排水口・排水溝の違いとは｜浴室クリーニングで嫌な臭いを解消しよう

浴室から下水のような嫌な臭いがする場合は、排水口や排水溝から臭ってきているのかもしれません。今回は、排水口や排水溝のお掃除方法と、浴室クリーニングを業者に依頼した場合の費用目安などをお伝えします。まずはこの記事のポイントを以下にまとめました。

POINT この記事のポイント

浴室の排水口・排水溝の臭いの原因

排水口（※画像はイメージです）

排水口・排水溝の臭いの原因の前に、「排水溝」と「排水口」の違いをご説明しましょう。

・排水溝
排水が通るパイプや溝のこと

・排水口
排水溝までの出入口となる部分のこと

浴室の排水口・排水溝の臭いの原因は、毎日使っていると出てくる、髪の毛、皮脂、石鹸カスなどが蓄積していき、湿度とお湯によって発生した雑菌によるものです。「排水溝」に溜まった臭いの原因となるものが「排水口」を通ってあがってくるというわけです。

浴室の排水口・排水溝の臭いをとるには？

排水口・排水溝の臭いをとるためには、まずは徹底的に掃除をすることが大切です。前述したように、この臭いの原因は、髪の毛、皮脂、石鹸カスの蓄積によるものですので、これらを取り除きます。近年の主流であるユニットバスの排水口のお掃除の手順を見てみましょう。

準備するもの

・歯ブラシ（使い古したものでOK）
・スポンジ
・ゴム手袋
・浴室用中性洗剤

目皿を外してこする（※画像はイメージです）

1．目皿を外し、排水トラップ周囲や目皿にシャワーをかけながらスポンジでこすります。

ヘアキャッチャー取り外し（※画像はイメージです）

2.　ヘアキャッチャーを取り外し、髪の毛などを歯ブラシで取ります。ヌメリがある場合は浴室用中性洗剤をかけて2～3分おき、シャワーをかけて洗い流します。

封水筒（※画像はイメージです）

3.　封水筒を取り外してヌメリ等を取り除きます。

※封水筒の取り外し方は、ユニットバスによって異なる場合があるため、ご家庭のユニットバスの取扱い説明書をよくお読みください。

排水トラップ（※画像はイメージです）

4.　床排水トラップ内部の汚れを取り除きます。

※接続部よりの漏水の原因となるため、フランジ部分は取り外さないようご注意ください。
※封水筒の取付が不十分だと下水の臭気があがってくる恐れがあるので、元通りに取り付けてください。

パイプユニッシュ（※画像はイメージです）

排水溝の汚れは、ご自身でパイプなどを取り外すことができないため、排水溝の汚れをとるパイプユニッシュなどの洗剤などを使用します。

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※1．見積内容によって異なるケースがあります。
※2．業者様と直接ご連絡いただく際にはお名前・ご住所などの情報が必要となります。

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浴室の排水口・排水溝のお掃除の頻度はどれぐらい？

排水口は、目に見える部分でもあるので、できるだけ毎日お掃除をしましょう。排水溝は、週に一度はお掃除しておくと、汚れもとれやすくなります。

排水溝にたまった髪の毛や皮脂を溶かすパイプユニッシュなどの洗剤は、頻繁に使用するとお金もかかるので、重曹やクエン酸を利用すると、もっと安く、安全にお掃除をすることができておすすめです。

重曹＋クエン酸で排水溝のお掃除

重曹とクエン酸（※画像はイメージです）

浴室の汚れは、アルカリ性と酸性のものが入り混じっています。ですので、浴室用の洗剤は中性のものが多いのですが、アルカリ性の重曹と、酸性のクエン酸（またはお酢）を使うことで、どちらの汚れにも対応することができるのです。

1．重曹1カップを排水口に振りかけます
2．上から、クエン酸（またはお酢）1/2カップをかけると発泡するので、そのまま30分ほど放置します
3．50℃ぐらいのお湯を流します。
4．臭いがとれない場合は、1から4の手順を何度か繰り返してみましょう。

筆者は、重曹とクエン酸をそれぞれ水で溶いてスプレー容器に入れて常備しているのですが、お風呂上がりに、それぞれをさっとスプレーしてブラシでこするだけで汚れが落ちるので、毎日のお掃除がとても楽になりました。

市販の洗剤だと、手や体につくと少し荒れたりするのですが、重曹やクエン酸はそういった心配もなく素手で使えますし、換気に気を遣うこともないので安心です。

※自然素材とはいえ、重曹はアルカリ性なので頻繁に使うと手荒れします・・・気になる方はゴム手袋を使うか、ご使用後はハンドクリームなどでお手入れもお忘れなく。

頑固な排水口・排水溝の臭いには？

今までちゃんとお掃除をしていなかった場合、排水口・排水溝の臭いの原因になっている、髪の毛、皮脂、石鹸カスは、排水溝で固まって相当頑固なものになっています。その場合は、一度プロの手を借りて、徹底的にお掃除をしてください。

浴室クリーニングを業者に依頼した場合の費用目安は、おおよそ14,000円～20,000円程度で、クリーニングの内容は、業者さんによって少しずつ異なります。複数の業者さんに見積もりを依頼して、内容も確認しておくと良いでしょう。

ハウスクリーニング業者さんは、特殊な洗剤を使い、さらに高圧洗浄機を使って汚れをこそぎ落とします。一度キレイにお掃除してもらえば、あとは、ご紹介したお掃除方法でしっかりお掃除していくことで、排水口・排水溝の嫌な臭いに悩まされることもなくなるでしょう。

臭いだけでなく、水の流れが悪くなったり、詰まってきている場合は、ハウスクリーニングだけでなく、水道修理屋さんに依頼して、詰まりの解消をしてもらうことになります。水道修理屋さんに依頼した場合の費用目安は、5,000円～30,000円程度かかります。

詰まりの症状が出ている場合は、水漏れなどの原因になってしまいますので、早急に水道修理業者さんに依頼しましょう。

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