ひび割れた外壁修理の方法は|種類と工法を解説

ひび割れた外壁修理の方法は|種類と工法を解説

住んでいる家の外観は、いつでもきれいなまま保ちたいもの。しかし、外壁はひび割れなどのダメージも受けますし、劣化もどんどん進んでいきます。何もせずに放っておけば、大きなトラブルにつながることだってあるのです。そこで、今回は、そんな住宅の顔ともいえる外壁の修理について、主に種類や工法に触れながら紹介します。まずはこの記事のポイントを以下にまとめました。

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POINT この記事のポイント

・外壁はこまめなメンテナンスや修理が必要である
・複数の弾性塗料を使用すると耐用年数が長くなる
・一種類の弾性塗料を使用すると費用を抑えられる

外壁修理の必要性とは?

外壁は、先ほども述べましたがいろいろな外的要因にさらされ続けています。そのため、何もせずにいつまでもきれいなまま、というのは無理な話なのです。ではどうすればいいのか?といいますと、外壁のこまめなメンテナンスや修理が必要となってきます。

外壁の塗り替えや、サイディングの取り付けなども、外壁をきれいに保つためには必要な工事となります。これらの工事だけで解決することもありますが、どうしてもそうではないケースもあります。そんな時必要となるのが、外壁の修理なのです。

外壁修理を必要とするケース

では、どんな時に外壁修理が必要となってくるのかについてご紹介していきます。

1. 外壁に生じたひび割れ修理

外壁のひび割れ外壁のひび割れ(※画像はイメージです)

まずは、外壁にひび割れなどのダメージが現れているケースです。外壁には、基本塗料が塗ってあります。その塗料を塗ることで、外壁に塗膜と呼ばれる膜ができ、これが主に雨をはじいてくれたり、紫外線の影響を防いでくれているのです。

では、その塗膜はずっとあり続けるのか、といいますと、もちろんそうではありません。塗膜は使用したと量の種類にもよりますが、大体5~15年が耐用年数のため、これを超えると効力を失い、外壁は塗膜の恩恵を受けることができなくなってしまうため、ダメージを受け続けてしまうのです。

塗膜が劣化すると、水や空気を通しやすくなったり、紫外線や雨の影響を受けやすくなってしまうなど、問題が多く浮上してしまいます。中でも、目に見えてわかる問題として、外壁に生じるひび割れがあります。

ひび割れの中でも、軽いものと深刻なものがあります。軽いものなら、簡単な塗装工事で済むのですが、深刻なものだと、そうではないのです。軽いものというのが、塗膜に生じただけのひび割れのことで、これは「チェッキング」「ヘヤークラック」などとも呼ばれます。

反対に、深刻なものというのが、塗膜だけにとどまらずに、外壁の下地部分に生じてしまったひび割れのことを言い、これは「クラック」と呼ばれています。これは、素人目ではどちらの状態のひび割れなのかわからないので、きちんと専門家や業者の方にお願いしてみてもらうことが大事になってきます。

下地部分まで行っていないひび割れなら、ひび割れを補修して、塗装しなおせば修復できることが多いです。しかし、下地部分まで行ってしまっているひび割れの場合は、単にそれだけの工事を行うと、更なるひび割れを生じやすくしてしまう危険性があるため。注意が必要です。

ではどうすればいいのか、といいますと、使用する塗料や工事方法を変えることで解決できます。そこで主に使用される塗料のことを、弾性塗料といいます。弾性塗料とは、弾力性のある塗料のことで、外壁のひび割れに対応できる塗料なのです。

弾性塗料の特徴の一つとして、塗膜の厚さがあります。通常の塗料が生み出す塗膜の10倍もの暑さを誇る弾性塗料だからこそ、もし外壁に亀裂が入ってしまってひび割れが生じてしまいそうになっても、塗膜が伸びて事前にひび割れを防いでくれるのです。

ひび割れは、放っておくとどんどん進行し、最初は軽いものでも下地部分まで行ってしまうこともあります。深刻なひび割れは、費用もかさみますし、大規模な工事になる原因ともなりますので見つけたら放っておかずに、業者の方に相談してみましょう。

2. モルタル壁の補修工事

モルタル壁に欠損ができる原因

ひび割れよりも深刻な問題が、モルタル壁に生じる欠損です。これは、早いうちにきちんと補修工事を行う必要があります。モルタル壁とは、セメントに砂などを混ぜて練りこんだモルタルを使用している外壁材のことで、これはひび割れを引き起こしやすい為、注意が必要です。モルタル壁に欠損ができる原因としては、主に3つあります。

モルタル壁の補修工事にも、先ほどご紹介した弾性塗料が使用されます。弾性塗料は、通常使用される塗料に比べて高額なため、しっかり見積もりを出してもらって、トラブルが無いようにしましょう。次に、モルタル壁の補修工事の工法についてご紹介していきます。

弾性塗料を複数使用する場合(複層弾性塗料)

複数の弾性塗料を使用することで、耐用年数が長くなる、高額の工法です。まずシーラーによる下塗りをしたら、中塗りとして高弾性の塗料を2回塗り、その後違う種類の上塗り塗料を2回塗ることで仕上げます。この場合、耐用年数は約10年と、比較的長くなります。

一種類の弾性塗料を使用する場合(単層弾性塗料)

次に、もう少し費用を抑えめにした工法です。シーラーによる下塗りのあと、上塗り塗料を2回塗ることで仕上げるというものです。この場合、先ほどのものより使用する弾性塗料のグレードも落ち、工事も変わってくるので耐用年数や効力はかなり下がります。しかし、費用は抑えめで工事をしてもらうことができます。

単なるひび割れの修理なら、今ではホームセンターに売られている工具や資材などを使って、自分で修理することもできるのですが、モルタル壁の補修工事となればそうはいきません。きちんと業者に頼んで、工事を行ってもらう必要性がどうしても出てきます。

外壁修理のまとめ

いかがでしたか?外壁修理の主な種類と工法についてご紹介してきましたが、どうしても外壁は汚れやひび割れなどが気になりやすい場所です。どうにかして我が家の劣化を食い止めて、きれいなままにしたい、という方も少なくはないと思います。

そのための、外壁のこまめなメンテナンスや修理は、必要なものなのです。ぜひ参考にしてみてください。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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