっていませんか

ぶよぶよになった床ぶよぶよになった床(※画像はイメージです。)

固いはずの床が踏むと柔らかったり、浮いているように感じることがあります。洗面所やキッチンの水回りや、湿度の多い場所の床などを長年使用していると起こりやすい現象です。ぶよぶよになってしまった床はあまり良い状態とは言えません。

その状態のままで放置しておくと、穴が開いたり、床の基礎部分まで傷めてしまうこともあります。床がぶよぶよになってしまったら、早めの修理を検討しましょう。

床がぶよぶよになってしまう主な原因

床がぶよぶよになってしまう主な原因

床がぶよぶよになるのは、湿気の多い水回りで起こりやすい現象です。その理由は、湿気で床下や床材が腐ってしまうからです。

少し床がキシミ出した、波打っているようだ、歩くと沈むなど、床に症状が見えたら放置は禁物。 どんどんと広がってしまい、大がかりなリフォームになる可能性があります。床下はどのようになっているのか、1つずつ説明します。

1.下地の劣化

劣化した下地劣化した下地(※画像はイメージです。)

ぶよぶよの原因は、床板を支えている下地の劣化が考えられます。1つは根太(ねだ)と大引の劣化、もう1つは床束と床石の劣化です。

2.根太や大引の変化

根太とは、床板の下に張られた下地で、重さを支える役割があります。大引は根太の下にあり、床束や土台に接続される下地です。

床が湿気により腐食して、床材の下まで広がると、根太と大引にまで被害が及んでしまいます。原因はこれだけでなく、外壁からの水漏れの場合があります。外壁にひび割れなどがあると、そこから雨水が入り込んで建物全体に湿気がこもり、木材を腐食させてしまうのです。

根太と大引が腐食すると、新しい木材に変更しなければなりません。床下には湿気がこもらないように、換気対策や乾燥砂利の設置などが必要です。また、外壁のひび割れ修理も、合わせて行っておくことをおすすめします。

3.床束や束石の変化

床束は、大引と束石をつなぐ下地です。束石はその名の通り土台となる石を指します。床束が湿気により劣化すると、束石との間に隙間ができ、束石が崩れたり、地盤が緩んで束石が沈む現象が現れます。その結果、床と下地の間に隙間が生まれ、ぶよぶよになってしまうのです。

4.接着剤の劣化

フローリングは薄い板を並べ貼り合わせています。ここで使用されている接着剤の劣化によっても、やはり床はぶよぶよしてしまうのです。古いフローリングの上に新しい板の張りつけもできますが、微妙に周りと高さが違い、色や柄も異なります。あまりに広範囲になるならば、フローリング全面の変更が必要です。

5.白アリの被害

1番厄介なのが、白アリによる被害です。白アリは気持ち悪いだけでなく、水を多く含んだ木材を好み、そこで繁殖します。湿気のこもる床下などは特に狙われやすい場所です。木材が白アリに食べられると中はボロボロになり、放置すれば家が土台から崩れてしまいます。

これでは住むのが難しく、床下のリフォームと白アリ駆除を業者に依頼しなければならないのです。かなり高額になるため、最悪の事態を招かないように気をつけなければなりません。

お部屋の湿気対策

水回りなどは湿気がたまりやすいですが、過度の湿気はお部屋の床に悪影響を与えてしまいます。湿気対策にはどんなものがあるか調べてみました。

1.換気を良くする

換気扇換気扇(※画像はイメージです。)

お部屋の換気は、湿気対策にとても効果的です。お風呂や洗面所などの水回りでは換気扇をこまめに回していると良いでしょう。効果的な換気のためには空気の入口と出口を意識すると良いものです。

そのため部屋を閉め切って換気扇をかけるよりも、窓やドアを少し開けて換気扇を回すと空気の通り道が出来るので効果的な換気ができます。

2.除湿器を使用する

パナソニック F-YZM60-W [ホワイト]画像提供:パナソニック F-YZM60-W [ホワイト]


出典:パナソニック F-YZM60-W [ホワイト] 
16,930 ~ 24,000円

タイプ:ゼオライト(デシカント)式
除湿能力(木造):7畳
除湿能力(鉄筋):14畳
タンク容量:2L
1日あたりの除湿能力:5.4L

予算に余裕があれば除湿器もおすすめです。湿気が気になる箇所において利用しましょう。色々な種類のものがあり、広い部屋に適したもの、衣類の乾燥用、冷房も兼ねたものなど用途に応じて選ぶことができます。

