食器洗浄機のメリット・デメリット|お得に設置する方法も紹介

食器洗浄機のメリット・デメリット|お得に設置する方法も紹介

食事のあとの面倒な家事といえば「食器洗い」です。おなかいっぱいになった後は、テレビでも観ながらゆっくり過ごしたいものですが、シンクにたまった食器の山を放っておくわけにもいかず、疲れた体に鞭打って勢いで片づけてしまう方も少なくないでしょう。そんな家事の負担を軽減してくれる食器洗浄機ですが、気になる食器洗浄機のメリット・デメリットを分析しました。まずはこの記事のポイントを紹介します。

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POINT この記事のポイント

・食器洗浄機には据え置き型とビルトインタイプがある。
・食器洗浄機の導入率は約30%
・3つのポイントを押さえると食器洗浄機の使い勝手はより良くなる。
・食器洗浄機の本体価格は5~8万円程度

食器洗浄機とは?

据え置き型食器洗浄機据え置き型食器洗浄機(※画像はイメージです。)

「食器洗浄機」とは、高圧水流で食器を洗って乾燥するまでを自動で行うキッチン家電のこと。キッチンカウンターなどに置くだけの据え置きタイプと、システムキッチンに組み込まれたビルトインタイプがあります。

ビルトイン食器洗浄機ビルトイン食器洗浄機(※画像はイメージです。)

「食器洗い乾燥機」「食洗機」などとも言われていて、呼び方にも数種類ありますが、操作手順は以下の通りで同じです。

食器洗浄機の操作手順

①食器を並べて入れ、食器洗浄機専用の洗剤を洗剤投入口に落としたら電源を入れます。
②温水で洗剤を溶かし、高圧水流を食器に噴射して汚れを落とします。
③洗浄が終われば乾燥に入ります。

食器洗浄機のメリット・デメリット

食器洗浄機に関するアンケートでは、「光熱費が高くつきそう」「設置コストが高い」「本当に落ちているか不安」という声が多いようですが、食器洗浄機のメリット・デメリットを分析してみましょう。

光熱費が高くつきそう

家庭の省エネ大辞典

まず光熱費に関しては、実際には手洗いより省エネ効果が高いことがデータによって明らかになっています。

参照:(財)省エネルギーセンター「家庭の省エネ大辞典」

食器洗浄機は手洗いよりも水の使用量が圧倒的に少なく済み、それにかかるガス代も大幅に削減できるため、手洗いよりも省エネにつながります。お湯を沸かす時と乾燥する時に電気代が発生しますが、乾燥まで行わずに洗浄が終わったあと扉を開けて余熱で乾燥させると、さらにコストダウンにつながります。

筆者宅も、乾燥機能を使うことはほとんどありませんが、余熱でカラッと乾いてしまうので乾燥を行わなくても十分だと感じています。電力会社には夜間割引がありますので、その時間帯に食器洗浄機を使用すれば、さらに省エネになりますよ!

一年を通して水でしか食器を洗わない(ガス、電気共に不使用)、家族が少なく洗い物がとても少ない、もしくは調理をほとんどしないご家庭では、食器洗浄機を使う必要がありません。ガス、電気を使う食器洗浄機は、逆に光熱費がアップするおそれがあります。

設置コストが高い

食器洗浄機の価格は、

据え置きタイプ
本体価格:50,000円~、取り付け工事費:8,000円~

ビルトインタイプ
本体価格:約80,000円、取り付け工事費:30,000円~

が目安ですが、本体価格は機能により価格帯にばらつきがあります。工事費は、現状部品が必要かどうか、電圧の大きさなども関係してくるため、幅があります。工事費込みで食器洗浄機本体の価格を大幅割引している業者もいますので、食器洗浄機を設置する際は、必ず数社から見積もりをもらいましょう。

イニシャルコスト(初期投資)ですが、本体価格約5万円、省エネ効果約8,000円として計算すると、イニシャルコストの回収にかかる年数は約6年という計算になります(本体価格がより安価な店もあります)。

これを長いと感じるか短いと感じるかどうかは食器洗浄機の使い方や頻度にもよりますが、食器洗浄機を使うことによって、今まで手洗いに割いていた時間を家族との団欒や自分の時間に充てることができるので、価格だけではないメリットを感じられると思います。

本当に汚れがきちんと落ちるのか?

