屋根の修理工事にはいくらかかる|実際の施工事例を徹底調査

屋根の修理工事にはいくらかかる|実際の施工事例を徹底調査

毎日雨や風、紫外線など、多くの外的要因にさらされ続けている屋根。そんな屋根は、劣化することも多く、小さな修理だけで済まずに、大規模な工事につながることもあります。また、屋根は家宅の外観にも大きな影響を及ぼします。家の外壁と同様、屋根も家宅の顔ともいえる部分なので、しっかりメンテナンスなりリフォームなりをして、美しく保つ必要があるのです。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・屋根の修理方法には、「屋根の葺き替え」や「板金工事」「ストレート・瓦屋根の交換や修理工事」「棟瓦の積み直し工事」「漆喰修理工事」などがある
・屋根の修理は、足場代などがかさむことから、全体的に費用は高めの傾向にある
・屋根の修理を素人が行うのは大変危険なため、専門家や業者の方々に実際に見てもらって工事してもらうことが重要

いろいろな屋根の修理方法

屋根の修理方法

屋根を修理するといっても、方法や対策はさまざまにあります。大掛かりに屋根を外して行うものもあれば、部分的に行うだけでも良いものまでいろいろあるのです。まずはそれぞれの屋根の修理方法についてご紹介していきます。

屋根の葺き替え

たいていの場合、葺き替え工事は、屋根の修理工事の中でも一番大掛かりな工事に当てはまります。葺き替え工事とは、既存の屋根を取り外し、下地などの状態を見て修理なり撤去なりを行い、新しく屋根を設置する工事のことを言います。

これは、費用も手間もかかる工事で、もちろん工期も長いです。一般的に、屋根の下地部分が傷んでいて、雨漏りなどの問題が出てきたときに施工する必要があるので、大体10~15年くらいで行うといいでしょう。

もちろん、屋根の種類によってはもっと長い期間葺き替えの必要がないものもあります。それが、日本瓦の屋根の場合です。日本瓦は、普通は25~30年ほどリフォームの必要がないといわれています。

だからといって、では30年間放っておいてもいいのか、というとそうではありません。長くその家で快適に過ごすためには、きちんと屋根含めいろいろなところのメンテナンスを受ける必要があるのです。

日本瓦の場合は、丈夫であることは確かですが重量もあり、また瓦が割れてしまうこともあるので、その際は専門家の方や業者の方に見てもらった方が良いでしょう。

板金工事

次に、板金工事と呼ばれる、棟板金の交換や修理工事についてご紹介していきます。板金というのは、屋根をつないでいる接合部分に使用されている金属のことを言います。一般的には、この板金が屋根の一番上であったり、四隅に設置されているので、一番風や雨の影響を受けやすいとされています。

家宅のトラブル日中でも、特に屋根は異常が感じにくい部分でもあります。普段は目に見えないところだから、というのが一番有力ですが、その中でも屋根の一番上に設置されることが多い板金は本当にトラブルに見舞われていても発見が遅れることが多いです。

特に台風などで強風に家宅がさらされた場合、板金が落下してきた、などのトラブルが多いようです。したがって、台風が頻発する時期の前にメンテナンスをするなりして対策をする必要があります。

板金工事の場合、板金を取り外して中の貫板と呼ばれる部分の状態を見る必要があります。貫板とは、板金をつないでいる木材のことで、これが腐食したりしてダメージを受けると、板金が外れてしまったりしてトラブルの原因となります。

貫板も、今はプラスティックのものが主流のようなので、耐久性は優れているものが多いです。プラスティックの場合、木材よりも軽量なところも魅力の一つです。

先ほども述べましたが、屋根の板金部分は自分の目でいつもチェックできるものではありません。また、屋根の様子を見ようと、屋根の上に上るなんてことは素人には危険すぎる行為です。きちんと、専門家なり業者なりを呼んで、プロに見てもらうことが必須です。

ストレート・瓦屋根の交換や修理工事

次に屋根全体ではなく、部分的な工事についてご紹介していきます。多いのが屋根にひび割れが起きてしまったりして、その一部分だけ交換するケースです。もちろん、交換までいかずに、修理だけで済む場合もあります。その場合は、シリコンなどでひび割れ部分を補修するだけで大丈夫です。

交換の場合は、傷んでしまった屋根の一部分を取り外し、シリコンで新しい屋根を接着すれば完成です。

これら修理や交換は、ストレート屋根ではよく見られますが、日本瓦などの瓦屋根だと、今ではほとんど修理ではなく交換が行われています。その場合は、同じく傷んだ部分を撤去し、新しい屋根を設置するだけの場合もありますし、その際傷んでいる下地部分を補修する場合もあります。

棟瓦の積み直し工事

続いて棟瓦の積み直し工事についてご紹介していきます。棟瓦とは、屋根のつなぎ目となる部分で、多くは円柱形に膨れているところのことを言います。

棟瓦がゆがんでしまうと、そこから屋根材が破損し、最期は崩れ落ちてしまう場合があります。したがって、目に見える範囲でゆがんできていることがわかったら、迷わずメンテナンスを依頼しましょう。

棟瓦の積み直し工事の場合、まずはずれてしまったりゆがんでしまっている部分を取り外す必要があります。そして、元々あった場所に新しく棟瓦を設置すれば、もう工事は完了です。

漆喰修理工事

最後に、漆喰の修理工事についてご紹介していきます。漆喰が破損している場合、雨漏りなどのトラブルを引き起こす原因となりますので、十分に注意が必要です。

漆喰の修理としては、まずは古く破損している漆喰を除去します。その後漆喰を塗る際に下地となる葺き土と呼ばれる土を整えて、漆喰を実際に塗り込みます。そうして、最後仕上げを施したら漆喰修理工事の完了です。

実はこの屋根の漆喰工事は、費用が高めとなります。理由の一つとしては、屋根の構造を把握し、経験もある職人しかできない工事であるからです。したがって、人件費や足場代など、いろいろな費用がかさむことがあります。

まとめ

いかがでしたか?屋根の修理工事について述べてきましたが、屋根の修理は一概に言ってもいろいろな種類があります。しかし、全体的に足場代などがかさみますので、費用は高めになってしまいます。それでも、素人がうかつに手を出すよりは、専門家や業者の方々に実際に見てもらって工事してもらうことで耐用年数も格段に上がりますので、まずはぜひ相談してみてください。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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