屋根葺き替えにおすすめの屋根材|選び方のポイントも解説

屋根葺き替えにおすすめの屋根材|選び方のポイントも解説

長年住み慣れた我が家は、居心地はもちろん使い勝手も良いですが、気になるのはその老朽化だと思います。特に、家の中や外壁などと比べて、気軽に見ることができない屋根は、つい意識が逸らされがちです。しかし、屋根も他の箇所と同様、リフォームせずに放っておくとトラブルのもととなります。具体的には屋根が老朽化して、家の中が雨漏りしてしまったなど、暮らしていくうえでデメリットが増えてしまいます。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

屋根の葺き替え工事とは、既存の屋根材を撤去し、新品の屋根を取り付ける工事のこと
・屋根材の種類は、主に「ストレート屋根」「ガンバリウム鋼板」「瓦屋根」の3つ
・屋根は外部からの刺激にさらされる箇所であるため、10~15年を目処に、メンテナンスもしてもらうことも重要

いろいろな屋根材の種類

屋根材の種類

まずは、今現存している屋根材の種類についてご紹介していきます。

ストレート屋根

ストレート屋根ストレート屋根(※画像はイメージです)

カラーベスト、コロニアル屋根などとも呼ばれる、薄い板状の屋根材のことを言います。ストレート屋根材の中にも様々あり、天然石でできた高級な「天然石ストレート」や、セメントを使用している「セメント系ストレート」などがあります。

ストレート屋根は、コンパネの上にルーフィングと呼ばれる防水シートを張り、その上に屋根材を敷くという構造となっています。基本の構造は瓦屋根と変わりませんが、瓦屋根よりもストレート屋根の方が安価で済みますし、比較的施工が楽なので、複雑な形の屋根にも対応可能になります。

ストレート屋根のメリットとしては、熱伝導率が低いゆえの耐火性、水や湿気に強い耐腐食性、カラーバリエーションが豊富なゆえのデザイン性の高さなどがあげられます。

逆にデメリットとしては、その耐久性の低さがあげられます。いろいろ性能が高いものも出てきていますが、一般的に使用されているストレート屋根材は表面がもろく、瓦屋根などに比べても耐久性が低いです。

また、メンテナンスも必要です。瓦屋根と比べて、その耐久性の低さから約10年でメンテナンスの対象となります。特に雨漏りなどがして来たら、塗装工事や葺き替え工事が必要となるケースがあります。

塗料が剥げてしまったりするだけなら塗装工事だけで済みますが、屋根にひび割れが生じてしまっていたり、屋根がずれてしまうと大掛かりな工事が必要となってきますので、メンテナンスはきちんと受けましょう。

ガンバリウム鋼板

ガンバリウム鋼板ガンバリウム鋼板(※画像はイメージです)

次に、ガンバリウム鋼板の屋根材についてご紹介していきます。ガンバリウム鋼板とは、成分でいえばアルミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%でできている、アルミ合金メッキの鋼板のことを言います。

要するに金属なので、瓦の約1/6という軽さが特徴の一つといえます。また、トタン材と比べて圧倒的にさびにくく、ものによっては特殊な塗料を塗って断熱性を高めているものや、工事法を変えることで雨音を防ぐようにもできるため、機能性も高いですし、軽量なため耐震性は他の屋根材と比べて高いです。

しかしガンバリウム鋼板そのものだけでは、金属なので断熱効果や防音効果はありません。したがって、それらを追加するためには、防音工事や断熱材を敷き詰めるための工事が必要となってきます。そのため工事費用が格段上がって、高額になる場合が多いです。

瓦屋根

瓦屋根瓦屋根(※画像はイメージです)

次は日本ではおなじみ、瓦屋根についてご紹介していきます。瓦屋根と聞くと、日本家屋の屋根を想像する方も多いかと思いますが、実は瓦と一概に言っても様々なものがあるのです。

瓦の種類は、釉薬をつけて仕上げたものかそうではないものかで大きく分かれます。大半の方が瓦と聞いて一番に思い浮かべるであろう荘厳な瓦屋根は、釉薬をつけて焼成したものになります。

これは、釉薬を塗ることから「釉薬瓦」、「陶器瓦」と呼ばれており、長く経っても色あせないことが特徴の一つです。

反対に、釉薬を塗らずに仕上げる瓦を「無釉薬瓦」といいます。その中でも、釉薬をつけずそのままのものを焼成して仕上げるものを「素焼き瓦」、金属を練り混ぜて焼成するものを「練りこみ瓦」、焼成方法が異なる「窯変瓦」と呼ばれるものがあります。

後はいぶし銀でもしられる、燻で仕上げる「燻瓦」などもあります。どれに至っても、日本瓦の屋根は日本の風土に一番合っているとされているため、一番親しまれている屋根材ともいえます。

特徴としては、耐久性がとにかく高く、耐用年数はおよそ50年とされています。しかし非常に重量があるため、耐震性が低い屋根材でもあります。

また、西洋的な風合いを出すなら、セメントでできている「セメント瓦」などもあります。日本瓦とは違い、塗装工事が必要となるため、メンテナンスが必要になってきます。

葺き替え工事について

それでは、屋根の葺き替え工事についてご紹介していきます。屋根では、トラブル別に工事方法が異なります。色が剥げているなど、塗装工事だけで済むものもあれば、ひび割れや雨漏りなどが原因で屋根全体を取り除く必要があるものもあります。

屋根の葺き替え工事とは、既存の屋根材を撤去し、新品の屋根を取り付ける工事のことを言います。表面の屋根材だけでなく、下に引いてある防水シートなども一緒に取り替えますので、屋根全体的に防水性が上がります。

また、重量がある屋根から、軽量な屋根に変更ずることもできるので、耐震化の強化にもつながります。そういった面でも、屋根の葺き替え工事をすることで屋根自体の性能が上がることが多いです。

しかし一方で、屋根の葺き替え工事は大掛かりな工事となりますので、費用も工期もかかります。屋根を解体するので、そこから出る騒音やほこりなどが原因で、ご近所トラブルが起こる危険性も高いです。したがって、十分に注意が必要な工事でもあります。事前にあいさつを済ませておいたり、謝礼を入れることで、解決につなげましょう。

屋根葺き替えまとめ

いかがでしたか?屋根の葺き替え工事において、自分の家の屋根がどんなタイプなのか、どうしたいのかを知っておくことは大切です。あとは風土やデザインで自分好みに屋根を変えてもいいと思います。一般的に10~15年をめどに、屋根のメンテナンスもしてもらうことも大切です。ぜひ参考に字てみてください。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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