気になる洗浄力ですが、結論から言いますと、手洗いと比べると明らかに洗い上がりに違いが出ます!
ハンバーグをこねたボウルなども、食器洗浄機で洗うとピカピカ輝いています。手洗いではここまでの輝きを見たことがありません。食器洗浄機は手では耐えられない高温によって食器を洗うため、汚れ落ちが良いからです。

食器洗浄機を上手に使いこなすコツ

現在、食器洗浄機をお使いの方で汚れが落ちていないとお感じの方は、ぜひ使い方を見直してみてください。食器洗浄機の汚れ落ちをアップさせるにはいくつかのコツがあるのです。

1.予洗いをする

スポンジでゴシゴシ洗う必要はありません。洗い桶などに水またはお湯を張り、食器をつけて置くだけで汚れ落ちがアップします。乾燥してお茶椀にへばりついたご飯粒が取れにくいのは手洗いでも同じです。食器を使い終わったらできるだけ早く水またはお湯につけておくことで、汚れが乾燥してこびりつくことを防げます。あまり汚れていないものは、予洗いなしでも汚れが落ちます。

2.食器を正しくセットする

食器洗浄機のセット方法

食器洗浄機の説明書にセットの例が書いてあります。きちんと読み直して食器を正しくセットしましょう。食器洗浄機は下から上に温水を噴射するため、食器は下向き・内向き・重ならないように入れることがコツです。

参照:Panasonic住まいの設備と建材

3.食器洗浄機専用の洗剤を使う

食器洗浄機には、必ず専用の洗剤を使いましょう。手洗い用の洗剤を使用すると、食器洗浄機内が泡まみれになり、悲惨なことになります。また、汚れに応じて洗剤の量を増やすことも重要です。油汚れや落ちにくいものを洗う時は、標準の1.5倍量に増やしてみましょう(洗剤の適量欄に書いてある量を参考にしましょう)。

4.使用後は残さいフィルターの掃除をする

食器に残った残さいがフィルターにたまっているので、毎回使用後にゴミを取り、洗っておくことで、次回使用時の洗い上がりが綺麗になります。月に一度は、食器洗浄機内に専用クリーナーのみを入れて空運転をし、庫内のお掃除をしましょう。

上記の他にもメリットとして、
・食器洗いの負担・ストレスが減った 48.4%
・効率的に家事ができるようになった 21.6%
・節水につながった 20.9%
・食器洗いによる手荒れがなくなった・気にならなくなった 17.4%

デメリットとして
・食器洗浄機のサイズによっては大きなフライパンなどが入らない
・食器をうまくセットできない
・音がうるさい
という声がありますが、購入時にサイズを選ぶ、セットのコツをメーカーに教えてもらう、静音タイプのものを選ぶ、などで対処できるでしょう。最新の食器洗浄機は、音も大変静かになっています。

まとめ

現在の食器洗浄機の普及率は約30%とまだまだ低いようですが、その理由として、上記『食器洗浄機のメリット・デメリット』の項で挙げた3点の声の他に、「贅沢品と(家族から)言われる」「手洗いのほうが良い(と言われる」など、家族からの反対や新しいものを受け入れにくい環境などが影響しているようです。

食器洗いに関するアンケートでは、「毎日食器洗いをしている人は約7割」、その中でも「1日に2回以上食器洗いをしている人は約5割」もいるという結果が出ています。洗濯機を使っていない家庭は大変少ないでしょう。同じように、食器洗いをしている人の負担が軽減されるのであれば、決して高くはない家電ではないでしょうか。ぜひ食器洗浄機の取り付けを検討してみてください。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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