住み慣れた家を増改築するには|費用目安と事例を紹介

住み慣れた家を増改築するには|費用目安と事例を紹介

長く住んでいる家の増改築工事をしたいと考える人は少なくありません。今回は、住み慣れた家を増改築する際の費用目安と事例を紹介します場所ごとにまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。まずはこの記事のポイントを以下にまとめました。

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POINT この記事のポイント

・6畳以上の部屋を増築する際は増改築証明書が必要となる
・増築には「差し掛け増築」と「おかぐら増築」がある
・部屋を一部屋増築する場合の費用目安は約200万円~

増改築の種類

増改築工事は、その内容や使用する資材、メーカーによって値段が異なります。まず、増改築するにあたって、確認しなければいけないのは建築基準法です。

6畳以上の部屋を増築する際は、建築確認申請は不要となりますが、増改築には基本的に増改築証明書が必要となるため、事前に申請が必要です。(防火地域や準防火地域にお住まいの方は、必ず必要になります。)増改築にはさまざまな種類がありますので、見ていきましょう。

1. 差し掛け増築

現存している家の一部を解体して、増築する方法です。たとえば屋根を一部取り外し、一部屋増築したりできます。

2. おかぐら増築

1階しかない、平屋などに2階部分を増築する際に行う方法です。また、壁、屋根などを壊して、1階と2階の両方に増築する方法もあります。それぞれ、自分の希望に合った増改築をお願いしましょう。

水廻りの増改築のポイント

洗面所洗面所(※画像はイメージです)

水廻りは、劣化がみえないところで進んでいく、危険なところでもあります。キッチンから異臭がしたり、トイレが結露してしまったりする際は、リフォームをおすすめします。増改築には、床面積を増やす「増築」と、床面積を変えずに間取りを変える「改築」があります。

水廻りでキッチンを増改築する場合に多いのが使いやすいシステムキッチンにしたい、という希望です。また、キッチンとリビングをつなげてLDKにしたい場合もあるでしょう。もともとあったスペースを撤去して、キッチンを広げたり、お風呂を広げたりしている方もいます。

例を挙げて、キッチンを増改築した事例を見てみましょう。

例1)A社で物置を撤去し、台所、お風呂キッチンを増改築した方の実際の費用
リフォーム内容:物置解体処分、基礎、屋根外壁、内外部造作、浴室、洗面、キッチン
費用:約500万円

例2)B社で水廻り全般を増改築した場合
リフォーム箇所:キッチン、トイレ、全面所
費用:300万円超

このように、キッチンを増改築する際は工事内容にもよりますが、増改築だと300万~500万円ほどかかります。

一部屋増築する場合の費用と例

次に、新しく部屋を増築する際の工事についてご紹介していきます。お子さんの成長など、必要に応じて部屋は数がほしくなるものです。そういったときに、増改築工事をすることで、空いているスペースを活用できます。

また、以前は2階にあることが多かった子供部屋をリビングの隣につくるために、増改築工事をするご家庭もあります。ここからは実際に、子供部屋を増改築した例を見てみましょう。

例1)C社で一部屋増築した場合
リフォーム内容:基礎工事、木工事、板金、瓦屋根、内装、カーテン
費用:約200万円

例2)D社で子供部屋を改築した場合
リフォーム内容:玄関の吹き抜け部分を子供部屋に改築
費用:300万円超

一部屋増改築場合、壁面や屋根など、さまざまなところを変える必要性が出てきますので、200万円~ほどかかります。

2階を増築する場合の費用と例

次に、2階部分を増築する場合を見てきます。例えばご両親と一緒に住む場合や、家族が増えたので一気に部屋数を増やしたい場合などに最適な増改築として、2階部分を増築する方が多いようです。2階部分を増築する場合は、既存の屋根を壊し、新たに組み立てる必要性があります。

それでは、実際の増改築例を挙げていきましょう。

例1)E社で2階部分を増改築した場合
リフォーム内容:1階10坪・2階10坪増築、外壁全面サイディング張替え、バルコニー・フェンス取付工事
費用:約1,700万円

例2)F社で2階部分を増改築した場合
リフォーム内容:全面的な改装、2階へ棟上増築、2階の2室は無垢のフローリングなど
費用:約1,000万円

このように、2階部分を増改築する場合は、高額なケースが多いです。部屋も増えますし、空間も増えるので、その分工事も長期間になってきます。大体一か月半~ほどかかるところが多いようです。

家をバリアフリーにする場合の費用と例

バリアフリー化バリアフリー化(※画像はイメージです)

2世帯、3世代住宅にしようと思っている方に、欠かせないのが家のバリアフリー化です。何かと危険も多い家の中でバリアフリーにしておくだけで、便利さも安心感も違ってきます。

家全体をバリアフリーするのか、部分的に改築するかで費用が大幅に変わってくるので、まずは使用頻度が高いものから優先して変えていくのもいいかもしれません。実際にバリアフリーに増改築した住宅の例を見ていきましょう。

例1)G社でバスをバリアフリー化した場合
リフォーム例:システムバスのラクーンを搭載
費用:約100万円

例2)H社で家全体をバリアフリー化した場合
リフォーム箇所:キッチン、バス、トイレ、洗面、リビング、バルコニー、ベランダ
費用:約1,600万円

バリアフリーを家全体に取り入れると、1,000万円を超えてしまうケースが多いです。したがって、必要性が薄い場合は、少しづつ変えていく方が多いです。増改築工事は、マイホームをより使いやすく、過ごしやすくするため手段のひとつです。

いろいろな部分が気になり始めたら、思い切って増改築工事してみるのも良いでしょう。しかし、増改築工事を行ってくれる業者を自分で探して、複数の業者に見積もりを依頼するのはなかなか大変です。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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