玄関ポーチを素敵にリフォーム|具体的な費用相場とは

玄関ポーチを素敵にリフォーム|具体的な費用相場とは

我が家に人を迎える時、一番に目につきやすい場所は玄関であり、なかでも玄関ポーチは意外とチェックされがちな場所でもあります。そこで、今回は玄関ポーチをリフォームする際に、かかる費用の具体的な相場を中心に紹介します。まずはこの記事のポイントを以下にまとめました。

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POINT この記事のポイント

・玄関ポーチのリフォーム時期の目安は10〜15年程度
・玄関ポーチのタイル部分を張り替えにかかる費用目安は約5万円〜
・玄関ポーチのリフォームと同時に新たに庇を取り付ける場合は約25万円〜

玄関ポーチのリフォームが必要な時期とは?

玄関ポーチのリフォームが必要な時期

基本的に新築の家を建てて、いろいろな場所をリフォームする時期としては、10~20年ほどが一般的です。外壁や屋根、内壁なども、もちろん使用している材木や素材によっても異なりますが、その時期を目安にリフォームを考えると良いでしょう。

玄関ポーチについて言えば、ポーチ部分はどうしても雨や風、紫外線などの外的要素に加えて、人の足場になることが多く、与えられるダメージが大きいことが特徴として挙げられます。したがって、時期に関わらず、カビが発生してしまったり、タイル部分が割れてしまったら、リフォームをお願いするようにしたほうが賢明です。

カビやタイルの破損をそのままにしておくと、どうしても見た目も悪くなりますし、ふとしたけがや大きな破損につながるケースもありますので、十分に注意しましょう。

監修者コメント
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玄関のお掃除は水拭きを

玄関ポーチはドロ汚れなどがつきやすいため、お掃除では水でバシャッと流してさっぱりしたいですよね。でもこのとき、壁にまで水がかかると家を傷めてしまうことがあるのです。床のタイルは壁にも10~20cm立ち上がっていることがありますが、このすぐ上には、家の構造材である土台や柱が隠れています。もしお掃除の度に土台まで濡らしてしまうと、土台が腐ったり、シロアリを呼び寄せてしまうかもしれません。玄関のお掃除では水を流さず、雑巾で水拭きするのか、家を長持ちさせるコツなのです。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

玄関ポーチのリフォームに実際にかかる費用の目安とは?

次に、玄関ポーチのリフォームの際にかかる費用の目安についてご紹介していきます。家の一部といっても、玄関ポーチの面積は家全体と比べて限られている部分でもありますので、高額な工事でも100万円はかからないでしょう。小さな部分的な工事なら、5万円前後で施工してもらえる場合もあります。

1. 5~10万円の玄関ポーチリフォーム

まずは5~10万円でできる玄関ポーチリフォームをご紹介していきます。具体的にいえば、玄関ポーチのタイル部分を張り替える場合、このくらいの金額で施工してもらうことができます。

玄関ポーチに使用される素材としては、中には天然石を使用している家宅もありますが、タイルを使用している家宅がやはり多いです。もちろん、タイルの質やデザイン、大きさなどで価格は変動してきますが、基本的には汚れが付きにくいものを選ぶといいでしょう。

タイル張替えの工程としては、既存のタイルをはがし、下地の処理を行ってから新しいタイルを張る、というシンプルなものになります。タイル自体の値段の幅が大きく、数千円のものから数万円のものまでさまざまにありますので、選ぶタイルによっては、工事費用が10万円以上かかる場合もあります。

後は、もちろん玄関ポーチの面積によっても価格は変動します。また、既存のタイルをはがして、処理することにも2万円~費用は掛かりますので、心得ておきましょう。

2. 10~15万円でできる玄関ポーチのリフォーム

次に、15万円以下でできる玄関ポーチのリフォームについてご紹介していきます。新築の時と比べて、年を取るにつれて、今までは平気だったことが辛さを感じるようになることがあります。例を挙げれば階段の上り下りなどがありますが、そんなときにバリアフリー化を考えて、手すりや傾斜をつける方が多いようです。

玄関ポーチも同じく、立地条件や傾斜から、ポーチ部分に階段を設けている家宅も多いです。そんな方々向けに、玄関ポーチに手すりをつけるリフォーム例が多く上がってきています。

既存の玄関ポーチに、手すりを設置するリフォームの場合、大体10万円~15万円で施工される場合が多いです。室内に手すりをつける工事も多いのですが、玄関ポーチに手すりを設置する工事の場合、たいていそれより工事費用がかさみます。

室内に手すりを設置する場合は、隣接する壁などに穴をあけて、手すりをつけられるのですが、屋外でもある玄関ポーチの場合はそうはいきません。既存の玄関ポーチや、階段部分に穴をあけて、手すりの支柱を埋め込む工事となりますので、どうしても比較的手間がかかってしまうのです。

玄関ポーチのタイル部分に穴をあけることで、どうしても手すりを設置した後にタイルの補修作業も必要となってしまいます。そういった工事も含めて、大体10~15万円を目安に工事費用を考えておいてください。

3. 25~50万円でできる玄関ポーチのリフォーム

次に25~50万円ほどでできる玄関ポーチのリフォームについてご紹介していきます。人が多く出入りする玄関だからこそ、雨や雪で濡れないため庇が必要になってきますよね。しかし、そのような外的要素に常にさらされ続けている庇部分は、どうしても損傷が激しく、補修や交換が必要になるケースがあります。

庇と一口に言っても、今はいろいろなものがあります。デザイン性が高いもの、シンプルなものなど、大きさや好みに合わせて選んでみてもいいでしょう。既製品のものを選んでもいいですし、デザイン性や大きさによってはオリジナルの製品を設置することもできます。

新しい庇を取り付けるには、10万円前後の取り付け費がかかります。それに加えて、新しい庇の価格、既存の庇の撤去費などがかかりますので、大体25~50万円前後工事費がかかることになります。

4. 50~80万円以上でできる玄関ポーチのリフォーム

最後に50~80万円以上でできる玄関ポーチのリフォームです。これは、今まで挙げてきたポーチのリフォームを組み合わせていった場合も含まれますが、そこに軒先の取り替えも含んだリフォームとなります。

軒先のリフォームの場合、古くなった部分を補修することもできますが、腐食やカビなどが発生している場合は、交換もできます。

その場合、既存の軒先部分の撤去費や処理費、新規の軒先部分の購入も必要になってきますし、玄関全体のリフォームもそこに加えれば大体50万円は超えますので、大きな工事にもなります。軒先の場合は、葺き替えもできますので、まずは業者に相談してみましょう。

まとめ

いかがでしたか?玄関はいろいろな人々が出入りする大事な部分です。中でも、玄関ポーチは足場にもなりますし、損傷が気になるところでもあります。少しでも気になることがあったら、ぜひ業者の方に相談してみてください。

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玄関ポーチのリフォームで、外観をリフレッシュしよう!

外から来る人には、まず玄関が目に入りますよね。その家の印象は玄関で決まる、といっても過言ではありません。外観をデザインする時にも、玄関はドアやタイルなどでアクセントをつけやすく、全体の印象を引き締めることができます。また、玄関ポーチのデザインを変えるだけでも、外観のイメージを一新することもできます。ぜひ玄関のリフォームで、家全体をおしゃれに彩ってみませんか?

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

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監修者プロフィール
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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

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noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

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家仲間コム編集部

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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