剪定・植木・造園のすべて|実際にかかる費用と最適な時期を解説

剪定・植木・造園のすべて|実際にかかる費用と最適な時期を解説

マイホームを買ったからには、楽しみたいのがガーデニングですよね。ガーデニングというと、女性が励むことのように思われる方が多いようですが、今は凝り性の男性が増えていて、男性の方がガーデニングに夢中になっているというご家庭も多いようです。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

庭木の剪定の時期は、植物の成長が緩やかになる冬場、日本なら11~2月が最適で、植木に最適な時期は、お彼岸が終わる3月~4月上旬
・剪定は、庭木であれば一本当たり約2,000~12,000円前後で業者に依頼可能
・植木は、50万円以下で工事を行うことができ、1本当たりの値段で施工してもらうことが可能

庭木の剪定に最適な時期とは?

庭木の剪定に最適な時期

まずは庭木の剪定からご紹介していきます。剪定とは、庭木をより健康的に保つために行う伐採のことです。四季折々で異なった姿を見せる庭木は、また季節によってケア方法も異なります。

その中でも、庭木の剪定は異なった時期に行うと、せっかくついていた花のつぼみや実などを誤って切り落としてしまう可能性もあるため、注意して行う必要があります。一般的には庭木の剪定の時期としては、植物の成長が緩やかになる冬場、日本なら11~2月が最適とされています。もっと詳しく言えば、針葉樹の場合は春か10月ごろ、常葉樹は萌芽が落ち着く6月や10月~、落葉樹が休眠期に入る11~2月ごろに剪定に最適な時期を迎えるのです。

庭木の剪定は、一本当たりで価格が変わってくきますが、その一本でも、庭木の高さによって異なってきます。樹木によっては切る位置や切ってもいい量など、いろいろと具合が異なることがありますので、きちんと業者の説明を聞いてからお願いするようにしましょう。

庭木を植木するのに最適な時期とは?

次に植木についてご紹介していきます。お庭を華やかに見せるための植木は、最適なことだと思います。植木をするといっても、様々な意味合いがあり、花壇をつくるためや、生け垣を作るため、また最近ではシンボルツリーや記念樹を植えるといったことも増えてきています。

植木に最適な時期は、お彼岸が終わる3月~4月上旬が良いとされています。また、業者に頼む際、植木に関していえば、施工する面積ごとに工事費がかかる場合が多く、その際は樹木の代金は別途かかることが多いです。

監修者コメント
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庭木は手入れを見込んで計画を

お庭に植物の緑が見えると、なんとも癒されますね。果樹を植えれば収穫の楽しみもありますし、一石二鳥ですね。しかし困るのは、植物はどんどん育ってしまうことです。新築の時には可愛らしかった庭木も、20年・30年と住むうちに、屋根まで届く大木に育ってしまった、なんてことも珍しくありません。大きくなるほど手入れも大変になりますので、あまり大きくならない樹種を選ぶなど、将来を見込んで計画できるといいですね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

剪定・植木・造園にかかる工事費の価格相場とは?

次に、剪定・植木・造園にかかる価格相場について価格帯別にご紹介していきます。

~50万円までの価格帯における工事例とは?

まずは50万円までで施工可能な工事例です。大体剪定に関していえば、庭木であれば一本当たり約2,000~12,000円前後で承ってくれます。なぜこんなに価格に幅が出るかといいますと、これは樹木ごとに異なる高さによって左右されるからです。低木と呼ばれるものが高さ3m未満までのものであるのに対し、高さ3~5mのものは中木、高さ5~7mのものは高木と呼ばれます。木が高ければ高いほど手間もかかりますので、工事費にも差が出てきてしまうのです。

また、剪定ではなく、伐採になるとまた費用が異なってきます。処分費などもかかりますから、大体剪定費用の2倍ほどは費用がかさみます。庭木の中でも、植え込みや生け垣を剪定してもらいたい、という方も多くいらっしゃると思います。その場合は、相場として植え込み、生け垣共に1平方メートル当たり約500~1000円ほどを見てもらうと良いと思います。

後は、植木に関しても50万円以下で工事を行うことができます。先ほど例として挙げたシンボルツリーや記念樹などでしたら、1本当たりの値段で施工してもらうことができます。また、一本ではなく、ひとつなぎに生け垣を植木する場合は、面積当たりの費用が掛かります。大体1平方当たり15,000~20,000円が相場となっています。その際、業者に頼んで風通しの問題や日当たりなども見てもらい、きちんと枯らさないようにできる場所を選んでもらいましょう。

ちなみに、植木に関していえば、冬場や夏場はせっかく飢えても枯れる可能性が高い為、あまりオススメは出来ません。その合間を縫って、植木をお願いするようにしましょう。

50~100万円でできる工事例とは?

次に50万~100万円でできる工事例についてご紹介していきます。主に植木などを含む、造園工事がここにあてはまります。

・工事例
庭面積:9坪
工事内容:砂利引き、造園工事、花壇工事、土間工事、土工事、フェンスの設置
費用:約67万円

などなど、造園工事に関していえば、凝りだすとキリがないのも事実です。100万円をゆうに超える工事も多いですし、やはり維持費もそれなりにかかります。したがって、面倒でもきちんとまずはイメージを駆り立てて、それを業者に相談して詳しい見積もりを出してもらうことが必要となってきます。また、造園工事をお願いする際、何人の職人が現場に入って工事を進めるかがキーになってきます。一人当たりの値段で、工事費が変わってくるからです。

職人一人当たりの工事費を1人工といいますが、これの価格相場としては、約20,000円が適当となります。公共事業で使用される標準価格表でもある概算の造園工が18,800円となっていますので、ここが最低価格のボーダーラインとなります。高いスキルが必要とされる松の剪定や伐採のほか、高いところで作業しなければいけない場面では、職人一人当たり3万円~の1人工を求められることもありますが、シルバーさん含め大体は2万円前後を目安としてみてください。

他には、庭関係の工事としては致し方ないことですが、ごみの処理代にもなかなか費用が掛かります。少量なら家庭ごみとして自分で処理することもできますが、大規模な庭工事の場合は、樹木だけではなく、砂利なども出ますので、自分たちだけでは処理できない場合が多いです。その場合は、業者の方でトラック一台が大体5,000円前後でごみを処理してくれますので、お願いしてみましょう。

まとめ

いかがでしたか?庭木の剪定・植木・造園工事の際には、いろいろな人の手を借りることができます。植木屋から造園業者、デザイナーなど、いろいろな人の意見を聞いて、素敵なお庭を演出することも可能です。一つの業者だけでなく、いろいろな人に相談してみたり、見積もりを出してもらうことで、比較して一番良い業者を厳選して選んでみましょう。また、剪定や植木に関しては、こまめにお願いすることも大事です。ぜひ参考にしてみてください。

監修者コメント
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近くの業者とお付き合いしよう

植物は葉を落としたり新芽を出したり、季節によって表情を変えながら、日々成長していますね。それにあわせてこまめにお手入れしてあげれば、見た目も美しく、健康に成長することができます。庭木の剪定を造園業者に依頼する場合は、年に数回など定期的に頼むことになりますから、近くの業者さんから探したいところです。何かあったらすぐに駆けつけてくれる親切な業者さんと、末永いお付き合いができるといいですね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

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監修者プロフィール
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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

【保有資格】

【所属】

noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

編集責任者プロフィール
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編集責任者

家仲間コム編集部

プロフィール


利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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