太陽光発電とオール電化のメリット・デメリット|取り付けにはいくらかかる?

太陽光発電とオール電化のメリット・デメリット|取り付けにはいくらかかる?

太陽光発電やオール電化という言葉を最近よく聞くようになりましたが、実際に今の設備とどう違うのか悩んでいる方も少なくはないと思います。太陽光発電とはその名の通り太陽光からのエネルギーを発電力として使用するというものですし、オール電化とは家の中の全ての電子機器などの設備を、電気で稼働させるというものです。また、オール電化を稼働させる際に、電気量の消費を抑えるために太陽光発電を利用するということも多くあります。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・太陽光発電に切り替える際にかかる費用は、200万円ほど
・太陽光発電のメリットは、「売電することで利益を得ることができる」「光熱費の削減」「災害時には蓄えた電力を使用できる」など
・オール電化のメリットは、「電気料金の節電」「安全性の高さ」「空気が清浄なまま保てる」など

太陽光発電に切り替える際にかかる費用とは?

まずは家の電力を太陽光発電に切り替える際に、設備投資などにかかる費用についてご紹介していきます。太陽光発電の設備を家に取り付ける工事は、決して簡単なものではありません。また、先行投資すると分かっていても、決して安い買い物でもないのです。

太陽光発電普及拡大センターホームページによると、平成26年4~6月の、1kwあたりの平均システム価格は約39万8千円となっており、平均して1kw当たりのシステム価格は約40万円前後かかります。また、大体4kwシステムで、ひと世帯分の電気量(約5,000kwh)の約75%を補える計算となります。

したがって、電気量をすべて太陽光発電で賄いたいときは、4kw分のシステムを家にとりつける必要があり、その費用はおよそ200万円ほどとなります。

しかし一方で、都道府県別に「住宅用太陽光発電補助金」というものが給付されるため、支援制度はすでに整ってはいます。そういったものをうまく利用して、できるだけ安く太陽光発電の設備を購入し設置すると良いと思います。

また、太陽光発電で蓄えた電力は、売ることができます。システムとしては、自宅で使うことのない余った電力を、「売電」という形で電力会社に売るというものです。しかし太陽光発電ができる時間帯が、昼間だけなので、夜に電力を使用したい場合は、逆に会社から電力を買わなければいけません。

ちなみにこの昼と夜の電力の売買システムは、電力会社と契約すれば、自動的にされるものなので、どこかでスイッチを切り替える必要がありません。昼にできるだけ節電することで、売ることができる電力が増えますし、夜にできるだけ電力を使用しないことで、電気会社から電力を買う必要がなくなります。したがって、うまく節電している家庭が多いようです。

太陽光発電に切り替えるにしても、元が取れなければ意味がないと考える方も多いかと思います。一般家庭で太陽光発電の設備を導入した場合、元が取れるのは大体10~20年とされています。しかし、10~20年の間にはメンテナンスも必要になりますし、うまく元を取って利益を出したい方は、きちんと省エネ性の高い電化製品を使用したり、節電を心がけるなどの工夫が必要になってきます。

太陽光発電のメリットべスト3

次に、太陽光発電のメリットを挙げていきます。

・売電することで利益を得ることができる
・光熱費の削減
・災害時には蓄えた電力を使用できる


など、やはり金銭的なものが多いようです。また、得ることができるエネルギーが太陽光から発せられるものなので、自然にも優しいことで利用する方もいらっしゃいます。

太陽光発電のデメリットベスト3

・初期費用が掛かる
・天気などに左右されるため、電気量が安定して得られない
・変換効率が悪く、効率的ではない


逆にデメリットでは、以上の点が挙げられます。他にもメンテナンスがどうしても必要になるなど、手間を見ても金銭的にもデメリットは見られるようです。

オール電化に切り替える際にかかる費用とは?

次に、家の中の設備を、オール電化にする際にかかる費用などについてご紹介していきます。オール電化と一概に言っても、使用する機器の数や性能によっては設備投資代も異なります。段階的に見ていきましょう。

~100万円でできるオール電化設備の導入

オール電化の設備というと、一番に思い浮かぶものとして、IHクッキングヒーターがあるかと思います。ガスを使用せずに、電力で料理をすることができるので、安全面でも人気がある設備です。

大体IHクッキングヒーター本体の価格が15~20万円などに加えて、設置工事費が10万円前後かかりますので、IHクッキングヒーターを導入する場合、25~30万円ほどで可能となります。

また、それに加えて、エコキュートと呼ばれる、お風呂の給湯などを電力化できるシステムを導入しても、100万円以下で可能となります。エコキュート本体(370l)が大体40~50万円ほどで、それに水や電気、ガス関連の工事費を入れても75~80万円で導入が可能となります。

100万円以上でできるオール電化設備の導入

さらにオール電化設備を導入したい場合、加えて床暖房設備を導入するケーズもあります。その場合、床暖房のシステム価格が15畳で50~60万円ほど、設置料金がまたさらにかかりますので、床暖房の設置だけで100万円近くかかる計算となります。

床暖房はエコキュートの設備を応用できますので、加えて給湯設備やIHクッキングヒーターなどを導入すれば200万円近く費用がかさむことになります。

オール電化のメリットベスト3

次にオール電化のメリットをご紹介していきます。

・電気料金の節電
・安全性の高さ
・空気が清浄なまま保てる


このように、オール電化にすることによって、一番はまずガス配管を持たないことによって熱源がなくなりますので、光熱費が削減できることと安全性が高いことが挙げられます。また、オール電化契約することで、さらに太陽光発電設備があればさらに電気料金を節約できます。

オール電化のデメリットベスト3

・停電時の不自由
・貯水タンクを設置しなければならない(エコキュートや電気温水器設置の場合)
・IHクッキングヒーターの制限(火力や対応容器など)


オール電化の一番のデメリットとしては、停電時に何もできないことです。やはり、電力だよりになってしまいますので何かと不具合が生じることもあるかと思います。

まとめ

いかがでしたか?太陽光発電とオール電化設備を導入する場合の費用やメリット・デメリットをご紹介しましたが、もちろん紹介したことだけではありません。太陽光発電とオール電化をセットで導入することで、料金が抑えられますし、補助も出ます。また、お得なプランもありますので、ぜひ業者に方に聞いてみてください。

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執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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