太陽熱温水器を撤去するには|取り外しにかかる価格相場を解説

太陽熱温水器を撤去するには|取り外しにかかる価格相場を解説

太陽光を利用した発電や温水機能などの技術やサービスは進み、多くの方が使用しています。そんな太陽光を利用した設備の一つに、太陽熱温水器があります。今回は撤去や取り外しにかかる価格相場や実際の作業、太陽熱温水器のメリット・デメリットにも触れて解説します。まずはこの記事のポイントを以下にまとめました。

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POINT この記事のポイント

・太陽熱温水器はとは太陽熱を利用してお湯を沸かすシステムのこと
・太陽熱温水器のタイプにはタンク一体型やタンク分離型、水道直圧型がある
・太陽熱温水器のメリットはCo2削減が期待できる
・太陽熱温水器のデメリットは天候に左右されやすいこと
・太陽熱温水器の撤去・取り外しにかかる価格相場は約5~10万円

太陽熱温水器ってどんなもの?エネルギー変換効率もご紹介

まずは、太陽熱温水器について実際にどんなものなのかを中心にご紹介していきましょう。太陽熱温水器は、その名の通り太陽熱を利用してお湯を沸かすシステムのことを言い、古くからたくさんの方々に利用されているものでもあります。

現在は太陽光発電の方が、太陽熱を利用するシステムとしては、主流となり、多くの方々に利用されてはいますが、実はエネルギー変換効率などは圧倒的に太陽熱温水器の方が高いことがわかっています。

実際に、太陽光発電と太陽熱温水器のエネルギー変換率を比較してみると、太陽光発電が10~20パーセントであるのに対し、太陽熱温水器は40~60パーセントであることが判明しています。また太陽光発電は、太陽熱温水器に比べると導入コストも高額で、5倍以上の差が出るほどです。

太陽熱温水器、どんなものがあるの?

太陽熱温水器のタイプ

続いては、現在市販されている太陽熱温水器のタイプをそれぞれご紹介していきましょう。

1. タンク一体型

ソーラーシステムと貯水タンクを一体化したもので、こちらのタイプが最も流通している太陽熱温水器となっています。デメリットとしては、シャワーなどの勢いが弱くなりやすいことが挙げられています。

2. タンク分離型

一方で、貯水タンクとソーラーシステムを別々に設置するものがこちらのタンク分離型となります。タンクをつなげるポンプなど、別途購入するものもあり、比較的初期費用が高額な太陽熱温水器となっています。

3. 水道直圧型

地上設置することができるタイプで、自身にも強いものが水道直圧型です。直圧で給油するため、水圧も強いことが特徴として挙げられます。

太陽熱温水器の設置について、そのメリット・デメリットとは?

続いては、太陽熱温水器を設置するうえで、メリット・デメリットなどをご紹介していきたいと思います。太陽光発電にも言えることですが、太陽光を利用したシステムはCo2の削減も期待されている再生可能エネルギーを使用したものということで、エネルギーの枯渇も心配ないうえ環境にも優しいといわれています。

そこが一番のメリットともいえますが、あとは灯油やガスなどの燃料費も抑えられますし、節約につながることも多いので、多くの方々に期待されているシステムでもあるようです。

また、東京都では一時的ではありますが、「住宅用太陽エネルギー利用機器」を設置することに一部補助が出ていました。東京都だけでなく、いろいろな自治体でこれからこういった取り組みも増えていくかもしれません。

一方、やはり使用に関して天候に左右されやすいことは一番のデメリットといえます。あとは、初期費用の高さもやはりデメリットに思う方も多いようです。

太陽熱温水器撤去・取り外しの工事について

一度取り付けた太陽熱温水器は、もちろん撤去も可能ですがやはりそれにもお金がかかります。しかし、故障してしまったりした場合は、ソーラーパネルを屋根にのせたままにしておくことで屋根にダメージが加わりますので、もう使う予定がないのならば撤去してしまった方がよいかと思います。

また、太陽熱温水器では配線なども当然劣化します。定期的にメンテナンスが必要な設備でもありますし、ものによっては劣化することで機能自体が弱くなることもあります。そういった場合も、思い切って撤去しても良いかもしれません。

太陽熱温水器、撤去・取り外しをする場合の工事内容とは?

続いて、太陽熱温水器を実際に撤去・取り外しをする場合に、業者の方が行う工事の内容についてご紹介していきましょう。太陽光発電とは違って、太陽熱温水器には貯水タンクが設置されています。

先ほどもご紹介した通り、貯水タンクがソーラーパネルと一緒に設置されていることもありますし、分離して設置されていることもありますが、どちらにせよ配管や給水管がありますので、それらをまずは撤去する必要があります。

太陽熱温水器のために設置したソーラーパネルは、多くの場合屋根に置かれているかと思います。これは置きっぱなしですと屋根に負担がかかりますので、撤去する必要があります。大体は、解体してから降ろすか、クレーンなどでそのまま降ろすことも多いです。

また、太陽熱温水器を撤去・取り外しをする際には、タンク自体の撤去も必要となります。タンク内にまだ水が残っている場合には、それらをすべて抜き取ってから撤去する必要がありますので、少しずつ水を抜いていくことが多いです。

太陽熱温水器を撤去・取り外しにかかる価格相場とは?

このように、太陽熱温水器を撤去・取り外しする場合にはきちんと業者の方に依頼して工事をしてもらう必要があります。そして、多くの場合気になるのはかかる費用かと思いますので、実際に多くみられる価格相場を見ていきましょう。

太陽熱温水器の撤去・取り外しにかかる価格相場は、大体5~10万円となっています。撤去ではなく、修理やタンクの洗浄等ならば、5万円前後で工事も可能です。ちなみに、太陽熱温水器を設置するためにかかる導入コストは、およそ30万円ですので、太陽熱温水器の設置に比べれば撤去・取り外しは費用は抑えめとなっています。

まとめ

いかがでしたか?太陽熱温水器は、日本ではまだあまり普及は進んでいませんが、現在注目されているシステムでもあります。設置してから撤去・取り外ししたい状況になっても、比較的撤去費用も安価なので、安心かと思います。検討中の方もそうでない方も、ぜひ参考にしてみてください。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。