フロアーを長持ちさせる方法とは|フロアーコーティングの種類と費用目安を解説

フロアーを長持ちさせる方法とは|フロアーコーティングの種類と費用目安を解説

住宅の欧米化に伴い、フローリングの床が増えてきました。フローリングは畳に比べるとお掃除がしやすく、インテリアコーディネートなどもしやすいことから普及率が高くなっているようですが、気になるのが傷や汚れです。フローリングを綺麗なまま長持ちさせるにはどうしたらよいのでしょうか?この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

匿名・無料の一括見積もり

POINT この記事のポイント

・フロアーコーティングの種類は、主に「ガラスコーティング」「UVコーティング」「シリコンコーティング」「ウレタンコーティング」の4つ
フロアーコーティングはフロアー全体に施工していくため、入居前にしておくほうが最もおすすめ
・フロアーコーティングにかかる費用は、およそ3,000円~4,500円(1㎡辺り)

フロアーコーティングってなに?

フロアーコーティングの種類

フロアーコーティングとは、ワックスや塗料などの溶剤でフロアーの表面を樹脂でコーティングする施行方法のことです。フロアーコーティングには主に4種類ありますが、それぞれのメリット・デメリット、耐久年数、費用目安を見てみましょう。

入居前におすすめ「ガラスコーティング」

無機質の液体ガラスを原料にした、強力なガラス膜をフロアーにコーティングする施工法のこと。フロアコーティングの中で最も硬度が高く、【耐屈曲性・弾力性・耐久性・撥水性・耐薬品性】に優れています。

<メリット>
○紫外線によるフローリングの劣化を防ぐ
○クッションフロアにも使える
○水拭き、洗剤も使え、お手入れが簡単
○艶出しと艶無しを選ぶことができ、透明感のある仕上がりになる

<デメリット>
△樹脂ワックスの上に重ね塗りできない
△強い衝撃が加わると割れてしまうこともある


★耐久年数:約20年~
★費用目安:3,500円~(1㎡辺り)

すでに住んでいるなら「UVコーティング」

UVコーティングUVコーティング(※画像はイメージです)

紫外線で硬化する樹脂をフローリングに塗布し、紫外線ライトを照射して硬化させる施工法です。わずか数秒で硬化するため、塗料を乾かす時間が不要になり、施工時間の短縮になります。【耐久性・耐摩擦性・熱性】に優れ、フロアーコーティングの中では最もクオリティーが高いと言われています。

<メリット>
○アンモニアやアルコールに強く、ペットやお子様のいるご家庭に向いている
○乾燥のための時間が不要なため、入居中でも施工可能。

○塗り直しができる
○耐久年数が最も長い

<デメリット>
△価格が最も高い
△艶ありのみで艶無しの対応がなく、かなり艶が強い
△業者によって使用するUVコーティング剤の品質に差がある


★耐久年数:約30年~
★費用目安:4,500円~(1㎡辺り)

一番人気の「シリコンコーティング」

シリコンコーティングシリコンコーティング(※画像はイメージです)

アクリル・シリコン樹脂を使った施工法です。珪石(けいせき)と珪砂(けいさ)と酸素を結合させて作られた天然素材のため、フロアコーティングの中で最も安全性が高い施工法と言われています。【撥水性・耐熱性・柔軟性・ノンスリップ効果・揮発性】にも優れており、アレルギーが気になる方、ご高齢者や子供、ペットのいるご家庭に向いています。

<メリット>
○水拭きができる
○性能、安全面、コストのバランスが良くコストパフォーマンスに優れている
○塗り直しができる

<デメリット>
△ガラスやUVコーティングと比較すると、耐久年数が短い
△シリコンコーティングに対応している業者がまだまだ少ない


★耐久年数:約10~20年
★費用目安:3,000円~(1㎡辺り)

低価格重視なら「ウレタンコーティング」

ウレタンコーティングウレタンコーティング(※画像はイメージです)

ウレタン樹脂コーティング剤を使った施工法。以前は油性タイプが主流で、一般的に「ウレタンコーティング」と呼ばれるものは油性のもので、最近では匂いの少ない水性タイプが使われ、「水性ウレタンコーティング」と呼ばれています。【耐摩擦性】に優れ、擦り傷に強いのが特徴です。

<メリット>
○水拭き、洗剤でのお手入れができる
○UVカット効果があるため、フロアーの日焼けを防止できる
○自然な艶感で温かみのある仕上がり
○他のフロアーコーティングに比べて安価でできる

<デメリット>
△他のフロアーコーティングの中で耐久年数が最も短い
△乾燥するまで2~3日かかり、完全に硬化するには約1ヵ月かかる


★耐久年数:約3~10年
★費用目安:2,000円~(1㎡辺り)

フロアーコーティングのタイミング

フロアーコーティングはフロアー全体に施工していくため、やはり入居前にしておくほうが作業がしやすくなります。家具などの移動費が発生しないので、施工費用も抑えられます。

すでに住んでいる場合には、乾燥時間が不要の「UVフロアコーティング」がおすすめです。ただし、入居中のフロアーコーティングには、家具の移動費、ワックスの剥離代、場合によっては作業期間中の宿泊先と宿泊費が別途必要になってくることを覚えておきましょう。

フロアーコーティング業者を一括見積り!

フロアーコーティングを依頼する際は、一括見積りが便利です。依頼内容を入力すると業者から連絡が来て、訪問見積りや電話見積もりをしてもらえます。業者によって独自のサービスや技術があるので、希望に合う業者を比較検討しましょう。

リフォーム一括見積もりの家仲間コムでは、希望する工事の内容を書き込むだけで、地域の業者さんから見積もりや提案がとどきます。匿名で利用できるので、後にしつこく営業される心配もありません。

<フロアーコーティング業者の見積もりを無料でしてみる>

完全無料で利用できるので、お気軽にご利用ください。

家仲間コムなら
業者の手数料が無料だから安くなるかも!/

一般的に業者さんがサイトに支払う成約手数料
(売上の約10〜20%)が家仲間コムではかかりません。

フロアーコーティングの
業者さんを匿名で探してみる
編集責任者プロフィール
編集者画像

編集責任者

家仲間コム編集部

プロフィール


利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
編集者画像

大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

関連するテーマの見積もり依頼

※価格はこの依頼での一般的な価格相場です。