襖の張替えリフォーム・修理にかかる費用は|価格相場と工事例を紹介
障子や襖は和室にとって欠かせないものでもあり、それぞれ和の雰囲気を演出する大切なものでもあります。これらはある程度経年劣化することで、ところどころにダメージがみられるようになります。そういったことがみられた場合は、相応のリフォームが必要です。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。
POINT この記事のポイント
・襖の張替え・リフォーム・修理は、「襖の上からダイノックシートやカッティングシートを貼る」「ベニヤ板を貼りつける」の2パターン
・襖のメンテナンスは、簡単なものであればDIYで施工することができ、その場合は「再湿襖紙」もしくは「粘着襖紙」を使用するのがおすすめ
・襖の張替え・リフォーム・修理のかかる費用目安は、2〜4万円程度
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襖の張替え・リフォーム・修理、どんな工事が多い?
和室を形成するパーツとして欠かせないものの一つに襖があります。襖は障子ほどは壊れやすくできてはいませんが、やはり何かの拍子に壊してしまったり、破れてしまうなどのトラブルはあります。
また、最近は壊れたり破れたりしていない襖でも、部屋の雰囲気を変えるために行うリフォームなどもあります。襖があると、どうしても和室感が出てしまうので、洋室のように演出したい方などが、こういったリフォームを行っているようです。具体的なリフォーム方法は以下の通りです。
1. 襖の上からダイノックシートやカッティングシートを貼る
DIYで使用されるダイノックシートやカッティングシートは、室内ドアや壁などのリフォームとして活用されることが多いです。これらはビニール製のシートで、粘着剤があらかじめついているものなので、いろいろなところに貼り付けることができます。
また。これらは襖にも貼り付けることができます。あらかじめ襖のほこりや油などを除菌スプレーなどを使用してとり、必要な分だけカットして貼れば完成です。これらのシートは、いろいろな柄や色が展開されているので、和室から洋室へのリフォームの一環として襖の雰囲気を変えたい場合などにも有効な方法となっています。
2. ベニヤ板を貼りつける
和室の雰囲気を演出する襖ではなく、洋室の雰囲気を抜群に演出してくれる大きな味方がベニヤ板の貼り付けです。襖の上からベニヤ板を貼りつけ、その上に好きな色で塗装すれば、自分好みの襖に仕上がります。
しかしこの場合、ベニヤ板のカットや塗装をご自身で行う必要があるため、手間もかかることがデメリットとして存在します。それでもベニヤ板を貼ることで、かなり雰囲気は変わってくるので、興味がある方はぜひ参考にしてみてください。
襖の張替え・リフォーム・修理は自分でもできる?
先ほどご紹介した通り、和室から洋室へと雰囲気を変えたいときなどは自分で工夫することで安価でリフォームもできます。しかしそうではなく、あくまで和室のままで襖の張替え・リフォーム・修理を行いたい、という方も多いかと思います。そういった場合もご自身の工夫で施工ができるのか、ご紹介していきましょう。
襖紙の種類によって貼り方はいろいろ!
襖の張替えや修理は、一見難しそうにも見えますが、実は工夫次第で簡単にご自身で施工できるものでもあります。また、ご家庭で使用できるリフォーム用の襖紙は、実はいろいろな種類のものがあるのです。
1. 再湿襖紙を使用する
襖紙の中には、水で貼ることができるものもあります。これは「再湿襖紙」というもので、裏側に水を付けると溶解するのりがついているものとなっています。こちらは、スポンジなどで水をまんべんなくつけ、襖に貼りつけることで張替えができるという代物で、半日~1日乾燥させる必要はありますが、しっかりとした出来映えにしあがります。
2. 粘着襖紙を使用する
再湿襖紙の貼り付けよりも、簡単な方法もあります。それがアイロンで貼るタイプの襖紙や、粘着性のシートとして使用できる粘着襖紙を使用した張替えです。アイロンで貼るタイプのものは、カットした襖紙の上から高温に熱したアイロンを当てることで簡単にできあがりますし、粘着襖紙の場合は裏側の粘着シートをはがしてから貼ることで、簡単に張替えができます。
また、襖の修理として、襖に穴が開いてしまった場合なども、カットした襖紙を部分的に貼り付けることで、きれいに仕上がります。最近は、開いてしまった穴を隠すことができる補修シートなども販売されているので、ちょっとしたものならばこういったものを活用して、安価で済ますことも一つの方法です。
襖の張替え・リフォーム・修理は業者に頼むことも可能?
客室などのきちんとした和室をお持ちの方は、ご自身で襖の張替えやリフォーム・修理を行うよりも業者の方に依頼したいと思うかと思います。先述した通り、ご自身でも簡単なものならば襖のリフォームは可能で、その場合は費用も安価ですますことができます。
しかし、業者の方の方が、やはりプロですし、仕上がりもかなり違うこともあります。また、襖紙も高級なものを使用して張り替えてもらうこともできますし、失敗の恐れもありません。襖の張替えは、10年を目安に行う必要があるとも言われていますが、業者の方に依頼して、きちんと施工してもらうこともお勧めします。
襖の張替え・リフォーム・修理のかかる費用の価格相場とは?
それでは最後に、襖の張替えやリフォーム、修理を業者の方に依頼した場合にかかる費用の価格相場をご紹介していきましょう。襖の数や状態などによっても価格は変動していきますが、大体の価格相場は2~4万円となっています。
また、襖1枚当たりの張替え費用の価格相場としては、2,000~3,000円となります。襖の数が少なく、ご自身で施工するのも面倒だという方は、業者の方に頼んだ方が手間もかからず良いかと思います。その場合、別料金ですが引き手を新しいものに取り替えてもらったり、障子内部の格子の状態も見てもらえますので、ぜひ一度業者の方に見てもらってみてください。
まとめ
いかがでしたか?襖は和室のシンボルとも言える重要なパーツでもあります。また、客室などとしても使用することが多いかと思いますので、損傷が激しかったり穴が開いていたりすると、格好がつきません。そうならないためにも、ぜひ定期的に襖の張替えやリフォーム、修理を検討してみてください。襖紙や引き手もいろいろな種類のものから選ぶことができますよ。ぜひ参考にしてみて下さい。
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)
大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。
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