トイレの便器交換はどうすべき|タイプ別にかかる交換費用を解説

トイレの便器交換はどうすべき|タイプ別にかかる交換費用を解説

トイレの寿命は約10~15年ですが、便器は陶器製のため、一生使えると思われる方もいらっしゃるでしょう。ですが、一日に何度も使用していると、便器のフチ裏には石灰化した尿石がこびりついていたり、汚れがついて変色しているものです。トイレのタイプと費用目安を知って、お得にリフォームしてみませんか?まずはこの記事のポイントを以下にまとめました。

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POINT この記事のポイント

・便器のフチ裏に尿石がたまると排水の流れが弱くなり排水管が詰まりやすくなる
・便器交換するだけで水道代が節約できる可能性が高い
・現在使っているトイレによって交換できるタイプがわかる
・トイレ便器交換にかかる費用は現状や施工内容によって費用に開きがある

便器の寿命

便器は陶器製のものがほとんどなので、割れない限り一生使い続けることができるのでは?と思われるかもしれませんが、便器のフチ裏を鏡で見てみてください。筆者はマメにお掃除をしていますが、それでも、恐ろしくて見ることができません。便器のフチ裏には、「尿石」と呼ばれるものが固まってこびりついています。

「尿石」とは、尿でアルカリ性になった便器に、尿に含まれるカルシウムがくっついてできるもので、お掃除でもなかなか取り除くことが難しく、尿石が増えてくると匂いもしてきます。

それだけでなく、この「尿石」がたまってくると、排水の流れが弱くなり、排水管が詰まりやすくなります。ある日突然水が溢れ出してくる、という事態もあり得ます。そうなる前に、便器の交換を検討しましょう。最新の便器は、節水効果が高いだけでなく汚れもつきにくいため、毎日のお手入れもとても楽になりますよ!

トイレの便器交換をすると節水&節約できます

トイレの水量は意外と多く、家計全体の水道代の約3割を占めているんです。最近のトイレは、大と小で水の使用量の設定が異なっており、大で約4L、小で約3.5Lとなっていることが多いです。これに対して、10年以上前のトイレは、一回流すたびに約13L以上も使うため、便器交換するだけで大変節約になるのです。

便器交換する前と後では、一年間の水道代の差はなんと、約14,500円もお得になる場合もあります!
(※便器の種類、使用環境などによって異なります)

今お使いのトイレはどのタイプ?

代表的なトイレのタイプ

現在お使いのトイレによって、どのタイプに交換できるかどうかが分かります。トイレのタイプと対応している商品の一例を見てみましょう。

1. 一般洋式便所

最も普及しているタイプです。さらに「床排水」と「壁排水」に分かれます。

1-1. 床排水

戸建て住宅に多いタイプ。床方向へ排水するので排水管が見えません。便器交換の際には、床工事が必要になる場合があります。新築では、排水芯が200mmに固定されていますが、築年数が10年以上経っている住宅では可変式の場合が多いです。

この場合はリフォームが必要となりますが、リフォーム専用便器を選ぶと床工事無しでのリフォームも可能です。

★床排水200mm固定タイプに対応している便器★
規格化されているタイプのためメーカー各社が対応しており、商品を探しやすいでしょう。

アメージュZ一体型シャワートイレ|LIXILアメージュZ一体型シャワートイレ|LIXIL

【商品一例】
出典:LIXIL アメージュZ一体型シャワートイレ
・銀イオンでキレイを長持ち
・防汚コーティング
・強力な水流で便器鉢内を洗い流す
・便座と便器の間にすき間をつくりラクに拭き掃除ができる

★床排水・可変式に対応している便器★
リフォーム対応便器を選ぶと、床工事をしなくてもリフォームできます。

【商品一例】
出典:TOTO ネオレストAS
・脱水、除菌、自動洗浄するのでお手入れが楽
・水道水を電気分解し洗剤を使わず洗浄

1-2. 壁排水

マンションなどの集合住宅に多いタイプ。壁方向へ排水します。便器の裏側に太い排水管があります。排水の高さは、現在は120mmタイプに統一されていますが、昔の公団住宅では155mmタイプもあるため注意が必要です。排水の高さが同じトイレに交換する必要があります。

★壁排水120mmタイプに対応している便器★
規格化されているタイプのためメーカー各社が対応しており、商品を探しやすいでしょう。

【商品一例】
出典:Panasonic アラウーノ
・オート脱臭
・おまかせノズルクリーニング
・少ない水量で洗浄
・水アカ汚れをはじく新素材
・便座が外れるので隙間も掃除しやすい

★壁排水155mmタイプに対応している便器★
リフォーム対応便器を選ぶと、床工事をしなくてもリフォームできます。

サティスSタイプ|LIXIL画像提供:サティスSタイプ|LIXIL

【商品一例】
出典:LIXIL サティスSタイプ
・世界最小のコンパクト設計
・銀イオンパワーで細菌の繁殖も抑える
・汚れが付きにくい素材
・防汚コーティングの持続性が15年
・電動で便座が上がり、掃除がしやすい

2. 三角タンク式

昔ながらの住宅や、狭いトイレに設置されていることが多いタイプです。室内が1200mm以内のスペースの場合は、同じ三角タンク式のものを設置するほうがおすすめです。他のタイプの便器の場合、足元のスペースが狭くなることがあります。

3. 和式

昔ながらのタイプ。和式から洋式への交換も可能です。
■床に段差がある場合・・・便器を撤去後、段差を取り除き下地の補修を行います。
■床に段差がない場合・・・便器を撤去後、排水管の延長と下地の補修を行います。
■壁にタイルが貼ってある場合・・・タイルを撤去してクロス貼り替え、またはタイルを残す場合とあります。

和式タイプの便器交換は、現状によって施工費用が変わりますので、まずは見積もりをとって、業者さんに相談しましょう。

和式から洋式和式から洋式(※画像はイメージです)

トイレの便器交換費用の目安

トイレ便器交換にかかる費用ですが、水回りということもあり、現状や施工内容によって費用に開きがあります。
★便座の交換のみ・・・約1万円~2万円
★便器の撤去・新設・・・約3万円~5万円
★便器の交換および手洗いの設置、内装・・・約23万円~
★和式から洋式に交換・・・約30万円~

便器本体も、タンクレスや全自動洗浄など、多機能タイプの商品になるほど高価になりますが、値引き率が高いのも特徴なので、何社か見積もりをとって、どれぐらい値引きしてもらえるか相談してみましょう。大手リフォーム業者では50%引きになっているところもあります。

また、便器交換をする際には、床や壁汚れていたり劣化していることが多いので、ついでにリフォームすると良いでしょう。比較的低価格に抑えられるクッションフロアの床材にした場合は、約2万円~3万円、壁紙の張替えの場合は、2万円~程度が費用目安です。

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トイレの便器交換業者を依頼する際は、一括見積りが便利です。依頼内容を入力すると業者から連絡が来て、訪問見積りや電話見積もりをしてもらえます。業者によって独自のサービスや技術があるので、希望に合う業者を比較検討しましょう。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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