ガルバリウム鋼板の屋根が人気な理由とは｜軽くて丈夫な屋根の価格相場
ガルバリウム鋼板は、リフォームや新築時の屋根材として人気ですが、その人気の理由はどこにあるのでしょうか？今回はガルバリウム鋼板の人気の理由を解説するとともに、屋根材には必ず必要になるメンテナンスの内容などもお伝えします。後ほど詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。
POINT この記事のポイント
・ガルバリウム鋼板とは、アルミニウム・亜鉛・シリコンでできた金属の板のこと
・ガルバリウム鋼板が人気な理由には、「デザイン性の高さ」「耐久性の良さ」「低価格」などが挙げられる
・一般的にガルバリウム鋼板の価格相場は1㎡あたり6,000円～9,000円/㎡ほど
目次 [ 非表示 ]
ガルバリウム鋼板とは？
アルミニウム・亜鉛・シリコンでできた金属の板のことをガルバリウム鋼板と言いますが、近年では屋根材として採用されることが増えてきました。ガルバリウム鋼板のメリット・デメリットについては下記リンク先をご参照ください。
関連記事：ガルバリウムのメリット・デメリットとメンテナンス方法や気になる再塗装の価格相場
ガルバリウム鋼板が人気の理由
ガルバリウム鋼板がなぜ人気なのかを考えた時に、施主の目線で見るとそのスタイリッシュなデザイン性が一番の理由ではないでしょうか。
1. デザイン性の高さ
出典：T・ルーフシリーズ｜LIXIL
住宅を新築したりリフォームを検討する際、施主はまず理想の住宅を思い描き、それに近いデザインや材質を第一選択肢として挙げる方が多いです。もちろん、デザイン性だけで決めてしまうわけではありません。次に耐久性や価格などを検討して具体的に取り入れるかどうかを決めていきます。ガルバリウム鋼板は様々な屋根の勾配にも対応でき、住宅デザインのバリエーションを増やすことができるので、建築士さんも好んで採用することが多いです。
2. 耐久性
デザイン性の次に気になるのはガルバリウム鋼板の耐久性です。年中過酷な天候にさらされる屋根には耐久性の高い材質を選ぶ方が安心です。ガルバリウム鋼板の耐用年数は25年～30年といわれ、他の屋根材と比較しても長いのが特徴です。耐用年数が長いと屋根の葺き直しの回数が少なく済むので経済的です。
日本は地震が多い国ですので地震への耐久性も気になりますが、ガルバリウム鋼板は軽量なため地震にも強い特徴があります。軽量な点は地震に強いだけでなく、リフォームの際に現状の屋根材の上から葺くことのできる「カバー工法」という方法が採用できます。既存の屋根材を撤去したり解体する必要がないため、屋根のリフォーム費用が抑えられます。
3. 価格
ガルバリウム鋼板のデザインも気に入り、耐久性があることも分かったら、次に気になるのは価格です。新築やリフォームには予算がありますので、予算を超える材質では別の物に変更せざるを得ませんね。一般的にガルバリウム鋼板の価格相場は1㎡あたり6,000円～9,000円/㎡です。初期費用にばかり目が行きがちですが、メンテナンス費用も考えておかなければいけません。
4. メンテナンス性と費用
ガルバリウム鋼板はメンテナンスが不要という謳い文句でおすすめしてくる業者さんもいますが、メンテナンス不要な屋根材は存在しません。ガルバリウム鋼板はメンテナンス不要ではなく、正しくは、「耐久性が高いのでメンテナンスの手間がかかりにくい」屋根材です。
業者に複数見積もりをする際には必ず、メンテナンスのタイミングとメンテナンス費用の目安や内容を確認しておきましょう。ガルバリウム鋼板は他の屋根材と比較すると初期費用が高いのですが、何度も葺き直しをしなければいけない他の屋根材の手間と費用を考えるとランニングコストは安いと言えます。
特に屋根材は自然環境に大きく左右されますので、例えば台風時に石が飛んできて傷がつくとサビが発生し、そこから腐食が始まります。定期的に屋根の状態を確認し、メンテナンスが必要なところは早めに補修をすることで長持ちしますし、大きなリフォーム費用がかからず済みます。
ガルバリウム鋼板のメンテナンスの目安としては、10年に一度屋根の状態を点検し、水洗いや錆び落とし・再塗装をしておくほうが良いでしょう。再塗装費用の目安は塗料の種類によって異なりますが、おおよそ1,500円～3,500円／㎡です。
ガルバリウム鋼板が人気の理由まとめ
ガルバリウム鋼板が人気の理由をご紹介しましたが、人気だからと言って安易に決めてしまうのは危険です。施工依頼する業者には、見積もりの段階で、屋根材のメリット・デメリットやメンテナンスについてもきちんと分かるまで説明をしてもらいましょう。また、複数の業者に見積もり依頼をして比較検討することも大切です。
屋根リフォーム費用を一括見積り！
屋根リフォーム費用の見積もりを依頼する際は一括見積りが便利です。依頼内容を入力すると業者から連絡が来て、訪問見積りや電話見積もりをしてもらえます。屋根材について、専門知識を持っている人は少ないと思います。分からない点はどんどん業者に質問し、納得できる状態で施工を依頼しましょう。きちんと説明がない業者は避けた方が安心です。
家仲間コムの見積もりサイトには約1000社の登録業者さんがいて、いろんな依頼に対応できるのが魅力です。また、匿名・無料で見積もり依頼ができるのでしつこい勧誘などもありません。
屋根リフォームの費用見積もりを無料でしてみる
完全無料で利用できるので、お気軽にご利用ください。
利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。
大永 和弘 （おおなが かずひろ）
大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。
関連するテーマの見積もり依頼
| 屋根の葺き替え（1階42㎡2階42㎡ 合計84㎡） | ¥940,000 ～ ¥1,000,000 |
|---|---|
| 農機具倉庫の屋根を葺き替えたい | ¥294,000 ～ ¥890,000 |
| 屋根葺き替え（123平方メートル） | ¥1,900,000 ～ ¥4,000,000 |
| 屋根の補修もしくは葺き替え | ¥500,000 ～ ¥1,500,000 |
| 屋根瓦の補修（台風の影響で瓦が三枚落ちた） | ¥1,100,000 ～ ¥1,300,000 |
※価格はこの依頼での一般的な価格相場です。
