天井塗装リフォームをするには|知っておきたい塗料の種類と施工手順

天井塗装リフォームをするには|知っておきたい塗料の種類と施工手順

天井リフォームをお考えの際には、天井塗装がおすすめです!天井塗装は、現状が良い状態であればご自分でDIYでもできるリフォームです。さらに、塗装には、内壁材にはないカラーバリエーションや発色の良さなどの魅力があります。今回は天井塗装リフォームに使われる塗料や施工手順について調べてみました。まずはこの記事のポイントを以下にまとめました。

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POINT この記事のポイント

・天井リフォームするなら壁紙リフォームと同じタイミングがおすすめ
・天井塗装リフォームはクロスにはない独特なマットな質感が得られる
・天井塗装リフォーム塗には有機溶剤の少ない水性塗料を使用する
・天井塗装リフォームには気をつけるべき施工手順がある

そもそも天井リフォームって必要?

天井は、普段なかなかじっくり見ることのない場所ですが、年末の大掃除で天井もしっかり拭き掃除などのお手入れをされる方は、意外と汚れていることに気づかれると思います。

室内でタバコを吸われるご家庭では、ヤニがベッタリくっついて変色していますし、キッチンに近いダイニングやリビングにも油汚れがついて、さらには、日常生活で発生する細かなほこりやゴミも天井にくっついています。

それが、知らず知らずのうちに、食卓や頭の上に落ちてきているとしたら・・・健康被害の原因にもなりますね。

天井リフォームのタイミング

あまり汚れが気にならない・目に入らない天井ですが、実は意外と汚れていたり、変色しているということを先程お伝えしましたが、リフォームするなら壁紙リフォームと同じタイミングが良いでしょう。なぜなら、壁紙をリフォームすると、天井の汚れが際立って目立ってくるからです。

費用の面でも、一緒にしてしまったほうが安く抑えることができますよ!壁紙リフォームと同時に、ということは、天井もクロスなどをそのまま張っても良いですが、雰囲気を変えて天井塗装はいかがでしょうか?

天井塗装リフォームとは?

天井塗装リフォームとは、そのものズバリ、天井に塗装を施すリフォームのことですが、塗装は、カラーバリエーションが多く、クロスにはない独特なマットな質感が得られることが最大の魅力です。

表面にテクスチャーや継ぎ目がないため、例えば無機質なイメージに仕上げることもできますし、その塗り方や色で異なる印象を作りやすくなります。養生と下地さえきちんとしていれば、刷毛やローラーなどで塗ることができるため、DIYで塗り替えて楽しむ方も多いです。

日本では多くの住宅の天井にクロスが張られていることが多いため、最近では、そのクロスの上から塗料を塗ることができるんです。

天井塗装リフォームに使われる塗料

室内塗装では、有機溶剤の少ない水性塗料を使用します。有機溶剤が発生すると、「シックハウス症候群」や「化学物質過敏症」の原因となったりするため、有機溶剤の発生ができる限り少ない塗料を選びます。

シックハウス症候群・化学物質過敏症とは、主に、【ホルマリン・トルエン・キシレン】が原因とされ、住宅の内装材などに含まれる有害な化学物質が人の健康障害を引き起こす病気です。

喘息や頭痛、目がチカチカする、鼻水やくしゃみがでる、吐き気、疲労感といった症状が現れ、他の疾患との区別もつきにくいため、診断がつくまでに時間を要します。

水性エマルション塗料

塗料の主な成分である樹脂や油を水中に分散させた塗料のことで、水性塗料の主流となっています。天井塗装には、水性エマルション塗料の中でも「合成樹脂エマルションペイント」を使用したエマルションペイントが用いられます。

水で薄めることができ、溶剤系より安価で、ほぼ無臭、不燃性、毒性が少ないため、体にも環境にも優しい塗料です。溶剤系の塗料に比べて接着力が弱いため、耐水性や耐久性が劣ることがデメリットです。

合成樹脂の種類合成樹脂の種類

合成樹脂には、「アクリル」「ウレタン」「シリコン」「フッソ」などがあります。中でも「アクリル」は、一般的な水性塗料と同じく低価格なため広く使われる塗料です。他の樹脂と比べて耐久性が劣ることがデメリットです。

アサヒペン NEW水性インテリアカラー画像提供:アサヒペン NEW水性インテリアカラー


出典:アサヒペン NEW水性インテリアカラー
価格:6,450円~(5L)

・クロスの上から塗れる塗料
・塗料に含まれるVOC(揮発性有機化合物)は0.1%以下
・シックの原因とされるホルムアルデヒドを吸着・除去する環境保護塗料
・防カビ剤配合
・無臭タイプで、1回塗りで仕上がる

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出典:ロックペイント スーパー室内かべ用 ツヤ消し
価格:5,000円~(3L)

・VOC(揮発性有機化合物)がほぼ0で低臭型
・ホルムアルデヒドなどの有害物質やいやなにおいのもとを吸着・分解
・隠ペイ性にすぐれ、1回塗りでシックなツヤなしに仕上がる
・防カビ剤入りで、耐水性にすぐれるため、湿気の多い場所でも安心

天井塗装リフォームの施工手順

天井塗装リフォームの施工手順

1. 良いお天気の日を選ぶ

いくら乾きやすい塗料といっても、やはり雨の日や湿度の高い日は乾きにくくなります。塗装を行う際には、お天気が良い日中を選び、できるだけ乾燥しやすい季節を選びましょう。風通しを良くし、換気を行うことも大切です。

2. 現状の天井を綺麗にする

はたきや掃除機などでほこりを落としたら、洗剤を使って拭き掃除をして汚れを落としておきます。特に、カビが生えていたり、油汚れがひどい場合は念入りに掃除をしないと、後々塗料が剥がれたり、さらなるカビの発生につながることになります。

洗剤はきっちり拭き残しのないよう水拭き・から拭きなどをしてよく乾燥させます。

3. 丁寧に養生をする

プロの塗装業者さんは、養生に時間をかけます。丁寧にきっちり養生しないと、塗料がはみ出たり、また、はみ出た部分の塗料を落としたりする手間がかかり、仕上がりに影響してしまうからです。マスキングテープや新聞紙を使って、塗らない部分を丁寧に養生しましょう。

4. 場所に合わせた道具を使う

ローラー刷毛やコテ刷毛など、刷毛にも種類がたくさんあります。塗りたい場所に合わせて道具を使い分けることで綺麗な仕上がりになります。

5. 塗料の取扱いに注意

塗料は、使う前によく掻き混ぜましょう。底に顔料が沈んでいると塗りムラの原因になります。塗り始めたら、一度に厚く塗らず薄く塗っていくことが綺麗に仕上げるコツです。厚く塗ると、乾きにくくなったり、ひび割れの原因になります。

最近の塗料は、一度塗りで良いものも出ていますが、重ね塗りをする際は、一度目をよく乾かしてから、二度目を塗りましょう。

まとめ

天井塗装リフォームは、現状が良い状態で、下準備がしっかりとできればDIYでも可能なお手軽リフォームですが、高い場所で上を見上げての長時間の作業は大変です。下地の状態も素人では判断がつきにくいですし、やはりプロの手を借りるほうが安心で長持ちします。

DIYかプロに依頼するか迷ったら、まずは業者さんへの見積もりをしてみてはいかがでしょうか?

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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