ドア穴修理・補修の価格相場とは|自分でできる工事方法もある

ドア穴修理・補修の価格相場とは|自分でできる工事方法もある

今回は、家の中の修理や補修が必要なものとして、ドアの穴についてご紹介していきたいと思います。ドアの穴は放っておくと大きくなったり、けがの原因になったりします。ここでは特にドア穴修理・補修にかかる価格相場やその工事内容などを中心に紹介していきます。まずはこの記事のポイントをまとめました。

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POINT この記事のポイント

・ドア穴修理・補修をDIYで行う場合は専用のシートを使用する
・ドア穴修理・補修を業者に依頼すると仕上がりがきれいなどのメリットがある
・DIYによる補修費用目安は約1万円〜、業者に依頼すると約5万円〜

ご自身でもできるドア穴修理・補修方法:専用のシートを貼る

ドアといっても、ご家庭によってドアの素材やデザイン、色などは異なってきます。特に室内ドアは、部屋の用途ごとにデザインや色を変えているご家庭も多いです。そんな室内ドアに穴が開いてしまった場合、実はご自身でも対応可能な修理・補修方法は存在します。

そのひとつが、ドアの穴の部分に専用のシートを貼るという方法です。これらのシートは、カッティングシートダイノックシートなどと呼ばれていて、デザインもいろいろなものがあります。例えば木目調のデザインのものもありますし、メタリック調のもの、デザイン性の強いものも販売されています。

カッティングシートって?

カッティングシートは、いろいろな場所に使用できるシートです。例えばドアの穴だけでなく、インテリアの模様替えなどにも使用でき、そのデザインや色展開も豊富なことがメリットとしてあげられます。

また、カッティングシートとは、粘着剤付きの塩化ビニールのフィルムシートです。こちらはきちんと貼り方を覚えておけば、応用も効きます。具体的には、貼りたい場所を消毒用アルコールや水できちんと掃除した後、カッティングシートをカットし丁寧に貼り付ければ完了です。

ダイノックシートって?

ダイノックシートも同じく、粘着剤付きの化粧塩化ビニールのフォルムシートです。しかしカッティングシートと比べて機能性に優れていることが特徴の一つで、機能に応じて様々な使用方法があります。

また、デザイン性も豊富で、木目調のものからメタリック調のもの、コンクリート調のもの、レザーのような質感のものなど、様々なものが販売されています。こういったものを貼る際は、既存のドアとほとんど同じ素材のものならば穴が開いてしまった部分のみをシートで隠すこともできますし、全面的に貼り付けることもできます。

全面的にシートを貼りつける場合は、手間もお金もかかりますがその分部屋の雰囲気のリフレッシュもできますし、ご自身で施工すれば業者の方に依頼するよりは安価で済みます。

実際にダイノックシートならば1メートル当たり5,000円程度で手に入ります。くわえてカッターや消毒用のアルコールなどを購入しても、1万円はしないかと思いますので、ぜひ検討してみてください。

監修者コメント
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思い切ったデザインでインテリアを楽しんでみては

DIYで貼ることもできる手軽なシートですが、そのデザインはとても豊富で、色柄だけでなく皮や木材、石など素材感もリアルに再現したものも多く、その質の高さは目を見張るほどです。自分で貼れば材料費だけですみますので、この際思い切ったデザインを選び、インテリアのアクセントとして楽しんでみてはいかがでしょうか。ぜひサンプル(有償の場合もあり)を取り寄せて、お好みの柄を選んでくださいね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

業者の方にも依頼できる?ドア穴修理・補修の工事内容について

ご自身でもドア穴の修理・補修は施工可能ですが、もちろん業者の方に依頼して施工してもらうことも可能です。続いては、業者の方にドア穴修理・補修を依頼した場合の工事内容などをご紹介していきましょう。

具体的なドア穴修理・補修方法とは?

ドアの穴の大きさや程度によっても工事内容は異なりますが、ここでは業者の方にドア穴修理・補修を依頼した場合にしてもらえる工事内容を見ていきましょう。具体的には以下のようになります。

例)A社にドア穴修理・補修を施工してもらう場合
対象:室内ドア
工事内容:下地調整、下地のパテ(充填剤)仕上げ、シート貼り付けなど
費用:穴の大きさによって異なるが、およそ4万円

業者の方にドア穴修理・補修を施工してもらうことのメリット・デメリットとは?

業者の方にドア穴修理・補修を施工してもらうことのメリット・デメリット

ドアの穴の修理・補修を業者の方に依頼して施工してもらうと、きちんと下地の調整や穴の開いてしまったところへパテと呼ばれる充填剤を埋め、補強してもらえるというメリットがあります。これにより、再度穴が開くということを回避できるのです。

また、業者の方に施工してもらうことで仕上がりもきれいになります。カッティングシートやダイノックシートは、素人が貼り付けを行うとどうしても気泡が入ってしまったり、サイズ感を間違えてしまったりといろいろトラブルも生じやすくなります。

ドアに開いてしまった穴の部分だけにシートを貼ってもらっても、施工跡がわからないくらいきれいに仕上がることも多いですし、もちろんドア全体のシート張替えもまるで新品のドアのようにしあがります。

業者の方にドア穴修理・補修の工事を依頼することの一番のデメリットは、その費用の高額さにあります。先ほどもご紹介しましたが、ご自身でシートを購入し貼り付けるだけならば1万円前後での施工が可能となります。

しかし、業者の方に依頼することで、5万円以上の施工費がかかることもあるのです。しかしマンション退去時などは、きちんとした原状回復も必要となりますので、そういったときにはしっかりと業者の方に依頼することをお勧めします。

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プロに頼んで美しい仕上がりを

補修やフィルム貼りなどの作業は、構造的な問題などがなければ自分でも手軽に行うことができます。DIYは楽しくて安くすむというメリットがありますが、プロとの違いは、やはり仕上がりの美しさです。プロの補修屋さんには美術品の修復など、芸術の専門技術を持つ人も少なくありません。人目につきやすい場所や大切なものなどの補修などは、プロに頼むことで美しく仕上げてもらえたら嬉しいですね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

ドア穴修理・補修にかかる費用の価格相場とは?

それでは最後に、ドア穴修理・補修にかかる費用の価格相場についてご紹介しましょう。対象となる穴の大きさ深さなどによっても価格は変動していきますが、価格相場はおよそ3万~5万円となっています。また、対象となるドアの枚数が増えればもちろん価格は増えていきますので、注意してください。

まとめ

ドア穴修理・補修は、家をいつまでもきれいに保つためには必要な工事でもあります。また、賃貸マンションなどにお住いの場合なども、退去時には必要となる工事でもありますので、ドアに穴が開いてしまったらそのままにせず、すぐに業者の方に工事を依頼してみてください。ぜひ参考にしてみてください。

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監修者プロフィール
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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

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noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

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家仲間コム編集部

プロフィール


利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
編集者画像

大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。