3.重曹を使用する

重曹重曹(※画像はイメージです。)

重曹は除湿効果が高いので、気になる所に置いておくと湿気対策になります。そのままおいても良いですが、こぼしてしまうと掃除が大変なので容器に入れて上をガーゼで覆うなどすると良いでしょう。湿気を吸収すると重曹が固まってぼそぼそになっていきます。全体的に固まってきたら新しいものに取り換えましょう。

4.木炭を使用する

木炭木炭(※画像はイメージです。)

木炭には無数の小さな穴が空いており、湿気を吸収してくれます。また炭は同時に防虫効果や消臭効果も期待できる優れものです。交換の目安は3ヵ月~半年くらいで、一度使った炭も天日干しをするとまた利用できるようになります。

市販の湿気取り用品を使用する

湿気取り用品湿気取り用品(※画像はイメージです。)

最近では市販の湿気取り用品も色々な種類のものが売り出されています。値段もそれほど高くはないため、まずは試してみるのも良いでしょう。耐用期限などは商品によって異なってきますが、基本的に使い捨てのタイプが多いため、定期的な買い替えが必要となってくる場合もあります。

ぶよぶよになった床の修理方法

ぶよぶよになった床の修理方法

ぶよぶよになった床は早めに修理することがおすすめです。床の状態で修理方法は異なってきますが、大まかな流れをまとめてみました。

1.フロア部分を剥がす

ぶよぶよになってしまったフロア部分を剥がします。

2.床下の状態をチェック

腐食がどこまで進行しているのかチェックをします。床の表面だけの場合もあれば、大引きや根太等の基礎部分にまで進行している場合もあります。

3.水漏れ補修や湿気などのチェック

水漏れが腐食の原因となっている場合はまず該当箇所の修理を行います。床下の湿気が多い場合は、調湿剤を敷き詰めるなどの対策を講じます。

4.床を新しいものに張り替える

床を新しいものに張り替えていきます。基礎部分まで腐食が進んでいる場合は、先に基礎の補修を行った後に床板を張ります。

ぶよぶよになってしまった床の修理費用目安

ぶよぶよになってしまった床の修理費用はどれくらいかかるのでしょうか。家仲間コムの過去の見積もりを見てみると、3万円~15万円ぐらいの範囲になっています。修理費用は床の広さや状態によっても異なってきます。まずは見積もりを取ってみることをおすすめします。

見積り事例

■台所の床を修理したい(幸手市)
100,000 ~ 150,000円

築35年くらいの木造二階建てです。1階台所の床が、ぶよぶよして沈み込むため、補強また張り替えをお願いしたいです。広さは六畳間です。

■洗面所の腐った床の張替え
30,000 ~ 110,000円

築10年の木造二階建てです。お風呂と脱衣所の境目の床が腐ってぶよぶよしているので張り替えて欲しいです。40cm×80cmくらいの範囲です。

■洗面所の床が少しぶよぶよ 修理してほしい
70,000 ~ 85,000円

築35年の戸建て平屋です。洗面所の床が痛んでいそうなので修理をしたいです。4、5帖の洗面所です。

■洗面・脱衣所の床の補修
70,000 ~ 85,000円

築30年の木造平屋です。浴室隣の1帖程度の洗面・脱衣所の床補修をお願いします。洗面台の前の床と洗濯機を置いていた所の床のベニヤが腐食してぼろぼろになっていたので、洗面台の下以外のベニヤを自分でほぼ剥がしました。その下の板もまだ踏むとぶよぶよとした箇所があります。

今度はベニヤではなくできれば水周りに強い材質のもので床を張り直したいのですが、金銭的に余裕がないのでできるだけ予算をかけずに補修したいです。

■洗面所の床がぶよぶよしているので、修理をしたい
50,000 ~ 120,000円

築32年、3階建ての洗面所の床の修理についてです。洗面所の床が腐食しています。広さは1.5m×1.5mくらいです。3年前くらいから、床がぶよぶよとしたまま何も対処してなかったので、かなりひどい状態です。床も下がってます。また、どこかから水漏れしているかもしれません。

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家仲間コム編集部

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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