スレート屋根のリフォーム時期と費用|施工事例も紹介

スレート屋根のリフォーム時期と費用|施工事例も紹介

スレート素材は現在最も普及している屋根材ですが、耐用年数が短いためリフォームが必要です。今回はスレート屋根のリフォーム時期の目安や内容、価格を事例と共にお伝えします。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・スレート屋根のリフォームは「部分リフォーム」「再塗装リフォーム」「カバー工法リフォーム」「葺き替えリフォーム」などがある
・屋根リフォームの際には足場の設置が必要で、費用はおおよそ15万円~25万円程度
・屋根リフォームの際は、同じく足場を必要とする雨どいや外壁などの点検・リフォームと同時施工することがおすすめである

スレート屋根にリフォームが必要な理由

スレート屋根は、「コロニアル」や「カラーベスト」とも呼ばれ、広く普及している屋根材ですが、耐用年数は20年~30年と屋根材の中では長くはありません。

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薄い材質のため、劣化すると反りが出たり割れが生じることがあり、そこから住宅内部へ雨漏りが起こる可能性が出てきます。雨漏りは下地部分まで傷めてしまうので、早急にリフォームが必要です。

また、劣化した部分から耐久性が落ちていきますので、台風や地震の際に屋根材が吹き飛ばされたり落下してしまう危険性もあります。

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ご自宅だけでなく近隣住宅へ大きな被害を及ぼす恐れもありますので、早めのメンテナンスリフォームが大切です。

スレート屋根のリフォーム時期の目安とリフォーム内容

スレート屋根のリフォーム時期の目安とリフォーム内容

スレート屋根の経過年数に合わせたリフォーム内容を順に解説します。塩害地域や台風の多い地域では劣化も早まりますので、記載している期間より短い周期でのメンテナンスやリフォームをご検討ください。

1. 部分リフォーム|~10年未満

大型台風のあとやゲリラ豪雨が続く夏季は、屋根材に損傷がないか確認しておくと安心です。経年が10年未満の場合は大きな劣化がない場合も多いので、劣化したスレート材を一枚単位で交換することが可能です。スレート屋根材の交換リフォーム価格は、一枚あたり1~3万円です。

2. 再塗装リフォーム|10年~

約10年経過したら、スレートに再塗装リフォームを施します。再塗装することで防水効果を高めることができますし、施工時に他の劣化を発見できるため早期にメンテナンスを行うことができます。再塗装リフォームの場合は塗料の種類によってリフォーム価格が異なりますが、おおよそ0.2万円~0.5万円/㎡が相場です。

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2-1. 家仲間コムでの施工事例

築20年の木造住宅にお住まいの方より、屋根の錆びを落として再塗装したいとのご要望です。

・施工期間:7日間
・屋根リフォーム価格:43万円

施工前と施工後の写真が多く掲載されており、屋根リフォームで見違えるように美しく生まれ変わったご自宅の様子がよく分かります。丁寧な施工事例です。

3. カバー工法リフォーム|10年~

こちらも約10年を目安にご検討いただきたいリフォームになりますが、カバー工法で屋根を新しくする方法があります。「重ね葺き」とも呼ばれます。

カバー工法は既存の屋根材の上から新しい屋根材を葺いていく工法で、既存の屋根材を撤去する作業と廃材処分費が不要になるため、屋根リフォーム価格が抑えられます。既存のスレート屋根と新しいスレート屋根が二重になっているため、断熱性や遮音性が高まる点がメリットです。

下地部分に劣化がある場合はカバー工法ではなく、下地のメンテナンスをしたあと葺き替えリフォームを行います。

3-1. 家仲間コムでの施工事例

築12年の戸建住宅にお住まいの方より、スレート屋根のカバー工法リフォームのご要望です。

・施工期間:14日
・屋根リフォーム価格:95万円

スレート屋根の割れや劣化が酷く葺き替えリフォームをご検討されていましたが、コストも高くお悩みだったとのこと。業者より「石付ガルバリウム鋼板でのカバー工法」の提案がありリフォーム工事を依頼されました。施工経験豊富な業者から、悩みを解決できてより良いリフォーム内容の提案があると安心できますね。

4. 葺き替えリフォーム|20年~

約20年を目安に既存のスレート屋根を撤去して、新しい屋根材を葺き直すリフォームを行います。新しい屋根材は違う種類を選んだり、同じスレートであっても色やデザインを変えることで住宅のイメージチェンジにもなります。

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葺き替えリフォームの際は必ず下地材の点検も行い、適切に修理をしておくことで屋根を長持ちさせることができます。

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4-1. 2004年以前の屋根材はご注意ください!

2004年以前に建築された住宅では、アスベストが含有されたスレート屋根材を使用している可能性があります。アスベストは現在使用が禁止されている材質で健康被害も報告されていますので、経年数に限らず葺き替えリフォームをしておくと安心です。

関連記事:アスベスト解体工事費用の価格相場とアスベスト分類別にかかる費用は?

4-2. 家仲間コムでの施工事例

築20年の木造住宅にお住まいの方より、屋根の軽量化リフォームのご要望です。

・施工期間:15日
・屋根リフォーム価格:145万円

既存の屋根は瓦でしたが、業者より耐震性を考えた軽量屋根材への葺き替えの提案がありました。ひび割れのあった外壁との同時施工をすることができたため、新築のように美しい外観に生まれ変わりました。

葺き替えリフォームは屋根材を変更することも可能で、特に耐震性を考慮して瓦からスレートなどの軽量屋根材に葺き替える方も多くいらっしゃいます。

屋根リフォームには足場設置費用が必要

足場足場(※画像はイメージです)

屋根リフォームの際には足場の設置が必要です。忘れがちな施工内容ですが、高所作業では足場を設置することがほとんどで、足場設置費用はおおよそ15万円~25万円程度かかってきます。

関連記事:足場設置の必要性、種類、費用目安は?

屋根リフォームは同時施工がお得!

屋根リフォームの際は足場の設置が必要ですので、同じく足場を必要とする雨どいや外壁などの点検・リフォームと同時施工すると、足場の設置費用が一回分で済みお得です。

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家仲間コムでは、お客様のお声を元に施工内容と費用をご紹介した「おすすめプラン」がある業者さんもあります。リフォーム業者選びに迷われたら、ぜひご参考になさってください。

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屋根の葺き替え【スレート】の費用

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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