外壁塗装リフォームに使われる塗料の種類は|費用の目安を解説
外壁塗装リフォームをすることで、家の資産価値を高め、耐久性もアップしますよ!毎日過酷な環境にさらされている外壁は、住宅建材の中でも最もメンテナンスが必要な場所でもあります。外壁塗装に使われる塗料にはいくつか種類があり、求める性能や耐久年数、予算などによって選ぶのが一般的です。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。
POINT この記事のポイント
・外壁塗装リフォームは、新築後10年~15年を目安に検討するのがおすすめ
・外壁塗装リフォームのチェックポイントは、「塗装のはがれ、めくれ」「ひび割れ」「カビや苔の発生」「色褪せ、くすみ」「汚れや錆」など
・外壁塗装リフォームに使われる塗料の種類は、主に「フッ素塗料」「シリコン塗料」「ウレタン塗料」「アクリル塗料」の4つ
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外壁塗装リフォームが必要な時期は?
外壁は、一年を通して天候の変化にさらされながら、外部環境や災害から住む人を守ってくれています。ただでさえ過酷な環境と、年月に伴う経年劣化が現れてきます。ひび割れやカビ、錆びなど、そのまま放置しておくと、家の中にまで影響を及ぼします。新築後10年~15年を目安に、外壁塗装リフォームを検討しましょう。
外壁塗装リフォームのチェックポイント
画像のチェックポイントに当てはまる症状が現れたら、外壁塗装リフォームを行います。そのまま放置していると、下地にまで影響が出て大規模なリフォームになってしまい費用も高額になります。早め早めのメンテナンスで費用を抑えることができ、家の耐久性も上がります。
チョーキング現象
チョーキング現象とは、壁を触った時に白い粉のようなものがつくことを言います。これは、外壁塗装の防水効果が落ちてきた時に起こる現象で、チョーキング現象を放っておくと、内部に雨水が浸食し、雨漏り、カビ、腐食などの原因になります。
外壁塗装リフォームに使われる塗料の種類と費用
外壁塗装リフォームに使われる塗料には主に4種類あり、使われる塗料によって外壁塗装リフォーム費用も大きく違ってきます。
フッ素塗料
耐久性が最高レベルに優れているため、ビルやマンションなど、長期間塗装リフォームを行わない建物によく使用されます。長期間にわたり変色や色あせがなく、光沢を長く保つことができる塗料です。
■費用目安:3,500円~5,500円/㎡
■耐久年数:15~20年
シリコン塗料
コストパフォーマンスの良さから、現在最も主流になっている外壁塗料です。防水、低汚染性、耐久性に優れており、モルタルやサイディング外壁に適しています。
■費用目安:2,300円~3,500円/㎡
■耐久年数:10~12年
ウレタン塗料
柔らかく、細部にも塗ることができるため扱いやすい塗料で、様々な外壁材に対応できます。密着性が高いのが特徴ですが、他の塗料に比べると耐久年数が短いです。コストを安く抑えたい人に向いています。
■費用目安:1,800円~2,300円/㎡
■耐久年数:8年~10年
アクリル塗料
昔から使われている塗料で、モルタルやサイディング外壁に適しています。汚れやすく耐久性が低いため、現在ではあまり使われなくなりました。コストを抑えたい、または、短い周期で塗り替えて外壁の雰囲気を変えたい人に向いています。まめにお手入れが必要です。
■費用目安:1,000円~1,200円/㎡
■耐久年数:6~8年
その他の機能性塗料
上記の4種類の他、機能性を高めた塗料も出てきています。
光触媒塗料
防汚効果と防カビ、大気浄化効果に優れた塗料。紫外線が塗膜の表面の汚れを分解し、雨で汚れを落とすことができるため、お手入れが簡単になります。
■費用目安:2,500円~5,500円/㎡
■耐久年数:約15~20年
ラジカル塗料
高作業性、高耐候性、高光沢、防藻・防かび性、低汚染性に優れているにも関わらず、価格が安く抑えられており、コストパフォーマンスが非常に良い最新の外壁塗料です。チョーキング現象が起こりにくく、色あせや変色もしにくい特徴があります。あらゆる外壁材に使える万能塗料ですが、新しいためまだまだ実績が少ないのが現状です。
■費用目安:2,800円~/㎡
■耐久年数:14~16年
断熱・遮熱塗料
塗膜の中に詰められた「中空ビーズ」が、外から伝わる熱を遮断して室温の上昇を抑えます。夏の暑い外気温より約5℃も室内温度が下げることができ、冬の寒い外気温も遮断するため、夏涼しく冬温かいという快適さが特徴です。
断熱塗料メーカーのデータによると、年間の冷暖房費が約30%もカットできるそうです。また、結露を防ぎ、防音効果、密着力・耐候性などにも優れています。
■費用目安:3,000~5,000円/㎡
■耐久年数:約20年
外壁塗装リフォームをお得に行うには?
外壁塗装リフォームを行う場合は、屋根や軒天・雨樋などのリフォームも同時に行うと費用が抑えられます。なぜなら、これらのリフォームを行うには、足場を組む必要があり、その費用だけでも15万円程度かかります。同時に施工することで、この足場代を一度で済ますことができるため、費用も抑えられるというわけです。
さらに、早めに外壁塗装リフォームを行うことで、下地の補強や外壁材の交換の必要がなくなるため、長い目で見ても費用を抑えることができます。
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)
大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。
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