天井穴は早めの修理が吉|修理方法と費用相場を解説

天井穴は早めの修理が吉|修理方法と費用相場を解説

天井の修理依頼として多いケースが天井の穴の修理です。天井の穴を放置していると見た目も悪いですし、場合によっては暖房効率を下げたり、天井裏の湿度が上がる原因になりかねません。今回は天井の穴修理について取り上げていきますので、修理をお考えの方必見です。まずはこの記事のポイントをまとめました。

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POINT この記事のポイント

・賃貸物件の天井の穴はすぐに報告し早めに直すのが良い
・天井穴の修理方法は主に2つある
・小さめの穴修理費用目安は1〜5万円程、大きめの場合は5~10万円程

賃貸物件の天井の穴は早めに直すのが吉

賃貸物件の天井に穴を開けてしまっても、退去時に修理すればいいと考えている方も多いかもしれません。しかし穴を放置しておくと、自然の劣化で穴が広がってしまい最終的に修理費が膨らんでしまうこともあります。

また賃貸の契約には通常善管注意義務があります。管理者として過失があれば所有者に報告の義務があるという内容です。これを怠って穴を放置し損傷が広がっていった場合、大家さんの心象が悪くなるだけではなく、トラブルに発展することもあり得ます。

賃貸物件の天井の穴はすぐに報告し、早めに直すのが良いでしょう。

監修者コメント
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天井裏は外部空間

天井に穴は見上げなければ気にならないため、つい放置されてしまうことも多いでしょうか。しかし気をつけていただきたいのは、天井裏は通常「外部空間」である(構造による)ということです。虫が出入りすることもありますし、暑い・寒い外気が流入することもあります。もし天井断熱の防湿層まで破ってしまった場合は、断熱材が内部結露を起こしてしまうかもしれません。天井の穴は、できるだけ早めに補修したほうがいいですね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

綺麗になおるの?天井穴の修理方法

修理方法は色々ありますが、よく行われる修理としては以下の二つになります。

・天井ボードの交換と天井クロスの全部、又は一部張替え
・穴のあいた部分に裏打ちしてパテで埋め、一部クロス張り
 

1. 天井ボードの交換と天井クロスの全部、又は一部張替え

天井ボードの交換と天井クロスの全部、又は一部張替え天井ボードの交換と天井クロスの全部、又は一部張替え(※画像はイメージです)

穴が大きい場合の修理方法です。費用は数万~十ほどになってきます。

2. 穴のあいた部分に裏打ちしてパテで埋め、一部クロス張り

穴のあいた部分に裏打ちしてパテで埋め、一部クロス張り穴のあいた部分に裏打ちしてパテで埋め、一部クロス張り(※画像はイメージです)

穴が小さい場合の修理方法です。費用は2~5万円程度になります。ホームセンターで材料を買って自分で修理するのも良いでしょう。穴の状態によって修理方法や費用も異なってきます。状態を確認して適切な処置をすることが大切です。

費用目安

天井の穴の修理費用目安

天井の穴の修理にはいくらくらいかかるのか気になる所です。過去に家仲間コムの寄せられた見積もりによると小さめの穴の場合は1〜5万円程、大きめの場合は5~10万円程になります。見積もりの一部を掲載しますので参考にしてみて下さい。

小さめの穴の修理見積もり

小さな穴小さな穴(※画像はイメージです)

天井の穴補修(東京都)
2万円 ~ 2.5万円
賃貸マンションのリビングの天井の穴を直してもらいたいです。

天井 穴の修理
3万円 ~ 4万円
リビングの天井に3cm×3cmの穴をあけてしまいました。天井の穴の修理をお願いします。

天井の穴(横浜市港北区)
2万円 ~ 3万円
鉄筋コンクリート地上3階建 マンションです。二階 天井の穴の修理をお願いします。

天井の穴の修復(袖ヶ浦市)
2.5万円 ~ 4.5万円
1階リビング天井(石膏ボード)に空いた穴の修復をお願いします。直径10cmです。

大きい穴大きい穴(※画像はイメージです)

天井に穴
4万円 ~ 5万円      
賃貸マンションの天井なのですが、穴の補修をお願いします。
4cm×5cm穴
6cmの亀裂

大きめの穴の修理見積もり

木造アパートの天井の穴の修理
5.5万円 ~ 7万円
アパートのラミネート天井(木目調)に2か所(30センチ〜40センチ)の穴を開けてしまったので修理していただけないでしょうか。

天井の穴天井の穴(※画像はイメージです)

天井の穴の修理(白井市)
4万円 ~ 8万円
納戸の天井に穴が開いたので修理したいです。
60cm×40cmの穴です。

監修者コメント
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穴から断熱材が見えたら、補修はプロに頼もう

最上階の天井裏には、断熱材が敷き詰められていることがあります。グラスウールなど繊維状の断熱材は、室内の湿った空気を含むと断熱材の内部で結露を起こしてしまうため、断熱材と天井材の間に湿気の流入をふせぐ防湿フィルムが施工されています。もしこの防湿フィルムにも傷をつけてしまった場合は、防湿フィルムも補修する必要があります。できれば信頼できるプロに依頼し、しっかりと補修しておきたいですね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

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監修者プロフィール
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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

【保有資格】

【所属】

noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

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家仲間コム編集部

プロフィール


利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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