サッシ交換・修理・取り付けの価格相場とは|工事の際の注意点を紹介

サッシ交換・修理・取り付けの価格相場とは|工事の際の注意点を紹介

防音ガラスや遮熱ガラスなど、窓ガラスで機能性が高いものは現在多く販売されています。また、それに合わせてサッシも高性能へとなってきているのです。サッシの交換や、修理・取り付けは、きちんと業者の方に施工してもらうことできれいに仕上がりますし、保証などもついているのでおすすめです。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・マンションの場合、サッシは共用部分になるため、個人の自由でリフォームできないことがある。マンションにお住まいの方でサッシを交換・修理したい場合は管理会社への問い合わせが必須
・サッシの交換・修理・取り付けに多くみられる工法は「カバー工法」で、カバー工法のメリットは、「簡単な工事なため近所への騒音の問題を回避できる」点や「従来よりも工事費が安価」という点など
・サッシの交換にかかる費用は、15~30万円が相場

マンションではできない?サッシの交換・修理・取り付けについて

当たり前のことかもしれませんが、一軒家にお住みの場合は融通が利きますので、個人の自由でリフォームが可能となります。実際に、安全性や防音性を考えてサッシや窓ガラスの交換・修理・補修をすることも、もちろん可能です。

しかし、マンションではそうはいきません。特に賃貸マンションの場合は、サッシは共用部分になるため、個人の自由でリフォームはできないことが多くみられます。賃貸マンションでなく一室を購入している場合でも、サッシはマンションの共用部分となるので、基本的には交換・修理・取り付けは不可能なので注意しましょう。

もちろん中には、マンションの管理規則などでリフォームが許可されているところもあります。実際にリフォーム費用を払えば、サッシの交換や修理・取り付けが可能なところもあるようです。

マンション自体の寿命よりも、サッシの寿命はどうしても早いです。例えばアルミサッシの場合は、25年前後で寿命が来るといわれています。また、寿命ではなくても、例えば安全性を考えて防犯ガラスにしたい場合や、小さなお子さんがいるから防音ガラスにしたい、といった場合にはサッシも併せて交換する必要があるです。

サッシの交換で多くみられる「カバー工法」とは?

続いては、サッシの交換・修理・取り付けの中でも、交換の際に多くみられる工法である、「カバー工法」についてご紹介しましょう。カバー工法とは、既存の窓枠に、新しい窓をかぶせる方法のことで、これにより工事にかかる手間や時間を省くことができます。

カバー工法のメリットとは?

カバー工法のメリット・デメリット

少し前までは、サッシを交換するとなると、外壁や内壁を壊して既存のものを取り外し、新しいものを取り付ける必要がありました。というのも、以前はサッシが部品によって厳重に設置されており、取り外すのが難しかったのです。

しかし現在、カバー工法が流通してからは外壁や内壁を壊す必要がなくなりました。くわえて、ねじで止める方法となっていますので、溶接する必要もありません。また、簡単な工事で終わりますので、近所への騒音の問題も回避できます。

カバー工法で施工することで、従来よりも工事費がかからなくもなります。今までは外壁や内壁を壊すことで、大掛かりな工事が求められてきましたが、カバー工法は新しいものを上から取り付けるだけなので、取り付け費と部品代で賄うことができるのです。したがって、工事自体も時間がかからなく、半日~1日ほどで新しいサッシへ交換することができるようになっています。

カバー工法のデメリットとは?

一方、カバー工法にはデメリットもあります。カバー工法によって既存の窓枠に新しいものをかぶせると、元のサイズよりも窓自体が小さく見えてしまいます。実際に、見える範囲が一回り小さくなりますので、違和感を感じる方も多いかもしれません。従来の、引き抜き工法と呼ばれる工事ならば、こういった悩みもなく今まで通りの窓ガラスの大きさで過ごすこともできます。

また、内側にサッシを新しく設置することで、どうしても出っ張りができます。この出っ張りは、どうしても慣れないうちはぶつかってしまうこともあります。ちなみにこういった出っ張りは、オプションで無くすように工事することも可能ですが、費用が請求されることがほとんどです。

このように、カバー工法にはメリット・デメリットの両方がみられます。しかし安全性や防音性、遮熱性などに優れている窓ガラスへと交換したい場合に、カバー工法ですと対応しているサッシも多く存在します。また、マンションやアパートにお住いの場合は、カバー工法ですと近隣の住居者に迷惑もかかりませんし、マンション自体の性能にも支障がでない工法となっていますので、安心して工事をしてもらうこともできます。

しかしカバー工法が利用できない場合もありますので、サッシの交換を検討している方は、ぜひ業者の方に一度見積もりを依頼してみてください。

監修者コメント
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交換方法はケースバイケースで

カバー工法は外壁や内装はそのままにサッシを交換することができるため、1窓から手軽にできるリフォーム工事です。しかし窓の位置や大きさを変更する場合は、カバー工法は使えません。窓位置の変更が多い場合や、内外装も同時にフルリフォームをする場合などは、カバー工法よりもサッシを撤去・交換するほうが費用を抑えられる場合もあります。どちらがいいか、ぜひ信頼できるプロに相談してみてくださいね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

サッシ交換・修理・取り付けにかかる費用の価格相場とは

それでは実際に、サッシ交換や修理・取り付けにかかる費用についてご紹介しましょう。まずサッシの交換についてですが、15~30万円が価格相場となっています。この場合、選ぶ窓ガラスの機能性によって価格が変動します。その中でも特に、性能が高い防犯ガラスへと交換する場合は高額になりやすいです。

一方、サッシの修理についてですが、3万円以下が価格相場となっています。サッシの修理で多くみられるのは、部品の交換が必要な事例です。その場合は、ホームセンターやインターネットショップで自ら部品を購入し、修理することもできます。実際に、ご自身で修理すると、部品代である1,000~2,000円前後だけで済みますし、安上がりで魅力的かと思います。

しかし、サッシの部品は小さく複雑なものも多いので、自身がない方はしっかりと業者の方に依頼することをおすすめします。業者の方に修理してもらうことで、安心して長く使うこともできますし、万が一の事態も防げます。

まとめ

いかがでしたか?サッシをまるまる交換するとなると、50万円ほどかかってしまうこともあり、大掛かりな工事になってしまいます。もし時間的にも金銭的にも節約したい、という場合には、カバー工法でサッシを交換してもらうことをおすすめします。そのほか、修理や取り付けも、ご自身の希望を伝えてから施工してもらうようにしましょう。ぜひ参考にしてください。

監修者コメント
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窓の断熱性能を上げよう

古いサッシは断熱性能が低いものが多いため、窓まわりが寒く感じられることも多いですよね。これを樹脂サッシ+複層ガラスなどの断熱性の高いサッシに交換すれば、窓まわりの寒さも緩和され、家全体の断熱性能も引き上げることができます。しかし窓の断熱性能を上げるだけなら、古いサッシはそのままに、室内側に内窓を追加する方法で費用を抑えることもできます。ぜひいろいろな方法を比較して、選んでくださいね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

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監修者プロフィール
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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

【保有資格】

【所属】

noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

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家仲間コム編集部

プロフィール


利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
編集者画像

大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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