増改築の際に気をつけるポイント|実際の施工例の価格

増改築の際に気をつけるポイント|実際の施工例の価格

新しく家族が増えたり、子供が成長してきて家が手狭になってきた…こんな時に家の増改築が頭に浮かぶのではないでしょうか。建て替えるよりも値段を抑えて、今のご家族のニーズに合わせることのできる増改築について今回は調べてみました。まずはこの記事のポイントを以下にまとめました。

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POINT この記事のポイント

・増改築が必要になるタイミングや理由はそれぞれ
・増改築をするにあたっては気をつけるべきポイントがある
・増改築の種類は「差しかけ増築」「取り壊し増築」「おかぐら増築」がある

増改築をするのはどんな時?

増改築をする理由はご家庭によっていろいろあります。親、兄弟と同居をすることになった、子供が成長したので子供部屋が必要になった、サンルームが欲しい、物置として使えるスペースが欲しい、など、その時の状況によって理由は様々です。

そして理由ができた時が増改築の絶好のタイミングともいえるでしょう。既製品と違い、増改築はそれぞれのニーズありきのものです。どう変えたいのかというところをはじめに明確にしておくと良いと思います。

増改築をするにあたって気を付けること

増改築をするにあたって気を付けること

増改築をしたいと思っても、色々と制限があったりして、思うとおりにならないこともあります。事を進めてから、こんなはずじゃなかったと思わないために増改築をするにあたって心に留めておくことをまとめてみました。

1. 工事中に引っ越しが必要なこともある

増改築の内容によっては、今ある家の壁や屋根を一部を取り壊すこともあります。その場合は一時的に別の家で生活するということもあるでしょう。また引っ越しをしない場合でも、すぐ近くで工事がおこなわれるため、日中は煩いでしょうし、粉塵の為洗濯物が外に干せないということもあり得ます。

2. 既存の建物構造によっては思い通りの増改築ができない場合もある

既存の建物によっては、壁や屋根の取り壊しができず、工事内容が制限されることもあります。ただ壁を壊すことはできなくても、代わりにドアを付ける等、代替案は提示できると思いますので、専門家に家をよく見てもらい相談すると良いでしょう。

3. 役所への確認申請と審査が必要となる

増改築をする場合、建築基準法で定められている基準がいくつかあります。

・「建ぺい率」(敷地面積に対する建物面積)
・「容積率」(敷地面積に対する延べ床面積)


この二つは地域で上限が決まっているため、これを超えては増改築ができません。高さに関しても「北側斜線制限」「日影制限」などがあり、建物の高さを変える増改築の場合には注意が必要です。また増改築が10㎡を超える場合役所の建築許可が必要となります。

役所への確認申請と審査に関しては、まずは施工事務所や工務店と相談してみましょう。

4. 固定資産税が上がる

増築によって建物の床面積が増えれば、その分固定資産税も上がります。また増えた分の測量をしてもらい、増築分を登記することも必要となりますので、諸経費もかかってきます。

増改築の種類

増改築の種類

増改築にはどんな種類があるのでしょうか。一般的に行われる増改築を見てみましょう。ニーズや費用に応じて選択すると良いでしょう。

1. 差しかけ増築

差しかけ増築差しかけ増築(※画像はイメージです)

部屋や収納を増やしたいときによく使われる方法です。今ある家屋にそのまま差しかけて増築をします。既存部分の解体が出入り口のみと少なくて済みます。また費用も比較的抑えることができますが、あまり見た目がスッキリしないことが多いというデメリットもあります。

2. 取り壊し増築

取り壊し増築取り壊し増築(※画像はイメージです)

部屋自体を広くしたいときに使われる方法です。多くの場合は壁や屋根を取り壊して増築します。差し掛け増築よりも解体作業が多くなる分費用が上がることが多いです。

3. おかぐら増築

おかぐら増築おかぐら増築(※画像はイメージです)

平屋に2階部分を増築する方法です。1階部分の屋根を撤去して、増築しますが、別途家屋の補強が必要となります。解体作業などが含まれる為費用は高めです。

増改築の費用はどれくらいかかるか

実際に増改築をする場合、費用はどれくらいになるのでしょうか。家仲間コムで過去に行われた増改築の事例を調べてみると、低いものだと28万円から、高いものだと900万円まであります。また最多価格は28万円から90万円の間となります。

参考としてその中から、増築の種類ごとに見積もり事例をいくつかピックアップします。

差しかけ増築

差しかけ増築差しかけ増築(※画像はイメージです)

自宅横にショップスペースを増築
築14年の木造二階建て。1階のサンルーム横に隣接して自宅ショップスペースを増築し、6帖間で、入り口に90cm奥行きのデッキを作りたい。
2,000,000円~2,400,000円

取り壊し増築

2階にある3畳ほどのベランダを取り壊して部屋を増築
築5年の木造二階建て。2階の3畳ほどのベランダを解体し寝室を増築したい。
950,000円~1,800,000円

母屋と離れの間に部屋を増築して行き来ができるようにする
築25年の木造2階建て。
 母屋の和室と離れの和室の間に6帖程度の一部屋を増築し繋げたい。
1,000,000円~2,760,000円

おかぐら増築

おかぐら増築おかぐら増築(※画像はイメージです)

収納スペースの為平屋におかぐら増築
築2年くらいの木造1階建て。
収納の確保の為おかぐら増築をしたい。
2,200,000円~2,500,000円

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増改築をご検討の方は、まず見積もりを依頼しましょう。でも、増改築に対応している業者さんを探すのは意外と大変です。リフォーム一括見積もりの家仲間コムでは、希望する工事の内容を書き込むだけで、地域の業者さんから見積もりや提案がとどきます。

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家仲間コム編集部

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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