【螺旋階段設置のメリット・デメリット】お得に設置する方法を紹介

【螺旋階段設置のメリット・デメリット】お得に設置する方法を紹介

螺旋階段のある住宅って憧れますよね。螺旋階段は実は狭小住宅にも設置することができ、スペースを有効活用できるんです!この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・螺旋階段のメリットは、「おしゃれ」「空間を広く見せる効果がある」「好きな場所に設置できる」
・螺旋階段のデメリットは、「踏み外してしまう不安がある」「階段下のスペースが限られる」「大型家具の搬入ができない場合がある」など
・螺旋階段はキット販売もあるが、使われる材質によって費用が変わってくる
・イタリア製の螺旋階段キットの商品価格は、スチール製が420,000円~、木製+スチール製が570,000円~、木製(踏み板部分)+スチール+ステンレスワイヤーが670,000円~が相場

螺旋階段のメリット

まずは螺旋階段のメリットを見ていきましょう。

1. おしゃれ!

螺旋階段

螺旋階段はなんといっても自宅がおしゃれに見えます。存在感もあるので、来客時には目を引くこと間違いなしです。海外に住む筆者の友人宅にはリビングに真っ白な螺旋階段がありましたが、とてもゴージャスでセレブの邸宅のようでした。インテリア性を高めたい場合には螺旋階段は最適です。

2. 空間を広く見せる効果がある

螺旋階段には踊り場スペースが不要なため、実は狭小住宅に最適なのです。一坪もあれば螺旋階段は設置できるので、一般的な階段を造るよりも省スペースで空間を広く見せる効果もあります。また、階段の下が空いているので圧迫感がなく、軽やかな印象を作り出すことも出来ます。

3. 好きな場所に設置できる

一般的な階段と比較すると、螺旋階段はどんな場所でもある程度自由に設置できます。設置する場所によって住宅の印象を変えることが出来るので、インテリア性やデザイン性にこだわりたい方に最適です。

監修者コメント
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階段を変更する場合は確認申請が必要になる場合も

スケルトンな螺旋階段は圧迫感もなく、お部屋も広く見えますね。しかしリフォームで階段を変更するとなると、今ある階段をやめて、別の場所に螺旋階段を設置するという計画になることもあるでしょう。
階段の変更は、鉄骨造やRCだけでなく、木造でも確認申請が必要になる場合があります。階段を設置することで増築という扱いになる可能性もあります。
大切な我が家が違法建築とならないよう、信頼できるプロに相談し、しっかりと計画してもらいましょう。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

螺旋階段のデメリット

続いて螺旋階段のデメリットを3つご紹介します。

1. 踏み外してしまう不安

螺旋階段の踏み板

螺旋階段は省スペースで設置できる反面、階段の踏み板が三角形のため足の置き場が狭く踏み外してしまうのでは?という不安があります。滑り止めをつけて滑り落ちない対策をしたり、安心な幅で施工してもらうなどの工夫で安全性を高めることが可能です。

2. 階段下にはあまりスペースがない

階段下は収納スペースとして有効活用される方も多いと思います。

関連記事:階段下を有効して収納スペースを作ろう!気になる費用や気をつけるポイント

螺旋階段は基本的に階段下が空いているので、収納スペースとして活用するには工夫が必要です。広いスペースを確保するのは難しいですが、例えば手が届きやすい範囲の階段一段一段を引き出しにしておくと、ちょっとした小物収納として使うことが出来ます。

3. 大型家具の搬入が出来ないこともある

螺旋階段は一般的な階段よりも省スペースに設置するため、ベッドや冷蔵庫などの大型家具を搬入できない可能性があります。螺旋階段の幅が120cm以上かつ天井の高さが商品サイズの最大値を上回るサイズであれば基本的に搬入が可能です。

参照:大型家具・家電の搬入について|無印良品

監修者コメント
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広い吹き抜けには、暑さ寒さの対策も

螺旋階段を設置する場所といえば、リビングやホールなど広い空間を吹き抜けにする間取りが多くなるかと思います。その際に問題になるのが、冬の寒さと夏の暑さです。温かい空気は上に、冷たい空気は下に溜まってしまうので、天井高が高いほど室温を一定に保つのが難しくなってしまうのです。
家全体の断熱性能を高めることが一番の解決策ですが、それが難しい場合は、天井にファンをつけて対流を起こしたり、床暖房を設置して足元が冷えないようにできるといいですね。
デザインだけでなく、ぜひ住み心地にも目を向けていただけたらと思います。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

螺旋階段の設置費用目安は?

螺旋階段はキットで販売されていることも多いですが、使われる材質によって費用が変わってきます。イタリア製の螺旋階段キットの商品価格を一覧にしてみました。サイズは直径120cmです。
 

螺旋階段の材質 商品価格目安
スチール製 420,000円~
木製+スチール製 570,000円~
木製(踏み板部分)+スチール+ステンレスワイヤー 670,000円~


参照:イタリア製スパイラル螺旋階段キット|アイエムリビング

スチール製が最も安く、木製や他の素材と組み合わせてデザイン性を高めると商品価格も高くなります。螺旋階段はオーダーメイドで作るよりも、螺旋階段キットを使った方が施工費用は安く抑えられます。

ご参考までに、螺旋階段キットを販売しているメーカーの一部をご紹介します。

カツデンアーキテック
株式会社ピラミッド
株式会社稲沢鐵工

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螺旋階段の設置業者を依頼する際は一括見積りが便利です。依頼内容を入力すると業者から連絡が来て、訪問見積りや電話見積もりをしてもらえます。螺旋階段は自由に設計できる点が魅力ですが、住宅内のどこに配置すると最もデザイン性が高く実用性があるのかなど実積のある施工業者に相談できると安心です。

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監修者プロフィール
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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

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noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

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家仲間コム編集部

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
編集者画像

大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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